目次

  1. 知らない人はいない!?プロペシアはAGAに効果大
  2. プロペシアの効果で3年間に《78%》がAGA改善
  3. プロペシアでAGA改善の効果が出るまでの期間は?
  4. プロペシアの<副作用>も効果と一緒にチェック
  5. プロペシアの効果を発揮するための飲み方
  6. プロペシアの効果に関するQ&A集
  7. プロペシアの効果と他のAGA治療薬を比較
  8. 偽物もあるって本当?ちゃんと効果のあるプロペシアはどこで購入できる?
  9. 【まとめ】プロペシアの効果と副作用を理解した上で服用を!

プロペシア(フィナステリド)を使ったらどんな効果がありましたか?経過の効果を教えてください

プロペシアの効果について: Yahoo!知恵袋

プロペシア(フィナステリド)を飲みはじめてから生えてくる髪の毛は太くなるんでしょうか?

プロペシアの効果について: Yahoo!知恵袋

AGA(一般的に男性の薄毛=AGA・エージーエーと呼びます)の人口が年々増え続けている世の中。

AGA治療のための有名な内服薬(飲み薬)が、MSD社の「プロペシア」です。

さまざまな臨床試験により、プロペシアはAGAへの効果が認められ、日本では2005年からAGA治療のクリニックや皮膚科で処方され始めました。

現在すでに世界60カ国以上で承認されており、毛髪研究の権威である日本皮膚科学会も「強く勧める」AGA対策に認定しています。

  • 推奨度:A(男性型脱毛症)、D(女性型脱毛症)

  • 推奨文:男性型脱毛症にはフィナステリドの内服を行うよう強く勧める。一方、女性型脱毛症には行うべきではない。

※推奨度はA〜Dまであり、Aが最も推奨度の高い「強く勧める」、Dが最も低い「行うべきではない」です。

この記事では、プロペシアの購入を検討している薄毛男性に、プロペシアの効果、効果が出るまでの期間、使い方、副作用、他のAGA治療薬との違いを解説していきます。

女性や未成年者は、下で紹介しているプロペシア以外の対策を検討してください。

プロペシアの基本情報

  • ・AGAの進行を止めるための薬
  • ・円形脱毛症などAGA以外には効果がない
  • ・内服薬のみで、外用薬はない
  • ・成人男性のみの適応で、女性は服用できない
  • ・値段の相場は5,000~7,000円(1か月分)

プロペシアによって78%がAGA改善
プロペシアによって78%がAGA改善

グラフは、板見智「専門医が語る毛髪科学最前線」,集英社新書のデータを元にヘアラボで作成

まずは、プロペシアの効果に関するデータを見ていきましょう。

日本では臨床試験により、プロペシアの効果を示す上のグラフのような結果が出ています。

24〜50歳のAGA男性132人にプロペシア1mgを投与したところ、1年後には全体の58%にあたる男性に「AGA改善」が見られ、3年後にはAGA改善者の割合が78%にアップ

この試験により、プロペシアを飲み続けると、3年間で80%近くの人が「髪の毛がやや増加する」ということが分かったのです。

また、日本皮膚科学会のAGAガイドラインによると、5年間の内服継続では、「写真評価において効果が 99.4%の症例で得られた」と発表しています。

801 名の「日本人」男性被験者を対象とした観察研究において,フィナステリド(1 mg/日)5 年間の内服継続により写真評価において効果が 99.4%の症例で得られた。

出典: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

「改善が見られた」や「写真評価」など、少し曖昧な表現ではありますが、AGA改善の効果を期待していいことは間違いありません。

一般的に、プロペシアの効果は若い年齢の方が出やすいと考えられますが(AGAは加齢よって進行するため)、日本では、皮膚科の医師が50代を過ぎてからプロペシアを服用した体験談があり、書籍にもなっています。

