目次

  1. 壮年性脱毛症はどうやって治療するの…?
  2. 壮年性脱毛症のおさらい
  3. 壮年性脱毛症の代表的な《治療法まとめ》
  4. 壮年性脱毛症の治療法は病院で相談を!

世の男性を悩ませる「壮年性脱毛症」

深刻な悩みですが、なかなか治療法が分からないという方も多いのでは?

中には「そもそも壮年性脱毛症自体分からない」なんて方もいるかもしれません。

そこで本記事では、壮年性脱毛症とはなにか、そして治療法の選択肢を紹介していきます。

いわゆるハゲに該当する中でも最も多いのが、壮年性脱毛症

自覚できないくらいゆっくり進行していき、壮年期にかけて徐々に薄毛が目立つようになっていく脱毛症です。

その多くの原因は、男性ホルモンの作用による脱毛症「AGA(男性型脱毛症)」だと言われています。

そんな壮年性脱毛症に対して、「どのように治療すれば良いのかがわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本稿では、そのような方のために壮年性脱毛症の原因や、代表的な治療法について詳しく説明していきます。

中年以降の抜け毛・薄毛である壮年性脱毛症ですが、「加齢による薄毛だから仕方がない」などと、あきらめる必要はありません。

その治療法を知っていくためにも、まずは壮年性脱毛症の概要原因について確認してみましょう。

壮年性脱毛症の概要

そもそも壮年とは、どれくらいの年齢を指すのでしょうか?

言葉だけの意味合いでいうと「25~45歳」と定義されますが、壮年性脱毛症の対象は「40~50代」

10~30代前半の男性に現れる脱毛症は、若年性脱毛症にカテゴライズされます。

例えばAGAなど、脱毛症の原因が同じであっても、抜け毛や薄毛の症状が現れる年齢が異なれば、区分が変わります。

したがって、基本的には原因が同じであれば、壮年性脱毛症も若年性脱毛症も同じ方法で対策を講じることができるのです

壮年性脱毛症の原因

40~50代に現れる壮年性脱毛症のおもな原因は、先ほどもお伝えした通り、男性ホルモンの影響によるヘアサイクルの乱れ、つまり「AGA」であると考えられています。

AGAは、主に男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテストステロン)が、髪の毛の成長サイクルを乱すことによって引き起こされる脱毛症です。

しかし、男性ホルモンだけではなく、生活習慣の乱れやストレスによって引き起こされるケースもあります。

特徴として、頭頂部や前頭部から薄毛が進行するのが一般的。

男性の薄毛の95%は、このAGAが原因となって起きていると言われています。

つまり、40~50代の薄毛のほとんどはAGA、ひいては壮年性脱毛症であると言えるのです。

壮年性脱毛症の主な原因が「AGA」であることがわかったところで、その具体的な治療法について説明したいと思います。

以下の2つの種類に治療法を分類してご紹介していきますので、どの治療法がご自身に向いているのかを考慮しながら内容をチェックしてみてください。

  • AGAの原因である男性ホルモンに直接働きかける治療法

  • なくなってしまった髪を生やすための治療法

男性ホルモンの変化に起因する治療法

内服薬

2017年現在、日本で使用が認可されている壮年性脱毛症を含む薄毛治療の内服薬は、プロペシアザガーロの2種類だけです。

これらは壮年性脱毛症に効果があると、医学的に認められています。

有効成分として、プロペシアにはフィナステリドが、ザガーロにはデュタステリドが配合されています。

細かい作用は違いますが、どちらもAGAを発症する主犯格と目される男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を抑制する作用があります。

壮年性脱毛症の治療として効果が期待できますが、医薬品なので、副作用のリスクは懸念しておかなければなりません。

プロペシアとザガーロは、ともに性欲の低下勃起不全などが見られるケースがあります。

服用に際してはしっかりと医師に相談しましょう。

プロペシアやザガーロについて、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事にて詳細をチェックしてみてください。

外用薬

壮年性脱毛症の外用薬としては、ミノキシジルが有名です。

高血圧を治療する血管拡張剤として開発されたのがそのルーツ。

頭皮の血流を改善し、毛根に栄養を行きわたらせて髪の毛の再生を促す効果があります。

頭皮に塗布する外用薬として、ドラッグストアでも購入できる商品もあり、薄毛業界ではメジャーな存在です。

外用薬の副作用として、頭皮のかぶれや痒みを引き起こすリスクも考えられるので、デリケートな肌の方は使用時に注意が必要です

また、未成年者への使用は認められていません

内服薬、外用薬、それぞれ単品でも発毛効果は期待できますが、多くの病院やクリニックではその両方を合わせて処方するケースが多いようです。

なくなった髪を生やすための治療法

育毛メソセラピー

育毛メソセラピーは、注射器を使って頭皮に直接、有効成分を注入して浸透させ、薄毛の改善を図る施術です。

メソセラピーとは、もともと対象部位に直接薬液を浸透させる医療行為のこと。

痩身を希望する方の部分痩せなどを目的として、美容皮膚科でも使われる手法です。

「注射針を頭に刺す」というと、戸惑う方もいるかもしれませんが、そこはご安心を。

注射での施術前には局部麻酔を用いるなどして、痛みを軽減する工夫が図られていますし、近年では、超音波やレーザーを用いた、針を使わない治療法もあるようです。

保険適用外の自由診療なので、1回の治療にかかる費用はAGA治療薬だけで治療にあたるよりも高額になる傾向にあります。

ただし、短期間で治療を終えられた場合は、育毛メソセラピーのほうが結果的に安く済む場合もあるようです。

金額や期間の兼ね合いも、医師にじっくり相談してみるといいでしょう。

各クリニックにより内容や価格に違いがありますので、自分に合った施術をしてもらえるかどうか、よく検討してみてください。

自毛植毛

自毛植毛治療は、髪が薄くなった部分に比較的濃く残っている部分の毛髪を移植する治療法

ハゲにくい側頭部や後頭部に生えている髪の毛を移植するのが一般的です。

側頭部・後頭部の髪の毛はDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けにくく、AGAの症状が再発しにくいので、効果はほぼ一生ものと考えられるでしょう。

植毛治療には、メスで組織を切開する方法毛根を1本ずつ採取する方法があります。

しかし、どちらの治療法を選択しても、目立たないとはいえ傷跡が残ってしまいます

また、毛根を移植しても「移植先で上手く定着しない場合は髪の毛が生えてこない」なんてリスクも…。

その場合は再度移植を行わなければなりません。

とはいえ、成功すれば特別なメンテナンスの必要もなく、自然な状態でボリュームアップしたフサフサの毛髪を維持できます。

自毛植毛は、壮年性脱毛症を始めとするAGAの画期的治療といえるでしょう。

壮年性脱毛症による抜け毛には、主にプロペシアザガーロなどの内服薬での治療や、高血圧を治療する血管拡張剤として開発されたルーツを持つミノキシジル外用薬での治療が適用されます。

ほかにも、頭皮へダイレクトに育毛有効成分を注射する育毛メソセラピー、自分の髪の毛を移植する自毛植毛について解説しました。

ともに、壮年性脱毛症に対する最新治療として注目が集まっています。

自分の症状に合った治療を、かかるコストや期間などとのバランスを釣り合わせながら、ベストな選択ができるよう、まずはクリニックで相談することをおすすめします。