目次

  1. また眉毛を抜いてしまった…
  2. その癖、もしかしたら抜毛症かも
  3. 眉毛を抜いてしまう"抜毛症"の原因とは?
  4. 眉毛を抜かない対策は?できることから始めましょう
  5. 病院で行われる抜毛症の治療とは?
  6. かつて眉毛の抜毛症だったヘアラボスタッフにインタビュー
  7. まずは意識することが大事!なるべく抜かないように対策を

「眉毛を抜くのが気持ちよくて止められない」

「駄目と分かっていてもついつい眉毛を抜いちゃう」

みなさんはこういった心当たりがありませんか?

もしかしたら、その眉毛を抜くという行為は『抜毛症』という病気かもしれません。

なぜ抜毛症になってしまったのか?どうしたら眉毛を抜くのを止められるのか?

今回は、眉毛を抜いてしまう抜毛症の原因と対策について解説していきます。

『抜毛症』という病気について、全く知らない、もしくは聞いたことはあっても詳しくは知らないという方がほとんどかと思います。

まずは、この抜毛症とはいったいどういった症状なのか確認していきましょう。

抜毛症とは?

『抜毛症』とは、『トリコチロマニア』『抜毛癖』とも呼ばれる、自分で自分の毛を抜いてしまう病気のこと。

髪の毛、眉毛、まつげ、髭、腕…と抜く部位は人によってさまざまです。

発症年齢は児童期後期か思春期初期。性別で見ると女性が多いとの報告があります。

成長とともに治る人がいれば、いつまでも治らない深刻な人まで。

このことから、放っておけばいつかは治るただの「癖」と一緒にできないのが抜毛症です。

抜毛症の特徴は?

具体的にどういった行為を抜毛症と指すのでしょうか?

ご自身の行為が抜毛症なのかどうか分からない方は、以下の抜毛症の特徴を確認してみてください。

  • 無意識に眉毛を抜いている

  • 意識していても抜いてしまう

  • 眉毛を抜くと安心感・達成感を覚える

  • 眉毛の一部分だけ毛がない

一般的に、このような特徴が当てはまる方は抜毛症と診断されるそうです。


では、なぜこういった症状が起こってしまうのでしょうか。

次から眉毛を抜いてしまう原因について解説します。

なぜ抜毛症になってしまうのでしょう。

実は抜毛症の原因は明確には判明していないので、ここでは一般的に唱えられている説をご紹介していきます。

ですので、ここに書かれている原因がすべてでないことをご理解くださいね。

ストレス・不安の解消

よく言われるのが、「毛を抜く行為が、気持ちをなだめる行為になっている」説です。

眉毛を抜くと安心感・達成感を覚えるため、ストレスや不安を感じる度に行為を繰り返してしまうということ。

特に眉毛は簡単にプチっと抜けるので、気持ちいいと感じる方が多いみたいです。

退屈しのぎ

特別な理由なく、「ただ退屈で無意識に」と毛を抜いてしまうという方もいらっしゃいます。

勉強や読書をしている時など、いつの間にか眉毛を抜きすぎていた…という方は原因がこれかもしれませんね。

セロトニン不足

最近では、脳や神経細胞が大きく関わっているとの推測も挙げられています。

脳に存在するセロトニンという神経伝達物質が不足し、精神が不安定になり、毛を抜いてしまうとのこと。

以下の論文にあるようにまだ研究段階であり、これからの究明が期待されます。

現在同じくセロトニン神経系の異常が想定されている抜毛症と神経性大食症を対象に研究を進めているところである。

出典: 日本生物学的精神医学会誌 25 巻 3 号

遺伝

毛を抜く癖は遺伝するという説もあります。

親から子へ、ついつい毛を抜いてしまう衝動が伝わってしまうというのです。

原因は一つではない?

