目次

  1. 亜鉛を摂取しても髪は早く伸びません。ただし…
  2. 亜鉛はあくまで、髪に《必要不可欠》な栄養素!
  3. 《亜鉛》の摂り方、徹底指南!
  4. 亜鉛を適切に摂取して、髪を育みましょう!

たまに聞く"薄毛あるある"の中に、「亜鉛を摂取すると髪が早く伸びる」があります。

この噂が本当なら大変うれしいところですが、残念ながら…

亜鉛を摂取しても、髪は早く伸びません」。

ただし、亜鉛を摂取することは「髪にとって非常に重要である」。これも紛れもない事実です。

一体、亜鉛とはどんな栄養素なのか? 亜鉛と髪との関わりを、しっかり理解しておきましょう。

実は亜鉛は、髪にとって非常に大切な栄養素。

「タンパク質」「ビタミン」とともに、髪の三大栄養素に数えられます。

  • タンパク質(髪の主成分)
  • 亜鉛(髪の主成分を合成する)
  • ビタミン(タンパク質を分解・亜鉛の吸収を助ける)

髪はタンパク質のかたまり(注1)。その「タンパク質のかたまり」を合成する役割を担うのが、ほかならぬ亜鉛なのです。

どんなに育毛剤で頭皮環境を改善したとしても、肝心の《髪の材料》がなければ、髪は生えてはこない道理です。

亜鉛が髪にとって非常に大切な栄養素だというわけ、お分かりいただけたでしょうか。

注1:正確にいうと、髪の主成分は「ケラチン」という、タンパク質の一種です。

ところで、亜鉛はいわゆる必須ミネラルのひとつ。体内で生成できず、外部から摂取することが必要となります。

では、亜鉛は「どこから、どのくらい」摂り入れるべきなのか? それを次章で見ていきましょう。

亜鉛を豊富に含む食品は、次のようなもの。

  • 牡蠣(むき身50gに6.6mg)
  • 牛もも肉(80gに3.6mg)
  • 豚レバー(50gに3.5mg)
  • タラバガニ(180gに3.0mg)

ほかに、玄米、豆類、野菜にも、亜鉛が多く含まれています。

そして、亜鉛をどのくらい摂るのが望ましいかについては、厚生労働省の定めた基準があります。

「日本人の食事摂取基準」(2015年)という資料によると、亜鉛の「必要摂取量」と「推奨摂取量」は次のとおり。

  • 男性(18~29歳)
    必要量:8mg/日
    推奨量:10mg/日
  • 女性(18~69歳)
    必要量:6mg/日
    推奨量:8mg/日

この必要量が満たせない人には、サプリメントという手があります。 コンビニやドラッグストアでも、亜鉛サプリをよく見かけます。

ただし、サプリを使う場合は、亜鉛の摂り過ぎにご注意を!

亜鉛の上限摂取量は35~45mg/日とされています。

亜鉛の吸収を助ける栄養素も大事!

なお、亜鉛の吸収を助ける栄養素として、「クエン酸」「ビタミンC」が挙げられます。

クエン酸・ビタミンCを豊富に含む食品は、たとえば次のようなもの。

  • レモン
  • グレープフルーツ

亜鉛の豊富な牡蠣をレモンで頂く…なんていうのは、いかがでしょう?

それでは、今回のまとめです。

亜鉛を食べても「髪が早く伸びる」ことはありません

ただし、亜鉛は「髪にとって必要不可欠な栄養素」。

その理由は、「亜鉛が髪の毛の主成分であるタンパク質の合成に関わるから」でした。

バランスの良い食事を心がけ、亜鉛をしっかり摂取しましょう!

大切な髪の毛を守るために、今日から意識してみてくださいね。

参考文献
[1] 中村丁次監修 , 栄養の基本がわかる図解事典 , 成美堂出版,2015年
参考文献
[2] 厚生労働省 , 日本人の食事摂取基準(2015 年版) , http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf