目次

  1. ミノキシジルを入手したい!どこで買える!?
  2. 「ミノキシジルの内服は行うべきではない」
  3. 【それでもミノタブ、購入しますか?】
  4. 「ミノキシジル外用を行うよう強く勧める」
  5. ミノキシジル《外用薬》の購入方法
  6. まとめ:正しいミノキシジルの購入法

「薄毛に効くという、ミノキシジルを購入したい!」

「ミノキシジルの入手方法は!?」

そんなあなたに、お教えしましょう、ミノキシジルを主成分とする薄毛治療薬の、購入方法

ただし、ミノキシジルはミノキシジルでも、もしあなたが「内服」タイプのミノキシジル製剤(通称ミノタブ)を購入したいなら、ちょっと待った!

「薄毛治療にミノキシジルの内服薬は使用すべきではない」

これが医学界の、正確にいえば「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」(注1)に示された日本皮膚科学会の立場です。

まずはそのあたりの事情を、簡単にお話させてください。

注1:以下、単に「ガイドライン」と呼びます。

日本皮膚科学会のガイドラインでは、さまざまな薄毛治療法が紹介され、それぞれにA~Dのランクづけがなされています。

その中で、ミノキシジルの内服は、最低の「D評価(=行うべきではない)」をつけられています。

ガイドライン策定の背景

「薄毛対策」「薄毛治療」の世界には、迷信・あやふやな情報が満ちています。

薄毛の悩みは、当人にとっては非常に深刻なもの。
それに応えて(または「そこに付け込んで」)、新奇な「治療法」の数々が、メーカーやクリニックによって提唱されています。

しかし、それらはしばしば、科学的なエビデンス(効果の実証)を伴わない、効果も副作用も未知数なもの。

そうした「民間療法の横行」を阻止し、医師と患者双方にエビデンスある薄毛対策を示すために策定されたのが、男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインなんです。

ガイドライン2017年版、「ミノキシジル内服」の項

実際に、ガイドライン(最新版=2017年版)の本文を読んでみましょう。

以下がミノキシジル内服薬、通称「ミノタブ」の使用について評価を下している箇所です。

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

さしあたり最初の段落と、最後の段落に注目してください。

  • 「有用性に関して臨床試験は実施されていない」
  • 「利益と危険性が十分に検証されていない」

驚くべきことに、ミノキシジルの内服薬は、科学的にきちんと利益・危険が調べられた薬ではないんですね!

効果は全くないかもしれない、重大な危険があるかもしれない…。
そんなものを服用するのは、わざわざお金を出して、救済措置のない治験に参加するようなものです。

さて、この記事の主題は、「ミノキシジルを主成分とする薄毛治療薬の、購入方法」。

ミノキシジル内服薬の入手法として、これまでメジャーに行われてきた方法は次の2つでした。

  • ⑴個人輸入代行サイトを通じての、海外製品の購入
  • ⑵クリニックからの処方

⑴は、偽造品の混入英字の解説文の誤解にもとづく誤用など、リスクが高すぎ、問題外。

問題なのは⑵です。
医師免許をもつ、れっきとした医師が、ミノキシジル内服薬を処方しているという現実があります。白衣の医師が「大丈夫だ」と言えば、それに勝る説得力はないでしょう。

しかし…

彼らが処方しているのは、薄毛治療薬ではありません。多毛症(体毛が濃くなる)という副作用がある降圧剤(血圧を下げる薬)です。

・その薬にどのような効果・危険性があるのかは、科学的にきちんとコントロールされた環境で検証されてはいません

厚生労働省は、降圧剤であれ薄毛治療薬であれ、いかなるミノキシジル内服薬も承認してはいません

日本皮膚科学会のガイドラインは、「一般人の個人輸入・服用」とともに、「医師による安易な処方」も戒めています。

いま一度お聞きします。

それでもミノタブ、購入しますか?