『専門医が語る毛髪科学最前線』板見智(集英社新書)という本です。

プロペシアにより50代でAGAが改善された体験談
プロペシアにより50代でAGAが改善された体験談

この本の中で筆者は、プロペシア服用後8ヶ月で頭頂部の地肌が見えなくなったと述べています。

本の中には、筆者のAGA改善の経過写真もあるので、気になる人は手にとってみてください。

プロペシアの効果は有効成分「フィナステリド」の作用

プロペシアのAGA改善の効果は、有効成分「フィナステリド」によるものです。

フィナステリドを薬の名前と勘違いしている人がいますが、正しくはプロペシアに含まれる成分の名前

元々、フィナステリドは「前立腺肥大」の治療薬として、1983年にアメリカの製薬会社が開発しました。

しかし、フィナステリドを飲んでいる人の髪やヒゲが伸びる「多毛」の症状が出たことが分かり、薄毛治療に転用されるようになったのです。

正式にAGAの治療薬になったのは1997年からで、それまで塗り薬しかなかったAGA治療薬に、初めて「飲み薬」が登場しました。

フィナステリドがAGAに効果があるメカニズム

フィナステリドはAGAの原因となる酵素を抑制する
フィナステリドはAGAの原因となる酵素を抑制する

プロペシア(フィナステリド)にAGA改善の効果があるのは、AGAの原因となる酵素「5αリダクターゼⅡ」の働きを抑えるからです。

AGAは、5αリダクターゼが男性ホルモンと結合することで起きます。フィナステリドには、そのAGAの原因となる根源(5αリダクターゼⅡ)を抑制する働きがあるのです。

つまり、厳密に言うと、プロペシアは髪を生やす薬ではなく、AGAの進行を止めるブレーキ

プロペシアがAGAの進行を止めている間に、人間が持っている髪を生やそうとする力で発毛する仕組みなのです。

先ほど紹介した臨床試験によると、“髪が少し増えた人”は3年で78%でしたが、AGAの進行がなかった人は全体の98%

プロペシアを飲むとAGAの進行を抑制できる
プロペシアを飲むとAGAの進行を抑制できる

プロペシアを飲むと、ほとんどの確率でAGAの進行を止められると言えることが分かっています。

プロペシアを服用すると、どれくらいの期間で効果が出始めるのでしょうか?

