目次

  1. トリートメントが髪にもたらす“効果”とは…?
  2. トリートメントに期待できる効果
  3. 《Q&A》トリートメントの「気になる」を徹底解明!
  4. トリートメントの効果で“傷みにくい環境づくり”を!
トリートメントの効果について、あなたは知ってる…?
トリートメントの効果について、あなたは知ってる…?

パサつき、ゴワつき、絡まりに、枝毛に切れ毛

気になる“髪の傷み”を「なんとかしたい!」と、トリートメントのケア効果に期待している方は多くいらっしゃいます。

しかし、実際トリートメントを活用していても、「トリートメントがどんな効果をもって髪を補修できるのか」をご存知の方は、ほとんどいないのでは…?

毎日大切な髪の毛に使うものだから、自身に合った商品を選んだり、適切なケアを施したりするためにも、しっかりと効果について理解しておくべきでしょう

この記事では、そんなトリートメントが髪にもたらす効果をくわしく解説していきます。

知っているようで意外と知らなかった“トリートメントについての疑問にお答えする、「Q&A」コーナーもございますので、ぜひ今後のヘアケアの参考にしてみてください。

トリートメントには「3つの効果」がありました。
トリートメントには「3つの効果」がありました。

トリートメントに期待できる効果は、大きく分けて3つございます。

  • 水分を与える効果

  • 水分を保つ効果

  • 髪を保護する効果

それぞれ、「どのような効果なのか」くわしく説明していきますね。

①水分を与える効果

毛髪はダメージを受けることで、一番外側にある「キューティクル」が徐々に剥がれ落ちていきます。

髪の毛の水分を保つ“フタ”のような役割を担っていたキューティクルが剥がれることで、どんどん毛髪内部にあった水分タンパク質が流れ出ていき、髪は乾燥し、いわゆる「傷んでいる」状態になるのです

トリートメントには、そんな失われた水分やタンパク質を補う成分(注1)が含まれているため、毛髪内部の状態を整えて、乾燥を防ぐことができるのです。

注1:加水分解コラーゲン(PPT)

②水分を保つ効果

①の効果で水分を補填することができても、その後に何もせずにいればすぐに水分が流れでてしまいます

それを防ぐために、トリートメントには水分の蒸発を調整してうるおいを保つ成分(注2)が含まれているのです。

毛髪に水分を留められる効果によって、髪の毛には以下のような作用が期待できます。

  • 静電気を抑える
  • ツヤ・なめらかさを与える
  • 柔らかな風合い・弾力を維持する

注2:保湿剤(グリセリン、グリコール、キトサン、コラーゲン、ヒアルロン酸)、油性成分(植物油脂、脂肪酸、ラノリン、スクワラン、エステル油、ワックス、シリコン油、高級アルコール)など。

③髪を保護する効果

トリートメントには、毛髪の外側をコーティングする成分(注3)が含まれています。

①②の効果毛髪内に留めた水分の流出を防ぐだけでなく、キューティクルを保護し、ダメージから守ってくれる効果があるのです。

このような効果によって、以下のような作用が期待できます。

  • 指通りを良くする
  • ハリ・ツヤ・コシを与える

注3:カチオン界面活性剤、カチオンポリマー(カチオン化セルロース、カチオン化PPT、カチオン化合成ポリマー、カチオン化シリコン、カチオン化多糖類)

ここまでに紹介した「3つの効果」により、トリートメントは傷んだ髪の状態を整えて補修することができるのです。(注4)

ただし、枝毛や切れ毛のような傷みが末期の状態は、トリートメントの効果を以ってしても補修できません

枝毛や切れ毛をなくす方法は「カット」のみなので、美容室できちんと処理してもらいましょう

注4:トリートメントが行えるのは、あくまで「補修ケア」です。 トリートメントに限らず、どんな技術を用いても一度傷んだ髪が元どおりに修復されることはないので、「トリートメントで髪が復活する!」というような誤った認識はしないようお気をつけください

次項からは、渦中のトリートメント効果に関する疑問を徹底的に解明していきたいと思います。

Q&A方式でさまざまな「気になる!」を解消していくので、ぜひヘアケアの参考にしてみてください。

知れば知るほどおもしろい…?
知れば知るほどおもしろい…?

基本的な情報から意外な真実まで、徹底解明していきます!

Q-インバス(洗い流す)トリートメントとアウトバス(洗い流さない)トリートメントの効果の違いは?

《インバス(洗い流す)トリートメント》

入浴中のヘアケアに用いるトリートメントです。

お湯ですすぎ落とす工程が必要なため、「洗い流すトリートメント」とも呼ばれています。

上記で紹介した“3つの効果”のうち、主に①と②の効果に特化している傾向があります。

《アウトバス(洗い流さない)トリートメント》

入浴後、タオルドライを施した後のヘアケアに用いるトリートメントです。

お湯ですすぎ落とす工程が必要ないので、「洗い流さないトリートメント」とも呼ばれています。

保湿に特化しているもの、髪の保護に特化しているものなど、さまざまな種類があります。

トリートメントの種類についてもっと詳しくみたい方は、以下の関連記事を参考にしてみてください。

Q-リンス、コンディショナー、ヘアマスク、ヘアパックと効果は違う?

