目次

  1. 植毛ってどんな薄毛対策?
  2. 30歳で植毛を経験した高橋こじろーさん
  3. どうして薄毛対策に植毛を選んだのか?
  4. 植毛の効果は?どれくらいで髪は生えてくる?
  5. 植毛にかかる費用は?コスパはいい?
  6. 植毛にデメリットはある?
  7. 【まとめ】植毛が向いている人、向いていない人

※はじめに

植毛には「自毛(じもう)植毛」と「人工毛植毛」の2種類があります。

しかし現在では「植毛」と言えば「自毛植毛」を指す場合が多く、人工毛植毛はごく限られたクリニックでしか実施されていません。

そうした事情を踏まえ、この記事では「植毛=自毛植毛」として述べていきます。

※イラストは3グラフト

最初に、植毛について簡単に説明します。

植毛とは、いわば髪の毛の引っ越しのこと。

薄毛になりにくい後頭部や側頭部から、髪の毛と、髪の毛を作る細胞を採取し、前頭部や頭頂部の薄毛部分に移植する外科手術です。

髪の毛を、1本ずつ、もしくは、何本かセットになった毛穴単位で移植。
移植するものを「1株」「1グラフト」という単位で呼びます。

移植後、無事に毛包が生着すれば(手術で移植されたものが、本来の機能を果たすこと)、不毛地帯からも再び毛が生えてくるようになります。
生えてくるのは、もちろん自分の毛

毛髪研究の権威である日本皮膚科学会によると、自毛植毛は、82.5%以上という高い生着率が得られるデータから、「行うよう勧める」という評価を受けています。

ただし、植毛には不安がいっぱい

魅力的な植毛ですが、そこには大きな不安が存在します。

主に不安は次の3つ。

  • どれくらいで髪が生えてくる?
  • 費用はどれくらいかかる?
  • 手術って痛みや失敗のデメリットはないの?

これらの真相を確かめるため、アイランドタワークリニックで植毛手術を体験した、高橋こじろー様(仮名)に疑問をぶつけてみました。

高橋様は1年前、30歳の若さで前髪部分を1200株、植毛されています。早速、お話を聞いてみましょう。

※高橋こじろー様の自己紹介VTRです(10秒)

――高橋さん、今日は貴重なお話を頂けるということで、よろしくお願いします。すごくイケメンですけど、もしかしてモデルさんですか?

高橋さん
高橋さん

素晴らしい(笑)。でも、モデルじゃないんです。

都内で飲食店を3店舗、経営しています。新宿、高田馬場、西日暮里です。

――その若さで3店舗も! 今日は答えにくい質問もあるかもしれませんが、「植毛のすべてを語ろう」というタイトルなので、お願いします。

高橋さん
高橋さん

いや、なんでも聞いてください。下半身のサイズ以外、全部答えますので(笑)。

――さすが、頼もしいですね(笑)。さっそく、本題に入りたいと思います。高橋さんは、いつ頃から薄毛が気になり始めたのでしょうか?

高橋さん
高橋さん

薄毛が気になり始めたのは、26歳からですね。生え際の両サイドが後退してきました。

家が薄毛の家系で、中学生くらいから、自分もハゲるのでは?という不安があったんです。

29歳のときに、鏡を見てヤバい!本当に薄くなってきた…これは赤信号だと思いました。

朝に髪の毛をセットしても、前髪が少ないからか、夕方くらいに汗や脂っぽさで落ち武者みたいになっていたんですよ。

植毛をされた30歳の高橋さん
植毛をされた30歳の高橋さん

確かにM字になってきています。

――なるほど。赤信号が点灯したことで、何か薄毛対策はされましたか?

高橋さん
高橋さん

すぐに始めたのが育毛剤。29歳で育毛剤デビューですね。

でも、買ったはいいものの、つけたり、つけなかったりの繰り返しでした。2か月に1回だけ使うとか(笑)。

効くわけないですよね。でも、僕は継続して何かをすることが苦手な上に、育毛剤をつけた後のマッサージが、とにかく面倒くさいんです。

薄毛のストレスを無くすための育毛剤なのに、「育毛剤を使わなきゃ」という気持ちが逆にストレスになっていました(笑)。

当然、薄毛は改善されるはずがなく、そのまま時間だけが過ぎるという…。

それで次に、一番効果のあるものを手っ取り早く選ぼうと、植毛手術を受けました。

――植毛は「薄毛対策の最後の砦」と言われますが、高橋さんは育毛剤の次が植毛なんですね。タイミングとしては早いほうかと思いますが、どうやって植毛の存在を知ったのですか?