プロペシアの効果が出始めるまでの期間は、一般的に約6か月前後

プロペシアの添付文書には、次のように記載があります。

3 ヵ月の連日投与により効果が発現する場合もあるが、効果が確認できるまで通常 6 ヵ月の連日投与が必要である。

出典: プロペシアの添付文書

口コミや個人ブログを見ると、1か月前後で効果の有無を判断している人もいますが、それは早とちり。

AGA治療を行うヘアメディカル によると、プロペシアの効果の経過は次のとおりです。

  • 服用開始~3か月
    抜け毛が減り始め、産毛が生え始める

  • 4か月~6か月
    産毛が太く伸び、薄毛が目立たなくなる

  • 6か月~1年
    髪全体のボリュームがアップする

AGAの改善は根気勝負。時間がかかるのです。

プロペシアの1mg錠と0.2 mg錠の効果の差

プロペシアには有効成分「フィナステリド」の含有量が1mgと0.2mgの2種類あります。

先ほど1年で髪全体のボリュームがアップすると述べましたが、1mgと0.2mgでは効果に差があります。

含有量 割合
1mg 58.3%
0.2mg 54.2%

%はプロペシアの効果を実感した人の割合。フィナステリド含有量の多い1mgの方が、1年間で4.1%多く効果を実感しています。

ただし、効果がある分、次の章で解説する<副作用のリスク>も高くなります。

現状、プロペシアの主流は1mgで、0.2mgを取り扱っているクリニックは少なくなっていますが、購入するときは、医師と相談するようにしましょう。

プロペシアの効果について理解し、AGA改善に希望の光が見えてきた人も多いと思います。

ただし、効果がある薬には<副作用>がつきもの。プロペシアの副作用についても理解しておきましょう。

プロペシアの添付文書によると、1年間プロペシアを飲んだ場合、副作用が発生する割合は全体の4.0%。100人中4人に、何らかの副作用が現れることになります。

そのうち最も多い副作用が《性欲減退》の1.1%
《ED(勃起不全)》の0.7%と続きます。

フィナステリドは前立腺の肥大を抑える成分であることから、主に男性機能への副作用が現れるのです。

「モテたいから薄毛対策をしてるのに、生殖器に影響が出たら本末転倒」ということで、プロペシアの服用を控える男性もいるほど。

生殖機能への影響以外は、《うつ症状》が1%前後、頻度は不明ですが《肝機能障害》でコレステロール値が上がるなど、肝臓への副作用の報告もありました。

その他の副作用としては、1%未満の発生率で次のようなものがあります。

  • めまい
  • 眠気
  • 発疹
  • 乳房肥大など

症状だけを見ると、「飲んで大丈夫か!?」と不安になりますが、いずれの副作用も日常生活に支障をきたすほど深刻ではなく軽度のもの。

入院や死亡などは報告されておらず、過度に心配する必要はありません。

ただし、副作用のリスクがあることは事実なので、上のような症状を避けたいという人はプロペシアの服用を控えることが賢明です。

万が一、服用していて異常を感じたら、すぐに服用を中止して、処方してもらったクリニックに相談しましょう。

女性はプロペシアの副作用に要注意!

冒頭で、女性はプロペシアの服用ができないと述べましたが、これは生まれてくる胎児の生殖機能の発育に影響が懸念されるからです。

プロペシアの有効成分フィナステリドは肌から吸収されることもあるので、男性が服用する場合であっても、近くに女性がいる環境では取り扱いに注意してください。

また、フィナステリドは血液中に溶け込むため、プロペシアを服用している男性は献血が禁止

プロペシアを服用している男性は献血禁止
プロペシアを服用している男性は献血禁止

輸血相手が女性である可能性があるからです。

日本赤十字社によると、プロペシアの服用をやめた後も、1か月間は献血を控えるよう呼びかけています。

プロペシアには良い副作用「初期脱毛」がある

一方で、プロペシアには“良い副作用”もあります。

プロペシアを使用して数週間〜1か月ほど、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」という副作用です。

プロペシアの初期症状の特徴。

  • <時期>
    飲み始めた直後~1か月にかけて起きる
  • <抜ける量>
    1日で200~300本ほど抜ける場合がある

これは新たな髪が生える過程で、“古い毛が押し出されて抜ける”状態。プロペシアの効果が出はじめている良い証拠なのです。

ただし、「2か月以上脱毛が続く」といった場合は、AGA以外の脱毛症か、プロペシアが体質に合っていない可能性があります。

その場合は、すぐにプロペシアの使用を中止し、皮膚科やクリニックで相談してください

プロペシアの主な副作用

  • ・性欲減退(1.1%)
  • ・ED(0.7%)
  • ・うつ症状(1%前後)
  • ・肝機能障害(頻度不明)

プロペシアの効果・副作用について理解したところで、本来の効果をきちんと発揮する飲み方を押さえておきましょう。

間違った飲み方をすると、せっかくの投資と時間が水の泡。副作用が発生しやすくなる場合もあります。

プロペシアの飲み方で注意するのは次の2点です。

  • ①毎日、継続して飲む
  • ②同じ時間に飲む

プロペシアは毎日、継続して飲む

プロペシアの飲み方で心がけて欲しいことは、毎日、継続して飲むこと

理由は、プロペシアの有効成分「フィナステリド」が、24時間で体内から消えてしまうからです。

飲まない日があると、その間にAGAが進行する可能性があり、「昨日、飲み忘れたから」と次の日に服用量を倍にしたところで効果は変わりません

フィナステリドの1日の摂取量の上限が1mgまでと決められており、それ以上飲むと効果は変わらないのに、副作用のリスクが高まるだけ。

プロペシアは毎日、継続して飲むことが大切なのです。

プロペシアは同じ時間に飲む

プロペシアの飲み方で大事なポイントの2つ目は、毎日、同じ時間に飲むこと

理由は先ほどと同じ、フィナステリドの効果が24時間で消えるからです。

「昨日は朝飲んだけど、今日は忙しいから夜に飲もう」など、バラバラのリズムで服用すると、フィナステリドが体内に残っていない時間が生じます

プロペシアは、食前・食後・食間と服用のタイミングが決まっおらず、朝・昼・夜いつ飲んでも効果は同じ

毎日、同じタイミングでプロペシアを飲み、24時間AGAの進行を抑えるようにしましょう。

プロペシアの飲み方

  • ・毎日、継続して飲む
  • ・毎日、同じ時間に飲む
  • ・1日の服用量は1mgまで

①プロペシアはM字ハゲには効果ない?

