目次

  1. 発毛成分ミノキシジルで抜け毛が増えた…これって大丈夫?
  2. ミノキシジル(発毛剤)による初期脱毛は新しい毛が生える準備!
  3. ただし、それが発毛剤の初期脱毛ではない可能性も…
  4. ちなみに…ミノキシジルは「内服」と「個人輸入」にご用心
  5. ミノキシジル製剤の<買い方ガイド>
  6. 【まとめ】発毛剤の初期脱毛は発毛の準備!不安なら病院へ

髪を生やすための発毛成分ミノキシジル

発毛剤リアップや、クリニックなどで処方される発毛剤に、有効成分として配合されています。

これらを使用して逆に抜け毛が増えたら誰だってびっくりしますよね。
どうして、ミノキシジルを使ったのに、抜け毛が増えてしまったのでしょうか。

答えはヘアサイクルに関係する初期脱毛にありました。

この記事ではミノキシジルで初期脱毛が起こるメカニズムを解説していていきます。

また、初期脱毛ではない注意が必要なケースについても書いていきます!

ミノキシジルとは

ミノキシジルは発毛効果が期待できる成分として知られています。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」でも、「ミノキシジルの外用を行うよう強く勧める」と評価されています。

そんなミノキシジルが配合されている発毛剤としては、市販で売られている外用薬「リアップ」(大正製薬)が有名。

また、最近(2018年8月)、スカルプDシャンプーで有名なアンファーから「メディカルミノキ5」というミノキシジル外用薬も出ました。こちらは今のところ、主に通販で購入できます。

こうしたミノキシジル外用薬を、同じくAGA治療薬の定番である発毛剤プロペシアなどと併用している方も多いのではないでしょうか。

ミノキシジル配合の発毛剤を使用して初期脱毛が起こったからといって、心配する必要はほとんどありません。

なぜなら、初期脱毛のほとんどは新しい髪が生える準備だからです。

ではどうして、発毛剤で初期脱毛が起きるのか、そしてどうして心配いらないのでしょうか。

その答えはヘアサイクルを知ることで理解ができます。

まずはヘアサイクルについて知ろう

髪には生まれ変わりのサイクルがあります。

  • 早期成長期
    古い髪が抜け新しい毛が生え始める

  • 後期成長期
    髪が太く長く成長する

  • 退行期
    髪の成長が弱まる

  • 休止期
    髪の成長が完全に止まる

この①~④のサイクルを繰り返しながら髪は生まれ変わっています。

これをヘアサイクルと言います。

ミノキシジルで初期脱毛する理由

さて、発毛剤に配合されるミノキシジルの効果は以下の2つがあります。

  • 1)休止期→早期成長期への移行の促進
    (新しい毛の発毛促進)

  • 2)後期成長期の維持
    (毛の成長を促進し、退行期への移行を遅らせる)

このうちミノキシジルでの初期脱毛の正体は1の効果です。

1の効果によって、成長が止まった古い髪はすべて抜けます。
これが発毛剤の初期脱毛です。

ヘアサイクルを考えれば、これは新しい髪が生えようとしている証拠でもあるということ。

ということで、発毛剤による初期脱毛は心配する必要がないのですね。


参照:大正製薬「ミノキシジルの作用と効果データ」


発毛剤の初期脱毛の期間は、通常2週間~1か月程度です。

しかし、抜け毛が続く期間が極端に長いときには、それは発毛剤の初期脱毛ではない可能性もあります。

初期脱毛ではないのに初期脱毛と誤認してしまうパターンとして、代表的なのは以下のようなものです。

  • そもそも抜け毛はあるものなのに敏感になりすぎている
  • アレルギーによる抜け毛
  • 他の脱毛症による抜け毛
  • 生活習慣の乱れによる抜け毛

通常の抜け毛に敏感になりすぎている

そもそも健康的な方でも1日に50〜150本前後の髪の毛が抜けるものです。

「ミノキシジル=初期脱毛」というイメージが強すぎて、単なる普段の抜け毛に敏感になってしまっている可能性があります。

アレルギーによる抜け毛

ミノキシジル自体はアレルギー性の低い成分であることが知られていますが、もしかすると、発毛剤に含まれている何らかの成分に対するアレルギーが起きているかもしれません。