このようにさまざまな説が考えられており、原因が一つの方もいれば、複数の原因が重なって発症する方もいらっしゃいます

また、ここで挙げられたものにまったく当てはまらないのに、抜毛症を発症して悩んでいる方も存在することは確か。

結局のところ、「抜毛症の原因はこれ」とは断定することは非常に難しいのです。

さまざまな原因が考えられるだけに、治すのも一筋縄でいかないのが抜毛症。

いつまで経っても抜毛症に悩まされている方はたくさんいらっしゃいます。

以下に眉毛を抜く行為を止める方法の例を挙げていきますので、参考になりましたら幸いです。

意識する

無意識、または"ほぼ"無意識で行っていた眉毛の抜毛を「してはいけない事」と意識するようになるだけで、改善する場合があります。

眉毛を抜きたいという衝動を抑えられない場合は、他の行為に変換するのもおすすめです。

例えば、代わりにボールを握る、鼻を握る、ペンを握る、など。

なかなか難しくもありますが、治すための最初の一歩としてこの意識がとても大事と考えられます。

指を封じる

意識することがなかなかできない、という方にはこういった方法もあります。

テープや糸などで、親指と人差し指を強制的に封じてしまえば、ついつい抜いてしまうことも起こりません。

寝ている時に抜いてしまう…と意識のしようがない人もこの方法なら良さそうですよね。

抜けない長さにカットする

眉は手が届きやすい位置なため、引き抜きやすいんですよね。

だったら引き抜けないようにすればいい、ということで眉毛を摘めないくらいまでカットしてしまうのもおすすめです。

もしくは、すべての眉毛を剃り、アイブロウだけにするのもひとつの手となるでしょう。

眉毛が通常の長さになる頃には、抜く癖が無くなってるかもしれません。

周りにサポートしてもらう

眉毛を抜く癖、抜毛症はなかなか一人で乗り越えるのが難しい病気です。

ご家族と一緒に住んでいらっしゃる方は、自分が抜毛症であると正直に相談することをおすすめします。

難しい、勇気がいることかと思いますが、抜毛症を理解してもらい、協力してもらうよう仰ぎましょう。

「もし無意識に眉毛を抜いていたら注意してね」と伝えるのです。

もしどうしても身近に相談できる相手がいない、家族にどうしても言いづらい、そういった方々は、専門機関のカウンセリングを受けるのもひとつの手ですよ。

病院で診断を受ける

たしかに抜毛症は病院に行けば必ず解決するわけではありません。

ただ、眉毛を抜くのをやめたいのならば、一度は病院へ行かれることをおすすめします

お医者さんとのカウンセリングは不安の解消になりますし、必要な場合は具体的な治療を受けることも可能です。

抜毛症を診断してもらえるのは、病院の中でも「精神科・心療内科」となります。

では、実際にどのような治療が行われるのか?これから解説していきます。

さまざまな治療方法が患者さんに合わせて行われるようですが、今回はその中でも代表的な2つの治療方法をご紹介していきます。

どちらの治療方法でも、すぐに症状が改善することはなく、一定の治療期間を要することを念頭においてくださいね

認知行動療法

認知行動療法とは、ある物事に対しての「認知」を修正することで、行動を変える治療方法のこと。

まず、自分が髪を抜いている事実に対して"意識"し、次に「いつ抜毛を行うか」「抜毛をする前と後でどういった感情が沸いているのか」を見極めていきます。

こうすることで、抜毛の衝動を冷静に分析でき、それに合わせた対策を行っていけるというものです。

心理的な事が原因で抜毛症になられた方は、この認知行動療法が有効的であるそう。

薬物療法

「抜毛症を治す薬」は存在しませんが、抜毛症の原因が精神病などの場合、その治療に使われる薬物を用いる事があります。

つまり、抜毛症の原因が他の病気であった場合、その病気に効く薬物を服用し抜毛症も治すという治療方法。

ただし、副作用の懸念から、子どもへの服用はかなり慎重になる必要性がある医療行為でもあります。

また、原因と考えられる病気を治したところで、抜毛症は治らないということも。

もし実際にこの薬物療法を行う場合は、医師との相談を入念に行ってから判断をしましょう。

眉毛を自分で抜いてしまう癖があったヘアラボスタッフの男性に、さまざまな質問をしました。

どうやって治ったのか?今はどうなのか?

ひとつの参考になるかと思いますので最後までご覧ください。

ヘアラボ編集部(女性スタッフ)

自分が眉毛を抜く抜毛症と気づいたのはいつですか?

ハゲラボ運営スタッフ(20歳)

最近ヘアラボで"抜毛症"を知るようになり、「そういえば幼少期に眉毛を抜きまくっていたな...」と思い出しました。眉毛を一気に複数本抜くのが快感でなかなか止められなかったことを覚えています。

ヘアラボ編集部(女性スタッフ)

なるほど。眉毛を抜くようになった原因は思い当たりますか?

ハゲラボ運営スタッフ(20歳)

完全な無意識ですね。ただ、幼少期はストレスを感じやすい性格で、そのせいもあったかも。

ヘアラボ編集部(女性スタッフ)

どうやって治ったのですか?

ハゲラボ運営スタッフ(20歳)

確かお姉ちゃんから指摘されて、あまり抜くのをやめよう...と意識するようにしました。そこからは減っていったと思います。 ちなみに今は眉毛は完全に復活してますね。

ヘアラボ編集部(女性スタッフ)

それは大変良かったですね。ところで、抜毛症を経験したからこそ、原因について何か持論があるのだとか…。

ハゲラボ運営スタッフ(20歳)

おそらく、多動症の人は、軽い抜毛症になりやすいのではと思います。僕自身、ずっと動いていないと落ち着かなくて、手も寂しくなりやすいので。だから、普段から落ち着き、自分の体の挙動に意識的になったことで、改善が進んだのだと、勝手ながら考えています。

ヘアラボ編集部(女性スタッフ)

どちらも子供がなりやすいとされているので、2つの間に何か関係があるかもしれませんね…。

まだ研究段階の病気ですし、明確な答えが見つかったらよいですね。

最後に、同じように抜毛症で悩む方々にメッセージなどありますか?

ハゲラボ運営スタッフ(20歳)

僕のようにまだ軽症の場合は、あまり気にせず、まずしっかりと意識することから始めてみれば良いと思います。

重症の方は、この記事にもあるように、すぐに病院にいった方がいいと思いますね。

今回は、眉毛を抜いてしまう抜毛症の原因・対策について解説をしていきました。

毛を抜くのがやめられなくなる抜毛症。

駄目だとわかっていても、衝動に耐えられず抜いてしまうと長年悩んでいる方もいらっしゃいます。

まずは意識すること、そして周りのサポートを受けることもとても大事。

この記事で紹介した対策が、眉毛を抜く辛さを解消するのに少しでも役立てたのなら幸いです。

抜毛症の関連記事