目次

  1. 「ミノタブ飲むなら酒飲むな」!?
  2. ミノキシジルとアルコールの同時摂取は危険
  3. ミノキシジルと「頭痛薬」「胃腸薬」の同時摂取も危険
  4. ミノキシジルと「利尿剤」「β遮断薬」を同時に摂取しないと危険
  5. 【結論】ミノキシジルの内服はそもそもダメ
  6. 《おまけ》アルコールと薄毛の関係~飲兵衛はハゲる?~

「ミノタブ」こと、ミノキシジルタブレット(内服薬)。

ミノタブを必要とするような壮年男性の夜ごとのたしなみといえば…そう、お酒です。

でも、一説によると、アルコールとミノキシジルは飲み合わせが悪いんだとか?

「飲み合わせ」という観点から、ミノキシジルタブレットに迫ってまいります。

単刀直入に言うと、ミノキシジルとアルコールを同時に飲むのは危険です。

ポイントは、血圧

ミノキシジルとアルコールには、ともに血圧を下げる効果があります(注1)

血圧が過度に下がると、めまいや立ちくらみが起きやすくなり、ひどい場合には失神・昏倒の恐れもあります。

実は、アルコール以外にも、ミノキシジルとの「飲み合わせ」が悪いものがあります。

それは、各種のお薬

先ほども言いましたように、ミノキシジルには降圧(血圧を下げる)作用があります。それも、強力な

頭痛薬、胃腸薬、風邪薬、etc…。
ごくありふれたお薬の中にも、そこに血圧を下げる成分が含まれていれば、ミノタブとは併用が危険な薬ということになってしまいます。

逆に、併せて飲まないと危険な薬もあります。

●ミノタブの副作用による「むくみ」を防ぐために、利尿剤
●ミノタブの副作用による「動悸」を防ぐために、β(ベータ)遮断薬

副作用を低減するためには、原則的にこれらの併用が必要です。

ミノタブを個人輸入するような人は、得てして「ミノタブ+フィンペシア+リジン」といった効果特化型のセルフ処方に走りがち。

副作用リスクを顧みないこうした薄毛対策は、目をつぶって地雷原を力走するようなものです。

ここまでお読みになって、いかがだったでしょうか。

「ミノタブは外用よりお得・お手軽」というイメージが蔓延していますが、実のところミノタブは、決してお手軽な薬ではありません

  • アルコールとの飲み合わせは危険
    →趣味・嗜好に制限がかかる
  • 他の薬との安易な飲み合わせは危険
    →うかつに風邪薬さえ飲めなくなる
  • 最低2種類の薬を併用しないと危険
    →望まずして"薬漬け”に

ご存知の方も多いと思いますが、ミノタブはそもそも「薄毛治療薬」ではありません。「降圧剤」(高血圧の人が、血圧を下げるために飲む薬)です。

上述の「飲み合わせ上の注意」は、高血圧の人が本来の目的(降圧)で使用した場合の話。

血圧が平常な人間がミノタブを飲んだときどのような副作用が起こり得るかについては、そもそも科学的に未知というのが現状なんです。

というわけで、ミノタブの「飲み合わせ」をめぐる本記事の結論は、次のようなものとなります。

●結論。飲み合わせも何も、そもそもミノタブは飲むべきではない。

参考までに、医学界のミノタブに関する立場をご紹介します。

日本皮膚科学会が各種の薄毛対策法にA~Dの評価を下した「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン(2017年版)」において、ミノキシジルにつけられた評価は、最低の「D(行うべきではない)」。
下は、当該箇所のキャプチャー画像です。

実は、アルコール飲料そのものに、飲み過ぎると薄毛になりかねないリスクがあります。

  • 髪が栄養不足に
    アルコールが肝臓で分解される際に、多くのアミノ酸・ビタミンが使われる。アミノ酸やビタミンといえば、髪の毛の生育に必要な栄養素。つまり、アルコールのせいで髪が栄養不足に。
  • 薄毛の原因になる男性ホルモンが増加
    アルコールが肝臓で分解される際に、アセトアルデヒドという物質が発生する。この物質は男性の薄毛の原因となる男性ホルモン「DHT」を増やす働きを持つといわれている。
  • 睡眠の質が低下し、髪の生育が阻害される
    アセトアルデヒドには深い眠りを阻害する働きがある。ところで睡眠中に分泌される"成長ホルモン”は、髪の健やかな成長にとって重要。つまり、アルコールにより、髪の生育が阻まれる。

こうした弊害を未然に回避するにも、やはりお酒はほどほどに

以上、「アルコールとミノタブの飲み合わせ」を入口に、「飲み合わせ」という観点からミノタブについて考えてきました。

ミノタブは、言われているほど「お得」でも「お手軽」でもありません。

ミノタブの服用はNG

薄毛対策は、ミノキシジルの《外用》、クリニック処方のフィナステリド錠/デュタステリド錠など、きちんと効果と安全性が確かめられた方法で行いましょう。