答えはNOです。

プロペシアは、生え際や頭頂部など、部位によって効果の差はありません

ただし、生え際は髪の毛に栄養を送る血管が少ない部分であり、AGAの原因となる「5αリダクターゼⅡ」が多く存在する部位。

そのため、生え際は「AGAが進行しやすい部位」であると言えます。

より効果を求める場合は、次の段落で説明するミノキシジルとプロペシアを併用する方法もありますが、副作用のリスクが増えるため、先にクリニックに相談しましょう。

②プロペシアは予防のために飲んでもいい?

まだ薄毛ではない人が、予防のためにプロペシアを飲むことはおすすめできません

原理から言えば、プロペシアはAGAの進行を止める効果があるので、髪が健康な状態からプロペシアを飲んでおけば、薄毛になる確率は低いと言えます。

ただし、プロペシアを先に飲んでおくのは、“風邪を引いていないのに、毎日、風邪薬を飲むようなもの”。効果がある反面、飲み続けることで副作用の発生が懸念されます。

予防のためにプロペシアを処方するクリニックも存在するようですが、身体への影響を考え、ヘアラボでは推奨していません。

③プロペシアは筋トレの効果を邪魔する?

答えはNOです。プロペシアによって筋トレの効果が落ちる可能性はほとんどありません。

この噂が発生するのは、プロペシアの副作用に「乳房肥大」があり、筋肉の増大を妨げると考えられるからです。

もちろん、可能性はゼロではありませんが、「乳房肥大」が発生する割合も1%未満と少なく、プロペシアが筋トレに影響を及ぼす心配も低いと言えるでしょう。

④プロペシアの服用中にお酒は飲んでいい?

プロペシアの服用中でも、お酒を飲んで構いません

ただし、“のんべえ”は注意が必要。

プロペシアとアルコールは両方、肝臓に負担をかけるからです。

プロペシア単体の服用でも肝機能障害の副作用も報告されているので、お酒を飲む機会が多い人や、酒量の多い人は医師とよく相談してください。

また、肝臓の弱い人などはプロペシア服用中、アルコール摂取を控えた方がいいでしょう。

ストレスが溜まりやすい薄毛のケア。プロペシアとお酒を同時に飲む場合は、ほどほどの量に抑えてスカッとしましょう。

⑤プロペシアの服用をやめたら薄毛に戻る?

これは残念ながらYESです。

プロペシアはAGAの進行を止めているだけなので、服用をやめると、再びAGAが進行します。

AGA治療を行う「ヘアメディカル」によると、目安として服用をやめて1年後に、元の薄毛の状態に戻るとのこと。

現在、AGAは完治しない症状。薄毛の見た目を気にする限り、プロペシアは一生付き合っていくことになります。

その点を踏まえ、費用や副作用などから購入を決めるようにしてください。

プロペシアについては理解できたと思いますが、購入する上で気になるのが、「他のAGA治療薬」との違い。

そこで、次の5つのAGA治療薬の効果と副作用を見ていきましょう。

◎日本で承認されているAGA治療薬

◎日本で承認されていないAGA治療薬

5つのAGA治療薬の共通点は「成人のみ服用可能」。ミノキシジルのみ、女性でも使える薬になります。

下2つは、“日本で承認されていない”AGA治療薬なので、そもそも服用自体がNG。間違って手を出さないよう、説明を読んで理解しておいてください。

①ファイザー(ジェネリック医薬品)

最初に比較するAGA治療薬は「ファイザー」。

ニューヨークに本社を置く「ファイザー社」から開発されたAGA治療薬で、2015年から取り扱われている飲み薬です。

ファイザーは、プロペシアのジェネリック医薬品にあたり、ジェネリック医薬品とは…

  • 医薬品の特許が切れた後に、同じ有効成分(フィナステリド)を同じ量だけ使用して作られた医薬品のこと

つまり、ファイザーも、プロペシアと同等の有効性や安全性を持つと国から認可された上で販売されているので、基本的に、効果や副作用はプロペシアと同じ

しかも、ファイザーは後発品のため、研究開発のコストが抑えられることから、プロペシアより3割ほど価格が安い特徴があります。

クリニックによって価格は異なりますが、プロペシアの価格相場が5,000~7,000円に対し、ファイザーは4,000~6,000円前後。

継続して治療をする上で、費用面でメリットがあります。

ただし、プロペシアとは配合されている添加物の種類や量が異なることから、全く同じ薬ではありません。

中にはジェネリックに対して、「体質に合わない」「プロペシアの方が効果があるように感じる」といった意見もありますので、服用する際は医師と相談するようにしましょう。

ファイザーの特徴

  • 成人男性のみ飲むことが可能
  • 効果や副作用はプロペシアと同等
  • プロペシアとは添加物の種類や量が異なる
  • プロペシアより3割ほど価格が安い
  • ②ザガーロ