高橋さん
高橋さん

27歳のときに、頭髪とは別の件で、皮膚科に行ったときに先生に言われたんです。

「頭頂部の薄毛だったら、発毛剤を飲むとか、塗り薬でもいいけど、前髪の部分の薄毛は植毛が一番いいよ。最も髪が生えにくい部分だから、薬じゃ効果は期待できない」って。

27歳のときに言われた言葉が頭に残っていて、植毛を選びましたね。

――植毛の一択で、他の薄毛対策は考えなかったですか?

高橋さん
高橋さん

植毛しかないと思っていました。

先ほど言ったように、僕は面倒くさがり屋なので、薬は選択肢になかったです。

飲まない日が絶対に出てくるので、育毛剤と同じく効果が出ないだろうなと。

それで、自分では何もしなくていい「植毛」しかないなと思いましたね。

――なるほど。対策の効果や費用だけでなく、きちんと自分の性格と向き合われているんですね。ちなみに植毛のクリニックとして、「アイランドタワークリニック」を選ばれた理由は?

アイランドタワーを選んだのは、サイトの症例写真を見て、若い人が少なかったからです。年配の方が多くて。

もし、僕が植毛に成功したら、植毛にチャレンジする若い人の背中を押せると思ったんです。

僕の周りでも、30歳くらいから髪を気にする人が多いですけど、結構、男って悩んでいても何もしないんですよね。

だから、僕が成功体験を作れば、友人にも「俺、植毛やって良かったよ」って言えるじゃないですか。

――自分のことだけじゃなく、他人のことまで考えてるなんて、すごいですね。では、高橋さんが植毛の成果を感じた、髪が伸びてきたなと実感されたのは、手術されてからどれくらいでしたか?

高橋さん
高橋さん

手術して2~3週間後には、産毛みたいな短い毛が生えたのは実感しました。

植毛のあと、髪が一時的に抜ける症状が出る人もいるって聞きますけど、僕の場合はなかったと思います。

――では、髪が伸びてくるまでのストレスはなかったと?

高橋さん
高橋さん

僕の場合は、なかったですね。

というのも、髪が伸びてくるまで、その状態にあったヘアスタイルに合わせていたんです

手術した後は、美容師さんと相談して、ツーブロックにしました。

まずは、手術で刈って短くなった髪に合わせたツーブロックにして、徐々に髪が伸びてきたたら、そのときに合ったヘアスタイルにアレンジしました。

そうやって工夫していたので、僕の場合は、髪が生えるのを待ったという感覚はないです。

――素晴らしい工夫ですね。現在、1年たって理想通りの髪型になりましたか?

高橋さん
高橋さん

なりましたね。

植毛して生えてきた毛と、前からあった髪の毛と違いが分からないでしょ?

元気な毛が生えてきて良かったです。

植毛では、直毛以外の毛が生えてくることもあるそうで、「陰毛みたいなチリチリの毛が生えてきたらイヤだな~」って思ってたんですけど、ちゃんと直毛が生えてきました(笑)。

――高橋さんは、前髪の部分に1200株(グラフト)の植毛をされたとうかがいました。植毛費用は約180万円(税込)ということでしたが、相当の覚悟が必要だったのではないでしょうか?

高橋さん
高橋さん

3桁の費用(100万円以上)を使って、万が一、髪が減ったらイヤだなという不安は少しありました。

でも、僕は以前、目のレーシック手術と髭(ひげ)のレーザー脱毛を受けているんですけど、その成功体験が植毛に踏み切ることに活きましたね。

両方とも費用は高いですけど、メガネもコンタクトも必要がなく、髭をそる必要もない生活なので、今、すごく楽なんですよ。

費用は高いけど、1回きりで成功しちゃえば後は何もしなくていいという喜びを知ったので、植毛に踏み切ることに抵抗はなかったです。

――とはいえ、180万円は、かなり高額ですよね。植毛に一歩踏み出す勇気はスゴイことだと思います。

高橋さん
高橋さん

費用が高くても、自分が望む結果が欲しいなら、絶対にやったほうが良いと思います。

僕自身、高校生や二十歳くらいのときは、金額のハードルで悩むことが多かったんです。
「服ほしいな。でも高いな。どうしようかな?」って。それで結局、他の人に買われてしまって手に入らなかったという経験を多くしたんですよ。

その後悔があるので、今は、悩むより"動くこと"を意識しています。

頑張ってお金を貯めて5年後にやるよりも、先に見た目を改善して、悩みをなくしてから、頑張ってお金を返すほうが良いと思います。

若さって価値があるので、早く薄毛の悩みを改善したほうが、人生を長く楽しめます。

悩んでいる時間は無駄になってしまいますからね。僕は薄毛に悩んでいる友人にそう言っています。

――ここで植毛のデメリットをうかがいたいのですが、植毛を体験された高橋さんから見て、デメリットは何だと思われますか?