トリートメントは、先にもお伝えした通り、毛髪の中まで作用して水分の補給・保持、髪の毛の保護を行うヘアケアアイテムです。

リンスコンディショナーは、ほぼ同じ効果を持っています

キューティクルのまわりを油分でコーティングし、シャンプーした後のきしみや絡まりを和らげる働きのあるヘアケアアイテムです。

トリートメントとの大きな違いは、髪の内部に作用しないためうるおいを与えられない点です。

ヘアマスクヘアパックは、商品イメージにより名称が違うだけで、効果に違いはありません。

トリートメントよりも、栄養補給やダメージ補修効果に優れています

ただし、一度に補充できる栄養が多いので、隔日・隔週のペースで使用するものがほとんどです。

Q-美容室のトリートメントと自宅のトリートメントとでは効果が違う?

市販のトリートメントとサロントリートメントの違いは、

「髪の表面に効くか、内部に効くか」
「髪の内部に浸透しやすいかどうか」

ネットではこのような意見を多く目にするのですが、そんなサロン御用達のトリートメントも現代ではネットで簡単に手に入ります

つまり、今となっては“モノが違う”とも言きれません

したがって、明確な違い一般人よりも髪・ケア方法の知識を持っている方に、自分ではできないような細やかな施術してもらえる、という点ではないでしょうか。

正直、

  • どのようなトリートメントやケア方法を取り入れるのかという“サロンの方針”
  • 施術する美容師さんの“知識や腕”

これらの違いによって、同じ「サロントリートメント」にも大きな効果の差が生まれると思います。

なので、あくまで「傾向として」言えることと認識しておいてください。

Q-テクスチャ(手ざわりや質感)による効果の違いはある?

トリートメント効果の差は、配合されている成分配合量によるところなので、「テクスチャ(手触りや質感)の違いだけで効果に差がある」とは言い切れません

しかし、傾向としては以下のような効果の違いがあります。

  • サラッとした軽めのテクスチャ
    →優れた浸透力のトリートメントが多いため保水効果に長けており、比較的サラッとした仕上がりになる。

  • もったりした重めのテクスチャ
    →優れた水分保持力のものが多いため保湿効果に長けており、比較的しっとりした仕上がりになる。

Q-シャンプーとの組み合わせで効果は落ちる?

トリートメントは、シャンプーとの組み合わせトリートメント効果が落ちることもあります。

トリートメントとの相性があまり良くないシャンプーは、「シリコン」などのコーティング成分を含むものです。

トリートメントの補修成分は、毛髪の内部まで浸透してこそ効果を発揮するものなので、シャンプーの段階で髪の表面に皮膜をはってしまうと、うまく保水・保湿ができなくなってしまいます

したがって、トリートメントの効果を十分に実感できなくなるのでご注意ください。

Q-雨の日はトリートメントの効果が落ちる?

湿度が高くなって毛髪内に水分が入りこむと、髪が柔らかくなり髪本来のクセが見た目に現れてしまいます。

したがって、いつもと同じインバス・アウトバストリートメントを使用していたとしても、カラッと晴れた日に比べればトリートメントの効果が弱まってしまうことはあるでしょう。

ただし、トリートメントの性能上雨の日に効果が弱まるわけではなく、湿気により傷んだ髪の状態が悪化することでトリートメントの効果が弱まるので、「効果が落ちている」わけではありません

Q-トリートメントを付けた後、しばらく放置した方が良い?

トリートメントには毛髪の内部を補修する成分が入っているので、浸透させるために少し時間を置くと良いでしょう。

ですが、浸透できる範囲にも限度があるため、数分おくのも、20〜30分おくのも、そこまで効果は変わらないと言われています。

Q-シャンプーも同じメーカーのものを使った方が良い?

必ずしもシャンプーやトリートメントを同じラインで揃える必要はありません

というのも、同じブランドのラインはシャンプーもトリートメントも「モイスト(保湿重視)」であったり、「スムース(軽やかさ重視)」など、同じ質感を求めているものがほとんど。

しかし、シャンプーは頭皮に使用するものであり、トリートメントは髪に使用するものなので、そもそも同じ効能を求める必要がないのです。

もちろん、自分の頭皮や髪と相性の良いシャンプー・トリートメントがたまたま同じラインだったなら、特に問題はございません

頭皮と髪、それぞれ求めたい質感も持っているベストなものブランド関係なく探してください

いつまでも健やかな髪を保つために。
いつまでも健やかな髪を保つために。

ここまで、トリートメントの効果について詳しくお伝えしてきました。

おさらいになりますが、トリートメントには以下のような3つの効果があります。

  • 水分を与える効果

  • 水分を保つ効果

  • 髪を保護する効果

トリートメントは、これらのような効果によって傷んだ髪の毛の状態を整えて補修ケアしてくれるのです。

しかし、枝毛切れ毛のような傷みが末期状態の部分は、トリートメントではどうすることもできません

カットして対処するしかないので、“そうなる前”に、トリートメントケアを施してそもそも傷みにくい毛髪環境を整えてあげてください

「Q&A」の内容なども参考にして、毎日のヘアケアを徹底しましょう!