    2つ目のAGA治療薬は「ザガーロ」。

    イギリスに本社を置くグラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)が開発したAGA治療薬で、日本では2016年から販売が開始されました。

    プロペシアの有効成分はデュタステリド。AGAの進行を止める効果があり、フィナステリドと似ています。

    しかし、フィナステリドとデュタステリドを、917名の薄毛男性に6か月間服用して比べたところ、髪の毛の数や太さにおいて、デュタステリドの方が優れていたという結果が出ました。

    つまり、ザガーロは「強化版プロペシア」と言っていい存在なのです。

    デュタステリド配合のザガーロ
    デュタステリド配合のザガーロ

    ただし、効果が期待できる分、副作用のリスクも高まります

    プロペシアは副作用の発生率が4.0%でしたが、ザガーロは11.7%(日本人120名を対象にした試験)。

    そのうち、性欲減退が5.8%、勃起不全が5.0%と、男性機能への副作用がプロペシアよりも高くなっています。

    ザガーロの価格もクリニックによって異なりますが、8,000円前後が目安となり、プロペシアより値段は上がります。

    ザガーロの特徴

  • 成人男性のみ飲むことが可能
  • 有効成分「デュタステリド」を配合
  • 効果はプロペシアよりも強力
  • 副作用の発生率もプロペシアより高い
  • プロペシアより値段が高い
  • ③ミノキシジル外用薬

    右から「メディカルミノキ5」、「リアップX5」「リアップ リジェンヌ」
    右から「メディカルミノキ5」、「リアップX5」「リアップ リジェンヌ」

    3つ目のAGA治療薬は「ミノキシジル外用薬」。

    リアップシリーズに代表され、プロペシアやザガーロなどの飲み薬と違って、頭皮に直接塗ります。

    写真は「リアップX5」
    写真は「リアップX5」

    ミノキシジルとは、90か国以上で薄毛対策に使われる成分の名前。元々は高血圧の人に使われる成分でしたが、臨床試験によりAGAにも効果が認められました。

    日本皮膚科学会もプロペシアと同じく「強く勧める」Aランクに認定しています。

    フィナステリド、デュタステリドが「AGAの進行を止める」作用があることに対し、ミノキシジルは直接「髪を発毛させる」作用があります。ブレーキとアクセルの違いですね。

    ミノキシジル外用薬は女性も使える

    ミノキシジル1%配合の外用薬は、女性も使える
    ミノキシジル1%配合の外用薬は、女性も使える

    「リアップ リジェンヌ」

    また、ミノキシジル外用薬とプロペシアには次のような違いがあります。

    • 市販で購入できる
    • 女性も使える(濃度1%のみ)

    ミノキシジル外用薬は、クリニックでも処方されますが、薬剤師のいるドラッグストアで購入が可能。

    通販で購入する場合は、質問チェックシートに記入し、薬剤師がチェックした上で販売されます。

    そして、ミノキシジル1%の濃度であれば、女性も使えます。
    それ以上の濃度は、多毛の副作用が報告されていることや、ミノキシジル5%配合の臨床試験が行われていないことから認められていません。

    また、胎児への影響から、妊娠中・授乳中、避妊用ピルの使用をやめたことにより脱毛している人の使用ができないなど、ミノキシジル外用薬は、男性に比べて使用の制限があります。

    リアップの価格はプロペシアと同等の5,000〜7000円前後です。

    ミノキシジル外用薬はプロペシアと併用が可能

    ミノキシジルは、プロペシアとの併用が可能
    ミノキシジルは、プロペシアとの併用が可能

    ミノキシジル外用薬はプロペシアとの併用が可能です。

    クリニックでは、内服薬でAGAの進行を抑えつつ、外用薬で発毛を促すという二刀流でAGA治療を行う場合もあります。

    ただし、ミノキシジルはプロペシアと副作用が異なります。併用するかどうかは、医師と相談して決めましょう。

    ◎ミノキシジルの主な副作用

    • 血圧の低下
    • かゆみ、発疹
    • 手足のむくみ
    • 頭痛・めまい
    • 動悸
    • 体毛の増加(多毛)など
    ミノキシジル外用薬の特徴