さて、ここからはミノキシジルの《外用薬》についてお話していきます。

ミノキシジル《内服》がガイドラインでD評価だったのに対し、ミノキシジル《外用》は最高のA評価をつけられています。

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

ガイドラインでは、以下、ミノキシジル外用について過去にどのような実験が行われ、どのような結果が出たかが詳細に記されています。

…が、長くなってしまうので、ここではエビデンスの詳細には立ち入りません。ご興味の方はガイドラインをご覧ください。

ガイドライン「ミノキシジル外用」の項は、次のように締めくくられています。

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

《内服》とは打って変わって、ミノキシジル《外用》は、効果と危険性がしっかり調べられている。その発毛効果について、科学的なエビデンスがそろっている。

だからこそミノキシジル外用は、ガイドラインで最高評価(A=行うよう強く勧める)をつけられているのですね。

さて、そんなミノキシジル外用薬。現在日本では、2社から製品が出ています。

ひとつは大正製薬の「リアップX5」
もうひとつはアンファーの「メディカルミノキ5」

それぞれの入手方法・購入方法をご紹介しましょう。

大正製薬「リアップX5」

発毛剤の代名詞、言わずと知れた、大正製薬の「リアップX5」。

頭皮に塗布すると、有効成分=ミノキシジルの作用により、発毛や育毛、さらには脱毛の進行の予防といった効果が期待できます(注2)

価格は、60ml(1か月分)=7,611円(税込み)。

入手は実に簡単です。マツモトキヨシ、ウエルシア、ツルハドラッグ…。町の薬局で普通に売られています

ただし、第1類医薬品のため、購入の際には薬剤師さんからの問診が必須になります。
薬剤師と話すのは「恥ずかしい」「煩わしい」という人は、こちらのAmazonページからも入手可能。

なお、本製品は男性向け。
薄毛に悩める女性には、同じリアップシリーズの「リアップリジェンヌ」をおすすめします。

注2:詳しくはリアップX5の添付文書をご覧ください。頭皮の発疹、頭痛などの副作用リスクや、製品を使用すべきでない人についても記載があります。

アンファー「メディカルミノキ5」

スカルプDシャンプーで有名なアンファーの「メディカルミノキ5」。
今年(2018年)8月に発売されたばかりの、新しい発毛剤です。

もっとも、有効成分がミノキシジルであること、その濃度が5%であることは、先発品であるリアップX5と同じ。
期待される効果も、起こり得る副作用も、リアップX5と変わりません。(詳しくは添付文書を参照のこと)

入手方法は、基本的に通販のみ。次の3か所からご購入になれます。

価格は、60ml(1か月分)=税・送料込み7,800円と、単品だとリアップX5(7,611円)より割高。しかし下表のようなセット割引があります。

  • 3本セット:税・送料込み21,060円(1本あたり7,020円)
  • 4本セット:同27,000円(1本あたり6,750円)

町の薬局で手軽に買うならリアップX5、長期継続を前提に通販でお得に買うならメディカルミノキ5、といったところでしょうか。

なお、「リアップX5」と「メディカルミノキ5」、2種のミノキシジル外用薬についてもっと知りたい!という方は、こちらの記事をお読みになってください。

※海外製の高濃度ミノキシジル外用薬について

ちなみに、海外にはミノキシジルをより高濃度(15%程度)に配合した外用薬も存在します。そうした製剤を個人輸入することは、物理的には可能です。

しかし、こうした高濃度のミノキシジル外用薬の安全性について、十分な検証はなされていません

日本皮膚科学会のガイドラインがA評価をつけているのは、飽くまで次の濃度におけるミノキシジル外用です。

  • 男性型脱毛症…5%ミノキシジル
    (リアップX5、メディカルミノキ5)
  • 女性型脱毛症…1%ミノキシジル
    (リアップリジェンヌ)

第一、先にも言いましたが、個人輸入には偽造品をつかまされるなどのリスクがつきまとい、そもそも入手方法として全く推奨できません。

ミノキシジル外用による薄毛治療は、あくまで厚生労働省に認可され、日本国内で合法的に流通している上記2製品で行うよう、くれぐれもご注意を。

間違えのない選択を!

ミノキシジルによる薄毛対策を考えている方へ。以上述べてきたことをまとめましょう。

まず、ミノキシジル製剤には《内服薬》と《外用薬》があります。

このうち、《内服薬》=通称ミノタブは、全くおすすめできません
「全く効果がないかもしれず」「重大な危険性があるかもしれない」ものだからです。科学的に、その点はきちんと調べられていません。

一方、《外用薬》は、強くおすすめいたします
ミノキシジル外用は、日本皮膚科学会も認める、現在日本において最も有効な薄毛対策のひとつです。

ミノキシジル外用薬は2種類が販売されています。入手方法は、それぞれ次のとおり。

  • 大正製薬「リアップX5」…町の薬局で買える。通販でも入手可
  • アンファー「メディカルミノキ5」…通販のみ

頭皮、そして髪。
デリケートな部位の、デリケートな悩みだからこそ、間違いのない対策をしてほしい。

ミノキシジルによる薄毛治療は、日本国内で合法に流通している《外用薬》にて行うよう、強くおすすめいたします。