目次

  1. プロペシアやミノキシジルは保険適用されないって本当?
  2. プロペシアとミノキシジルの基本情報をチェック!
  3. AGAは病気ではない?《保険適用されない理由》
  4. それでも費用を抑えたい!保険以外に費用を抑える方法は?
  5. プロペシアやミノキシジル外用での治療、まずは医師・薬剤師に相談しよう!
プロペシアやミノキシジルは、病院で処方してもらうのに保険適用外?
プロペシアやミノキシジルは、病院で処方してもらうのに保険適用外?

薄毛や抜け毛が気になりだすと、「これだけ医療が発達しているのだから、きっと良い薬があるハズ」と有効な対策方法を求めて、一生懸命ネットで検索しますよね。

そして、プロペシアミノキシジルという治療薬を目にして「これだ!」と思われた方も多いのでは?

ただし、これらの薬は保険が適用されません

「保険適用外になってしまう理由って何?」
「そもそも、プロペシアミノキシジルってどんな薬?」
「保険適用以外で安くなる方法はないの?」

この記事では、そんな疑問を一つひとつ検証していきます!

まずは、プロペシアとミノキシジルについて知りましょう。
まずは、プロペシアとミノキシジルについて知りましょう。

プロペシアミノキシジルは、どちらもAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。

基本情報は、以下の通り。

《プロペシア》

  • 薄毛、抜け毛の進行を抑える効果がある

  • AGA以外の脱毛症には効果がない

  • 女性にとって有害な成分が配合されているので、女性は使用厳禁

《ミノキシジル》

  • 発毛効果が期待できる

  • 女性も使用できる

プロペシアとミノキシジルは、「保険適用外」という点では同じですが、そもそもの作用が異なります。

それぞれの作用の違いについて、もっと詳しく見ていきましょう。

薄毛の進行を抑えるプロペシア

プロペシアは、日本の厚生労働省をはじめ、世界60カ国以上で認められているAGA治療薬です。

AGAの主な原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンの作用にあると言われているのですが、プロペシアの主成分「フィナステリド」には、そのDHTの産生を抑えることで抜け毛を抑制する効果があるのです。

このため、プロペシアは医師の処方が必要な医薬品として認可されています。

発毛効果が期待できるミノキシジル

ミノキシジルは、薄毛治療薬や降圧剤に用いられる成分です。

ミノキシジルに認められているのは、血管拡張効果発毛効果の2つの効果。

血管が拡張すると血流が改善し、頭皮に栄養が行き渡りやすくなることで発毛が促進される、と考えられています。

ちなみにミノキシジルには、「外用薬(塗るタイプ)」と「内服薬(飲むタイプ)」がありますが、ヘアラボでは内服のミノキシジル(通称:ミノタブ)は推奨しません。

なぜなら、内服のミノキシジルは効果・副作用が十分に検証されておらず、薄毛治療の効果が認められていないため。

日本皮膚科学会による男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 でも、推奨度は最低のD(=行うべきではない)とされており、その危険性や医師による安易な処方が問題視されています。

そのため、この記事では外用のミノキシジルに限定して述べていきます。

プロペシアやミノキシジル外用は、保険適用外なので費用は全額自己負担です。

ただし、「保険適用外=価格が高いから」といって、安易にネット通販などを利用するのは危険です。

どちらも薄毛への効果が期待できる分、副作用の危険性もゼロではありません。

特に、プロペシアは「粗悪品の流通」などのリスクもありますので、ヘアラボのポリシーにおいて、個人輸入による入手は推奨していません。

お求めの方は医師や薬剤師に相談しましょう。

AGA治療には保険が適用されないって、どうしてでしょう?
AGA治療には保険が適用されないって、どうしてでしょう?

プロペシアもミノキシジル外用も、医師・薬剤師の指導があれば使用することができます。

しかし、どちらも保険が適用されないため、一般の医薬品と比べると「高い」と感じるかもしれませんね。

日本の保険制度で保険が適用されるのは、「日常生活に支障がでる」と判断された疾患のみ

さらにいえば、生命が脅かされるような病気でない限り、保険は適用されないことになっています。

AGAは「日常生活に支障の出る病気ではない」と判断されているため、その治療は「美容目的」とみなされ、保険が適用されません

美容整形や歯のインプラントと同じ扱いで、“加齢とともに進行する生理現象”と考えられているのです。

ただし、皮膚疾患や免疫不全、薬剤治療の副作用などが原因となって起きている脱毛症の場合は、保険が適用されます。

プロペシアやミノキシジルを処方してもらう際は、保険適用の有無も含めて、医師としっかり話し合いましょう。(注1)

注1:ただしドラッグストアで購入できる商品は、すべて保険の適用外となります。

保険適用外でも、医療控除を受けられる場合があります。
保険適用外でも、医療控除を受けられる場合があります。

健康保険に関しては適用外でも、医療控除が受けられる場合はあります。

まず、AGA治療が必要になった原因が、精神的な理由やほかの病気の影響にある、と判断されることが必要です。

その上で、家族全員のAGA治療の診療費・薬代などの合計が1年間で10万円以上となった場合、保険は適用されなくても税金分が戻ってきます

ポイントは、薬の処方が医師の判断であり、「予防」ではなく「治療」が目的であること。

最終的には税務署と税務署員の判断によるので、「どうせ保険適用外だし…」と諦めずに相談してみましょう。

プロペシアやミノキシジルを使用する際は、まずクリニックに相談しましょう!
プロペシアやミノキシジルを使用する際は、まずクリニックに相談しましょう!

プロペシアミノキシジル外用が保険適用外になる理由、ご理解いただけでしょうか。

これらの薄毛治療は効果が認められており、薄毛治療を検討するのであれば無視できない選択肢ですが、費用がかさむのも事実。

ただ、だからといって安く購入できる方法に安易に手を出すようなことをすれば、お金以上のものを失う可能性もあります。

薄毛治療薬をお求めの方は、必ず医師や薬剤師に相談してください。

まずは健康を第一に、お財布事情と相談して自分に適した方法を見つけましょう。

参考文献
[1] 麻生泰 , 薄毛治療の新常識 , (白誠書房、2016)