  • 成人であれば女性も使える(1%のみ)
  • 市販・通販で購入できる
  • 直接、発毛させる効果がある
  • プロペシアと併用ができる
  • プロペシアと副作用の種類が異なる
  • ④ミノキシジル内服薬(服用はNG)

    ミノキシジルタブレットは服用NG
    ミノキシジルタブレットは服用NG

    ミノキシジル外用薬とは反対に、ミノキシジルの内服薬は使用しないようにしてください。

    写真のような「ミノキシジルタブレット(通称:ミノタブ)」が代表的です。

    ミノキシジルの内服薬は、「心不全」や「呼吸困難」など、塗り薬よりも副作用の種類が多く、発現のリスクが高まります

    個人ブログやインターネットの口コミなどでは、ミノキシジル内服薬による発毛効果を実感する声がたくさん見受けられますが、決して信頼できる情報ではありません。

    ミノキシジルタブレットは、副作用の危険性から、日本では臨床試験も断念されているほど。

    日本皮膚科学会のガイドラインでも、副作用のリスクなどから「ミノキシジルの内服を行うべきではない」と強く否定しています。

    日本で未承認のミノキシジルは服用NG
    日本で未承認のミノキシジルは服用NG

    外用薬であっても、十分なデータがなく、日本で承認されていないものに関しては同様。

    「カークランド」「ロゲイン」「ポラリス」など、未承認の外国製品の使用は控えましょう。

    ⑤フィンペシア(服用はNG)

    フィンペシアはプロペシアのコピー商品
    フィンペシアはプロペシアのコピー商品

    最後に紹介する「フィンペシア」も服用はNG。

    フィンペシアは、インドのシプラ社が製造・販売をするAGA治療薬で、「プロペシア」のコピー商品になります。

    価格が安いことから、個人輸入などを介して購入する人がいますが、リスクのある薬です。

    先ほど紹介したジェネリックのように、きちんと効果や安全性の試験が行われておらず、日本で未承認の薬。

    副作用など身体への影響を考え、服用は控えてください。

    プロペシアはクリニックで購入してください
    プロペシアはクリニックで購入してください

    プロペシアの効果や副作用、他のAGA治療薬との比較を見てきました。

    ここまで読んで、プロペシアの購入を決めた男性に、入手方法を説明します。

    現在、プロペシアを購入できる場所は次の3つ。

    • AGA治療を行うクリニック
    • 皮膚科の病院
    • 調剤薬局

    プロペシアは医療用の医薬品であり、服用してOKか医師の診断が必要になります。

    個人のやり取りや、ネット通販などで購入せず、必ずクリニックから購入するようにしましょう。

    クリニックの中では、事前に採血による検査を実施する病院がおすすめです。

    事前に採血することで、主に肝臓への影響を検査
    事前に採血することで、主に肝臓への影響を検査

    採血をすることで、プロペシアの投与によって体に影響が出ないかを検査します(主に肝臓への影響)

    目視や問診だけで処方を判断するクリニックもありますが、できれば採血をするクリニックを受診しましょう。事前に、クリニックの公式サイトや、電話で確認するといいですよ。

    また、町の調剤薬局(医療機関の処方せんをもとに、薬剤師が調合する薬局)でもプロペシアを買えるところがあります。

    クリニックへの通院が遠く、購入が困難な場合などは、調剤薬局も利用できます。

    ◎プロペシアを購入できるクリニック(採血検査あり)

    プロペシアの個人輸入はNG

    インターネット上では、個人輸入の業者を介してプロペシアを入手する人も見かけます。

    プロペシアなどのAGA治療は自由診療のため、料金が高いことや、クリニックによって値段が違う難点があります。
    AGA治療は生命に直接関わるものではないため、保険適用外(全額自己負担)なのです。

