目次

  1. 「自毛植毛」は本当にメンテナンス不要…?
  2. 《結論》自毛植毛はメンテナンスが必要ない!
  3. 自毛植毛後に“気を付けたいこと”
  4. 自毛植毛は“治療に時間をかけられない方”におすすめ!
一度治療を受けるだけでいいなんて、本当?
一度治療を受けるだけでいいなんて、本当?

薄毛治療について調べていると、必ず目にする「自毛植毛」という治療法。

2017年版の脱毛症診療ガイドラインでは、男性型脱毛症に対して推奨度B、女性型脱毛症に対しては推奨度C1というランクになっています。

推奨度Bは「行うよう勧める」、推奨度C1は「行ってもよい」というレベルなので、とくに男性にはおすすめできる治療法と言えますね。

そんな自毛植毛ですが、植毛手術後のメンテナンスが不要と言われています。

「推奨度の高い治療法が、しかもメンテナンスが不要なんて信じがたい」と感じる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、自毛植毛後のメンテナンスについて解説していきます。

自毛植毛のメンテナンスが不要な理由は?
自毛植毛のメンテナンスが不要な理由は?

結論からいうと、確かに自毛植毛に特別なメンテナンスは必要ありません

しかし、なぜ自毛植毛にはメンテナンスが不要なのでしょうか?

