目次

  1. 日本毛髪科学協会って知ってますか?
  2. 日本毛髪科学協会とは?
  3. 診断や検査も可能!詳しい活動内容
  4. 協会の認定資格とは?
  5. 会員になるには?
  6. 相談や検査はどこで受けられる?
  7. 日本毛髪科学協会は髪のプロフェッショナル集団!

日本毛髪科学協会を知っていますか?

なんだか難しい名前だし胡散臭い…と感じる方もいると思いますが、実は、内閣府の認定を受けた公益社団法人なのです。

10月20日(2017年)に、ツイッターでトレンド入りをした「♯頭髪の日」も、この機関が制定したもの!

日本毛髪科学協会とはいったい何なのか?

薄毛に悩む人たちとどんな関係があるのか?

ヘアラボ編集部が詳しく調べてみました。

日本毛髪科学協会は、「健康な毛髪と頭皮を守る」を基本として、研究だけでなく、一般の相談や教育・指導などを行っている団体です。

日本毛髪科学協会の1番のポイントは、公益法人であり、利益を目的としていない点です。

<日本毛髪科学協会>

  • 設立:1966年

  • 目的:毛髪と皮膚についての正しい知識、理解を広める

  • 会員数:約2,000人

  • 賛助会員:約70社

  • 本部事務局:東京都 そのほか8支部

主な活動内容は下記の通りです。それぞれ次の章で詳しくみていきましょう!

  • 活動内容
    ・毛髪相談/毛髪検査
    ・普及啓発
    ・講演会や展示会への協力
    ・教育研修事業
    ・機関紙の発行
    ・調査研究

毛髪相談/毛髪検査

日本毛髪科学協会では、髪の悩みを電話や対面で専門職員に相談できます。

髪がパサつく、切れ毛や枝毛が気になる、抜け毛が多いなど、髪の悩みは人それぞれですが、どんな内容でもかまいません。

そして、必要に応じて詳しい毛髪検査(検査料は実費)も可能です。

医療機関ではないので治療は行いませんが、自宅で取り入れられるヘアケアのアドバイスまでしてくれます。

クリニックや育毛サロンなどではないため、中立的な立場での診断を受けられるのが嬉しいですね。

普及啓発

日本毛髪科学協会は、公(おおやけ)の機関や業界団体などの催し(もよおし)に参加し「無料毛髪相談」も行っています。

また、10月20日を「頭髪の日」と制定したり等、多くの一般の方々にも髪や頭皮の知識を広める活動もしています。

特にこの「頭髪の日」の前後約1か月間は、毛髪衛生月間と定め、全国で気軽に参加できる毛髪相談やイベントも実施!

たくさんの人たちに、髪や頭皮への正しい知識が得られるような活動をしているのですね。

講演会や展示会への協力

日本毛髪科学協会は、毛髪や皮膚をテーマにした講演会へ、講師の派遣も行っています。

また、展示会では毛髪写真などの資料も提供し、より深い知識を得てもらえるような協力も!

これらの協力は、一般はもちろん、賛助会員(注1)のメーカーや会社などに対しても行っています。

注1:日本毛髪科学協会の諸事業を支えている会員のことで、アートネイチャーなどの増毛メーカー、カネボウや資生堂などの化粧品メーカー、大正製薬などの製薬会社など、約70社が加盟しています。

教育研修事業

日本毛髪科学協会は、全国セミナーや地域セミナーを開催し、幅広い教育研修を行っています。

  • セミナーの内容とは?
    皮膚科専門医や技術者を講師に招き、髪や頭皮だけでなく、基礎医学や社会科学など幅広い分野のテーマで公演が行われます。
    賛助会員のメーカーや医療関係者も参加し、夜には和やかな懇親会が開かれ、情報交換なども行う知識向上の場となっています。

また、会員を対象とした資格認定に向けての講習も実施!

<日本毛髪科学協会が認定する資格>

  • 毛髪診断士
  • 認定講師
  • 認定指導講師

これらの資格を修得するために講習会、資格認定試験を実施しています。
資格については、 後ほど詳しくご紹介します!

機関紙の発行

日本毛髪科学協会は、年に4回「皮膚と美容」という協会機関誌を発行しています。

美容師や理容師、薬剤師などの専門職に向けて発行しており、毛髪や皮膚に関する最新情報を掲載!

内容は、研究センターで行った研究報告や専門家の論文など、専門性の高いものとなっています。

正会員や賛助会員には無料ですが、一般の方でも1冊3,000円(税別)で購入可能。

「皮膚や毛髪について専門的に学びたい」という方に、大変役立つ機関誌となっています。

調査研究

日本毛髪科学協会は、毛髪に関する研究を日々行っています。

また、毛髪相談や検査結果をもとにして、一般市民が毛髪にどんな悩みを持っているかなどの傾向も調査しています。

その他に、賛助会員や一般企業などから依頼を受け、パッチテストも実施。

新しい化粧品や育毛剤などの、原材料や安全性をチェックしています。

活動まとめ

日本毛髪科学協会は、毛髪そのもの、そして悩みの傾向の調査、また毛髪診断士や認定講師などの資格認定講習など、さまざまな活動を行っていることがわかりましたね。

<日本毛髪科学協会の活動まとめ>

  • 毛髪相談/毛髪検査
    髪や頭皮に悩みがある一般人の相談・検査

  • 普及啓発
    無料相談やイベントの実施

  • 講演会や展示会への協力
    企業や機関に講師を派遣、また資料の提供

  • 教育研究事業
    セミナー実施、資格講習・認定

  • 機関誌の発行
    専門職の方への最新情報を発信

  • 調査研究
    毛髪研究、一般市民の毛髪の悩み傾向調査

続いては、協会が認定している資格について詳しく見ていきましょう。

上記でもご紹介しましたが、日本毛髪科学協会では認定する資格が3種類あり、それらを取得することが可能です。

  • 毛髪診断士
  • 認定講師
  • 認定指導講師

それぞれ、どのような資格なのかを詳しく見ていきます。

毛髪診断士とは?