    そのため、安く手軽に入手できる個人輸入を利用する人が後を絶ちません。

    しかし、個人輸入には次のようなリスクがあります。

    ◎個人輸入のリスク

    • 偽造品や粗悪品の可能性がある
    • 副作用が出ても迅速な対応が受けづらい

    海外では、医薬品の偽物が流通し、成分の詳細を調べないと、偽物なのか判断が難しいのが事実。重大な副作用や健康被害に繋がるリスクが高くなります。

    また、プロペシアが偽物だった場合、副作用の原因の特定が困難になり、適切な対処が取りづらくなるのです。

    これらのリスクから、ヘアラボでは、医療機関を通さない個人輸入は推奨していません。きちんと医療機関を通してプロペシアを入手しましょう。

    プロペシアの効果や副作用を復習
    プロペシアの効果や副作用を復習

    以上、プロペシアの効果を中心に、副作用や使い方などを解説してきました。

    もう一度、ポイントを簡単におさらいしておきます。

    プロペシアの効果

  • AGAの進行を抑制する
  • 3年で78%の薄毛男性がAGA改善を実感
  • 効果が出るまでの期間は約6か月前後
  • 円形脱毛症などAGA以外には効果がない
  • 女性には効果がない
  • プロペシアの効果は、有効成分のフィナステリドによるもの。

    薄毛の進行を止める効果があり、直接、発毛させるミノキシジル外用薬と併用することでAGA改善の効果が上がります。

    プロペシアの飲み方

    • 毎日、継続して飲む
    • 毎日、同じ時間に飲む
    • 服用量は1日1mgまで
    • 女性が近くにいる場所では飲まない

    プロペシアは1日の服用量を増やしても効果が変わらず、逆に副作用のリスクが高まるだけです。
    きちんと、用法・用量を守って飲みましょう。

    プロペシアの主な副作用

    • ・性欲減退(1.1%)
    • ・ED(0.7%)
    • ・うつ症状(1%前後)
    • ・肝機能障害(頻度不明)

    有効成分フィナステリドが、前立腺肥大を抑える薬であることから、プロペシアの副作用は主に、男性機能に影響が見られます。

    最後に、この記事を読んでプロペシア以外の対策を検討したいと思った人は、次の3つを参考にしてください。

    • ①育毛剤
    • ②増毛(ウィッグ)
    • ③植毛

    プロペシア以外の薄毛対策は何がある?

    育毛剤は、AGAの進行を止める効果や、発毛効果はないものの、今ある髪を太くする効果が認められています。

    AGAが初期症状の場合などは、育毛剤でカバーできる可能性もあります。

    そして、男性・女性といった性別や、年齢も関係なく使え、医師の処方も必要としません。

    プロペシアの副作用が心配な場合、まず育毛剤を半年ほど使ってみて、それでも改善されなければAGA治療を行うクリニックに相談する方法もありです。

    毎日、数万人が訪れるヘアラボでも、AGA対策の第一歩は育毛剤から始める読者が多くいます。

    増毛(ウィッグ)

    また、薄毛を隠すという点では、増毛(ウィッグ)という方法もあります。

    AGAの改善ではありませんが、すぐに薄毛を隠せるため、人目を気にする心理的なストレスを軽減するという点でおすすめです。

    増毛(ウィッグ)に関しての詳しい説明は、下の記事を参考にしてください。

    植毛

    最後の対策は、植毛。

    植毛は後頭部などの髪がある部位から、毛根を移植する外科手術。いわば、髪の毛の引っ越しです。

    一度、手術をすればプロペシアなどの薬を使わなくて済むケースもありますので、副作用が心配な場合の代替え案の一つ。

    詳しい説明は、下の記事を参考にしてください。

    参考文献
    [1] MSD株式会社 , プロペシア錠添付文書 , http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00051088.pdf
    参考文献
    [2] 日本皮膚科学会 , 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 , https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
    参考文献
    [3] 板見智 , 専門医が語る毛髪科学最前線 , 集英社新書,2015年
    参考文献
    [4] 麻生泰 , 間違いだらけの薄毛対策 , 経営者新書,2013年
    参考文献
    [5] 麻生泰 , 薄毛治療の新常識 , 白誠書房,2016
    参考文献
    [6] 毛髪医療特別取材班 , やさしくわかる!毛髪医療最前線 , 朝日新聞出版,2018