まずは「自毛植毛」について確認

メンテナンスが不要である理由を説明する前に、まずは「自毛植毛」がどんな治療なのか、基本を押さておきましょう。

そもそも植毛とは、頭皮の薄毛部分に他の部分からとった毛根を移植する治療のこと。

頭頂部や生え際など、気になる薄毛の部分に好きなだけ毛量を増やすことができます。

その上、AGA(男性型脱毛症)による影響も受けにくいため、成功すれば半永久的に髪の毛を保持できる画期的な治療なのです。

では、さっそく自毛植毛の最大のメリットである「メンテナンスが不要」という点について、3つの理由をご紹介していきます。

自毛植毛の他に、人工の毛を植える「人工毛植毛」もありますが、人工毛植毛は異物を頭皮に埋め込む治療なので、ヘアラボでは推奨していません

自毛植毛にメンテナンスが不要な3つの理由

①拒絶反応が出にくいから

自毛植毛は自分自身の生きた毛根を移植するため、拒絶反応が起こりにくいことが知られています。

拒絶反応とは、生体が自己の生命を守るためにもっている「異物の侵入を阻止しよう」とする性質のこと。

人工毛を使用した植毛手術などでは、このような拒絶反応によって術後のメンテナンスが必要になることがあるのです。

一方、自分の毛を使う自毛植毛は基本的に術後のメンテナンスを必要としません

一度手術が成功すれば、髪が元通りになる効果を実感できる上、すぐにいつもと変わらない日常を送ることができます。

②継続的な薬品投与を必要としないから

発毛剤での治療や薬品投与治療の場合、薬品の使用をやめてしまうと効果が薄れたり、悪化したりしてしまう場合があるため、継続的に使い続ける必要があります。

一方、自毛植毛は植え込んだ毛根が定着さえすれば、治療は完了。

AGAの影響を受けにくい毛根を植えるため、その後は薬を飲んだり頭皮につける必要がありません。

自毛植毛は、実際のところ一回に掛かる費用は高額なのですが、その後の手間が掛からなくて済むのです。

③メスを入れない手法があるから

メンテナンス自体は不要ですが、傷口の具合や定着率確認のため、施術後は数回の通院が必要です。

この場合、どの施術方法で自毛植毛したかによって、術後の流れが変わります。

頭皮にメスを入れる「ストリップ法(FUT法)」で植毛した場合、抜糸のために施術後の通院が必要となります。

ただし、時間とともに自然に溶ける吸収糸を使って縫合している場合は、抜糸の必要がありません。

一方、メスを入れない「ダイレクト法(FUE法)」で植毛した場合、傷が小さく自然治癒できる上に、抜糸の必要もありません。

術後の経過確認の負担も少ないのがFUE法だと言えるでしょう。

メンテナンスが不要な自毛植毛ですが、それで薄毛の治療が完了するわけではありません

「植え込んだ毛根の髪の毛がしっかり育っている」と実感するまで、つまり、植毛部分が定着するまで気を付けるべきことがいくつかあります。

自毛植毛は面倒なメンテナンスがいらない分、はじめは自身でしっかりと注意深く経過を見ておく必要があるので、チェックすべき項目を確認しておきましょう。

①しばらく染髪やパーマはひかえよう

頭皮に刺激を与えるような行為はNG
頭皮に刺激を与えるような行為はNG

術後の数週間は、髪が定着するための大切な期間です。

頭皮にダメージを与えてしまうカラーブリーチパーマなどのヘアアレンジは控えましょう。

自毛植毛の施術にはメスが用いられる場合もあるため、施術後には不要な刺激を与えると痛みや炎症を招き、定着率を下げる原因にもなりかねません

移植した髪の毛が定着するように、施術後は頭皮を充分に休ませしましょう

②患部のシャンプーには細心の注意を

術後はシャンプーにも気を遣おう!
術後はシャンプーにも気を遣おう!

術後は髪や頭皮を清潔にしておかないと、雑菌が繁殖して感染症になる可能性があります。

頭皮を清潔に保つ必要があるのですが、施術当日はまだ傷が残っている状態なので、多くのクリニックで推奨しているシャンプー習慣を参考にしましょう。

おすすめのシャンプー習慣とは、自毛植毛後、翌日もしくは2日後から、刺激の強くないシャンプーで洗髪することです。

移植毛が抜けないよう、1週間ほどは以下の点に気をつけながら頭皮を洗いましょう。

  • 患部をこすらない
  • ぬるま湯で洗う

③髪はドライヤーで乾かそう

洗髪の後はしっかりドライしましょう。
洗髪の後はしっかりドライしましょう。

シャンプー後は、毎回濡れた髪をドライヤーで乾かすことによって、細菌の繁殖を防ぐことができます。

とはいえ、ドライヤーの熱すぎる風は患部に刺激を与えてしまうため、なるべく温度の低い風を使うことをおすすめします。

④手術の翌日はアルコールを控える

どんな手術でもアルコールの摂取は厳禁
どんな手術でもアルコールの摂取は厳禁

手術の翌日はアルコール厳禁です。

頭皮が出血している状態でアルコールを摂取すると、血行促進作用によって出血量が増え、腫れがひどくなる可能性があります。

クリニックによっては手術の前日からアルコール摂取を禁止しているところもあるほど。

普段からアルコールをたしなむ人は、いつからアルコールを控えるべきか、また、摂取が可能になるのかをしっかりとクリニックに確認しましょう。

⑤激しい運動を避ける

軽い運動でも術後から3、4日はあけましょう。
軽い運動でも術後から3、4日はあけましょう。

術後1~2週間は、激しい運動を控えましょう。

運動によって血流がよくなるため、傷口が開いて出血してしまう危険性があります

ジョギングなどの軽い運動は術後3~4日程度経ってから、筋トレなどの激しい運動は1~2週間ほどお休みの期間を設けてから取り組んでください。

ちなみに、術後の職場復帰に関しては、自毛植毛の手術自体が日帰りなので、翌日から復帰可能です。

ただし、痛みや腫れ、術後の髪の毛の定着などを考慮し、基本的には術後1週間は仕事を休む期間を設けることが推奨されています。

時短で薄毛改善を叶える治療法
時短で薄毛改善を叶える治療法

自毛植毛は、一度治療に成功しさえすれば半永久的に髪の毛をキープでき、術後のメンテナンスに手間がかからないという点が、他の薄毛治療にはない大きなメリットです。

治療が終わるまでに時間を要さないので、治療に長い時間をかけたくない方におすすめの治療と言えるでしょう。

自毛植毛を検討しているという方は、無料カウンセリングを開設しているクリニックもあるので、施術前にぜひ専門の医師に相談してみましょう。

その際は、植毛部分の定着率の低下を抑えられるように、この記事で紹介したような「術後のケア」も合わせて行ってみてください。