目次

  1. ミノタブの効果や副作用ってどう?
  2. ミノタブという薬について
  3. ミノタブのリスクとは…
  4. 薄毛治療には他の選択肢を!
  5. ミノタブは効果や副作用、注意点をよく考慮して
薄毛治療にミノタブってどう?
薄毛治療にミノタブってどう?

効果や副作用を知りたい

ミノタブ(ミノキシジルタブレット)は、薄毛治療においてAGA治療薬プロペシアと並んでよく用いられる医薬品。

ちょうどミノタブを検討中という方も、多いかもしれませんね。
とはいえ、医薬品だけに気になるのがその効果と副作用。

正しい知識を持って服用したいと考え、このページを開いている方が多いでしょう。

大前提として、ヘアラボではミノタブの使用は推奨していません。

なぜなら、ミノタブの薄毛治療薬としての効果・副作用に関して、正確な情報がどこにもないため。

急な展開すぎて意味が分からないかもしれませんが、これは真実です。

本記事ではこの謎を紐解いていくため、ミノタブとはいったいどんな薬なのか、薄毛治療の代替手段と併せて説明していきます。

繰り返しになりますが、ミノタブの薄毛治療薬としての効果・副作用について、正確な情報はありません。
というのも、ミノタブは本来発毛剤ではなく、降圧剤(血圧を下げる薬)なのです。

そのため、高血圧の人を対象にした臨床試験は行われていますが、薄毛治療薬としての効果・副作用は検証されていないのですね。

世界的に見てもミノタブを薄毛治療薬として認可している国はありませんし、日本においてはその作用の強さから降圧剤としてすら認可されていません。

そんなミノタブがなぜ薄毛治療に用いられているのか…。
この背景には、降圧剤として使用した際の副作用である「多毛症(体毛が濃くなる症状)」が深く関与しています。

「体毛が濃くなるのなら、髪も増えるのでないか」という発想の元、発毛剤として使われるようになったのですね。

とはいえ、これはあくまで憶測にすぎず、科学的根拠に基づいた治療ではありません。

ミノタブを薄毛治療に使った場合、どんな効果・副作用が現れるかは全くの未知数なので、そのことは必ずご理解ください。

「でも、髪が生えるのは本当ってことでしょ?」なんて方もいるかもしれません。
ですが、副作用目当てでミノタブを服用するのは、みなさんが思っているよりもずっとリスキーな行為です。

ミノタブには、クリニックや他メディアが報じないさまざまなリスクがありますからね。

ということで続いて、ミノタブに隠されたリスクを見ていきましょう。

ネット上でミノタブを調べてみると、「リスクは高いけれど、効果も高い薬」なんて紹介されていることがありますよね。

ですがこれまで述べてきた通り、ミノタブ自体の薄毛治療薬としての効果・副作用は不透明。

加えて以下のような特徴もあり、リスクのみが大きい薬と言っても過言ではありません。

  • 降圧剤の中でも作用の強い薬である
  • 医薬品副作用被害救済制度の対象外となる

それぞれ詳しく触れていきましょう。

降圧剤の中でも作用の強い薬である

ミノタブの源流とされるファイザー社の「ロニテン」添付文書によると、ロニテンの処方は、以下の条件を満たした患者のみとされています。

  • 血圧が非常に高い
  • 高血圧が生命維持上重要な臓器に負担をかけている
  • 他の降圧剤に効き目がなかった、あるいは重篤な副作用が出た

これらのことを踏まえると、ミノタブは降圧剤の中でも優先的に選択される薬ではなく、いくつかの薬を試した後に使われるような作用の強い薬であることが分かります。

さらに、本来は副作用を抑えるための薬も併用すべきとされており、ミノタブだけを飲むことは推奨されていません。

なんとなく使ってみようと思っていた方にも、ミノタブの恐ろしさが伝わったのではないでしょうか?

薄毛治療の効果が期待できないだけでなく、身体へ与える影響も決して小さくはありません。

医薬品副作用被害救済制度の対象外となる

前述した通り、ミノタブは国内で非認可の未承認医薬品です。

未承認医薬品であっても購入・服用は合法ですが、健康被害が現れた場合に医薬品副作用被害救済制度(注1)の対象外となってしまいます。

医療費などの手当てが受けられないとなると、身体への影響だけでなく金銭的な負担も大きくなりますよね。

重篤な副作用のリスクもあるため、気軽に手を出すのは危険と言わざるを得ません。

ちなみに、日本皮膚科学会による男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版においても、ミノタブ(ミノキシジル内服)の評価は最低のD(=行うべきではない)とされています。

注1:医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品の使用による副作用が現れた際、医療費や医療手当などの給付が受けられる制度のことです。

ここまで説明してきた通り、ヘアラボではミノタブの使用は推奨していません。

それでは、薄毛治療にはどんな選択肢があるのか…?

先ほど紹介したガイドラインでAまたはBの評価の対策は、以下の4つが挙げられます。

  • フィナステリド内服(※男性のみ)
  • デュタステリド内服(※男性のみ)
  • ミノキシジル外用
  • 自毛植毛

それぞれの対策について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

ミノタブの効果や副作用を考慮しよう
ミノタブの効果や副作用を考慮しよう

まずはクリニックへ

繰り返しになりますが、いかなる状況であろうとミノタブの服用は推奨しません。

一見薄毛治療のメシアのような薬ですが、実態はリスクの塊ですからね。

仮に髪が増えたとして、健康を損なっては意味がありません。

有効な代替手段もありますので、その中から自身に合ったものを見つけましょう。

参考文献
[1] 麻生泰 , 薄毛治療の新常識 , (白誠書房、2016)