  • 毛髪に関する知識を習得した者
  • 毛髪の状態を顕微鏡などで的確に観察する技術を習得した者
  • 毛髪についての悩みを持つ方たちに適切なアドバイスをできる者

この資格は、2日間の講習会を修了し、認定試験に合格すると認定される資格です。

知識と技術の両方を修得するため、難しい資格となります。

認定期間は2年間で、更新する場合は認定更新試験を受ける厳しい条件もあります。

毛髪診断士に合格した方には、ステッカーと認定証が送られるので、お店などに掲示できます。

利用者は、これを目印にすれば、毛髪診断士が在籍していることがわかり、安心して相談できることになります。

認定講師とは?

  • 毛髪だけでなく、頭皮についての相談にも適切なアドバイスができる者
  • 皮膚や洗浄剤などに関する高い専門知識を修得した者

この資格は、毛髪診断士に合格した方か、毛髪診断士認定講習会の修了者で全国セミナーや支部研修会を1回以上受講し、かつ認定講師講習会1回修了した人だけが受験できます。

認定講師は、毛髪診断士よりも高度な専門知識のある資格となります。
髪や頭皮の悩みの相談を受けた後、治療の必要があると判断した場合に専門医への受診を勧めることができるなど、アドバイスよりも上の指導ができます。

認定指導講師とは?

  • 日本毛髪科学協会の会員に対して指導する者
  • 毛髪と頭皮の知識を豊富に修得した者
  • 認定講師の資格を有し、かつ十分な経験があり理事長が認定する者

この資格は、認定講師の資格を持ち、かつ全国セミナーを2回以上修了した人だけ受験できます。

日本毛髪科学協会で認定している資格の中で最も難しいものですが、自身の仕事だけでなく会員への指導も行えるという資格です。

日本毛髪科学協会の会員は、原則として、理容師や美容師、薬剤師となっています。
また、現在、専門職の資格がなくても、毛髪や頭皮に関わる仕事に携わっていれば入会できます。

しかし、当然ですが、入会金と年会費は必要です。

  • <日本毛髪科学協会諸費用>
    ・入会金:4,600円
    ・年会費:15,000円
    ・参考書:3,240円

それでは、会員になった場合の特典はいったい何なのでしょうか?

<日本毛髪科学協会の会員特典>

  • 毛髪や皮膚などの専門的な勉強ができる
  • 講習会を会員価格で受講できる
  • 講習会などで会員と交流し情報交換ができる
  • 知識を得ることで店の信用度がアップする
  • 客からの相談などに適切な回答ができ店の評価があがる

日本毛髪科学協会の会員になると、これらの特典があります。

現在、美容師や理容師の方は、お客さまからの相談内容に対し、的確な答えを出せるようになります。

専門的な職業には資格は重要ですから、そのための講習や受験料などが半値近くで受けられるのも嬉しいですよね。

また、これから髪や皮膚に関する仕事がしたいと思っている方にも有効です。

相談について

日本毛髪科学協会は、会員でなくても電話や対面で相談することができます。

電話での相談の受付は、平日の9時から17時まで。(土日祝日、年末年始を除く)

  • 電話番号:03-6380-0822

対面での相談をしたい場合は、一度、上記に電話をして予約しましょう。

また、定期相談会や、不定期ですがイベントも行っているので、日本毛髪科学協会のHPを確認して参加するのも良いですね。

専門職員が随時対応してくれるので、髪に悩みがある方は一度相談してみてください。

検査について

日本毛髪科学協会では、相談だけでなく毛髪検査も行えます。
毛根部、毛幹部の検査ができるので、自分の髪の状態を知ることが可能です。

来所、郵送でも可能ですが、どちらも事前に予約や連絡をする必要はあります。

  • 郵送での検査方法
    (検査料は、税別2,000円~)
    ①シャンプー時に自然に抜けた髪を採取(2日分以上)
    ②HPからダウンロードした毛髪検査依頼書に相談内容を記載し①を同封して郵送

これだけで、観察結果を書面で報告してもらうことができます。

詳しく内容を聞きつつ相談したい方は、郵送し検査結果が出てから来所することも可能です。
頭皮の状態も観察してもらえるので、より細かいアドバイスをしてもらえますよ。

日本毛髪科学協会は、髪に関するさまざまな活動をしている団体でした。

ただ、プロの方たちが今以上に勉強する場でもあるので、一般人で入会するのは少し敷居が高いかも…。

でも、髪の相談や検査は誰でも気軽に受けられますから、明確で信頼できるところに相談したい方にはおすすめです。

ぜひ、利用してみてくださいね。