その結果、皮膚に炎症が起き、抜け毛を招いている可能性もなくはありません。

頭皮がかゆい・赤みを帯びているなど、何か異状が認められましたら、すぐに使用を中止して、医師の診察を受けるようにしましょう。

他の脱毛症による抜け毛

ミノキシジルはすべての脱毛症に効くわけではありません。

ミノキシジルが効果を認められているのは、AGA(男性型脱毛症/壮年性脱毛症)と呼ばれる脱毛症のみ。

ミノキシジルがきちんと効いて、AGAの進行は抑制されているが、他の脱毛症(たとえば円形脱毛症)によって抜け毛が進んでいる…という事態はあり得ます。

生活習慣の乱れによる抜け毛

脱毛"症”というほどではないですが、生活習慣の乱れも、抜け毛の原因になると言われています。

ミノキシジルやプロペシアで「発毛効果を狙い」ながら、乱れた生活習慣で「脱毛に拍車をかける」という矛盾に陥ってはいませんか?

  • バランスの悪い食事
  • 睡眠不足
  • 過度な飲酒と喫煙

こういった生活習慣と抜け毛の関係、また対策(解決)法については、こちらの記事を参照してください。

ミノキシジルに関して、強く注意を喚起したいことが2点あります。

●ミノキシジルの<内服>について

先に「ミノキシジルは日本皮膚科学会のガイドラインで強く推奨されている」と申しましたが…

それは飽くまで<外用薬>(塗り薬)の話。

<内服薬>については、厚生労働省の認可もなければ、ガイドラインの評価も最低(注1)、日本のみならず世界のいかなる国でも薄毛治療薬としては未認可(注2)と、どう考えても推奨できないシロモノです。

●ミノキシジルの個人輸入について

安価な海外製のミノキシジル製剤を、個人輸入代行サイトなどを通じて入手・使用する人がいます。

でも、こうした入手法には、偽造品の混入というリスクがつきまといます。

パッケージが「よく名前の挙がっている信頼できそうなメーカー」であっても、内容物は模造薬。そんなリスキーな買い物は、到底「安い」とは言えません。

また、万一健康被害があった場合でも、行政の救済措置に訴えることができません。すべて自己責任となってしまいます。

以上のことから、ミノキシジル(ついでに言えば、プロペシアなど、他の薬も)の個人輸入は行わないよう、強く要望いたします。

注1:ミノキシジルの内服は「行うべきではない」「行わないよう強く勧める」(「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」

注2:アメリカなど一部の国では、効果が激烈なため取扱い要注意な降圧剤(高血圧患者が飲む、血圧を下げる薬)としては認可されています。これが、一部で「最強の毛映え薬」などともてはやされているミノタブ(ミノキシジルタブレット)の正体です。

最後に、ミノキシジルを主成分とする発毛剤の買い方をご案内します。

通販で買う

薄毛・抜け毛の悩みはデリケート。「買うところをあまり人には見られたくない」という人も多いでしょう。

そんな方には、通販での購入をおすすめします。

通販のミノキシジル発毛剤といえば、アンファーのメディカルミノキ5

箱を外から見ても「発毛剤」が入っているとは分からない梱包で届けてくれますので、家族と同居の方も安心ですね。

メディカルミノキ5は、「3本セット」「4本セット」といったまとめ買いがお得。
4本セットの場合、1本あたりの値段は6,750円に!

ドラッグストアで買う

大正製薬の「リアップ」シリーズは、町のドラッグストアで買えるミノキシジル製剤です。

継続して使い続けるものだからこそ、買いやすい場所で…という人には、やはりこちらがおすすめ。

購入時、駐在の薬剤師から使用上の注意など話していただけるのも安心です。

クリニック

AGA(男性型脱毛症)を専門的に取り扱うクリニックにて、ミノキシジル配合の発毛剤を処方してもらえることがあります。

お近くの専門クリニックの公式サイトなどで、ミノキシジル配合の発毛剤を処方しているか確認しましょう。

ミノキシジル配合の発毛剤による初期脱毛が起きたからと言って焦る必要はありません。

それは新しい髪が生えようとしてくる証拠なんです。

しかし、もしも、初期脱毛が一か月以上続いて不安に思ったら病院に行ってみましょう。

ずっと悩んでいるのは心にも髪のためにもよくないですからね。