高橋さん
高橋さん

うーん、なんだろ?

後頭部を刈った部分を隠すヘアシートは感触が気持ち悪くて、うっとおしかったですね。

ヘアシートがない状態だと、風が吹いたら刈った部分が見えちゃうんですけど、我慢できなくて3日で取ってもらいました。

髪を刈り上げた部分を隠す「ヘアシート」
髪を刈り上げた部分を隠す「ヘアシート」

――手術中の痛みはどうでしたか?

高橋さん
高橋さん

手術中、痛いっていう感覚はなかったです。

麻酔をしてテレビを見ていましたけど、酔っぱらっている感じで、テレビの内容も入ってこないくらいボーっとしていましたね。

麻酔もすごく痛いのかなと思っていたら、歯医者さんで打つ麻酔のほうが全然痛かったくらいです。

――手術後の痛みはどうでしたか?

高橋さん
高橋さん

少しは痛んだと思いますけど、僕は処方してもらった痛み止めの薬を飲まなかったと思います。

正直、痛みに関しては、あまり記憶にないですね。痛みで困ったら、もっと鮮明に覚えていますけど、それくらい取るに足らないことだったということです。

痛みよりも覚えているのは、初日は傷口に包帯をしっかり巻くんですけど、かなりキツく巻くので、重かったということですね。

ギブスというか、ヘルメットをしながら寝ている感覚でした。

――手術後、仕事に復帰されるまでは時間がかかったのでは?

高橋さん
高橋さん

翌日です。包帯をとって、その日の夜には経営している飲食店に行きました。

お客さんに「俺、植毛してきた」って、手術の痕を見せてましたね(笑)。

血で赤くてちょっとグロかったんで、「やばいね~」って言われたと思います。

――翌日とは早いですね。手術の傷はどれくらいで元に戻ったんですか?

髪をかき上げて、移植した頭皮を見せてくださる高橋さん
髪をかき上げて、移植した頭皮を見せてくださる高橋さん

植毛した部分が全然分からないほど痕がない

高橋さん
高橋さん

1週間くらいで、かさぶたが取れました。その間はシャンプーをしないで湯シャンですね。あとは軽く泡をつけるくらい。

植毛をやって一番びっくりしたのが、手術中とかじゃなく頭を洗うときです。

かさぶたが取れるんですけど、皮膚に毛がついているんです(※)。

それを見たときは、めちゃくちゃ焦りました。「高い費用払って、失敗したかも!」って。

風呂から上がって、すぐに写メ撮りましたもん(笑)。

でも、かさぶたが取れるのは、回復に向かっている証拠なので、むしろ良いことなんですけどね。

今は植毛した部分の痕すら分からないほどです。

※かさぶたと一緒に毛が抜ける落ちるのは、新しく毛が生えるために一時的に脱落する現象です。

髪の毛を作る細胞は頭皮に残っているので、そこから新しい毛が生えてきますので、ご安心ください。

――最後の質問です。高橋さんから見て、植毛が向いているのはどんな人でしょうか?

高橋さん
高橋さん

僕の経験で言うと、薄毛で悩んでいる人は全員オススメですよ。

自分の髪の毛が生えているし、あとは何もしなくていいですからね。

費用が高いというハードルはありますけど、先ほど言ったように、お金を借りてでも植毛する価値はあると思います。

――逆に、植毛が向いていない人は?

高橋さん
高橋さん

リスクばかり取っている人だと思います。

痛いとか、失敗が怖いとか、費用が高いとか、リスクばかり取る人にとって、植毛はハードルが高いと思いますよ。

でも、僕はリスク管理をしたうえで、自分でリスクを低くすることが大事だと思います。

行動・行動って言っていますけど、僕はリスクを減らすために、かなり植毛について調べたんです。

色んなクリニックを調べて、全部のクリニックに直接、話を聞きに行きましたからね。それで「やろう」と決めたんです。

選ぶのは自分自身。他人のせいにすることはないんです。全部、やり尽くして失敗しても「運が悪かった」と諦めがつきますから。

やっぱり、悩むより"動くこと"が一番だと思います。

高橋さんの植毛まとめ

  • 前頭部の生え際を1200グラフト植毛
  • 2~3週間で産毛が生えてきたと実感
  • 植毛にかかった費用は180万円
  • 術中や術後の痛みは感じなかった
  • 術後1週間でシャンプーを再開
  • 薄毛に悩んでいる人は全員オススメ
  • ※植毛に関する記事まとめ

    植毛について、さらに詳しく知りたい人は下の記事も参照してくださいね。

    参考文献
    [1] https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf , 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 ,