目次

  1. 成長因子で薄毛治療をサポート?HARG(ハーグ)療法ってなに?
  2. HARG療法の概要
  3. HARG療法の効果は?
  4. HARG療法の副作用の心配は?
  5. HARG療法の価格について
  6. 治療法としてのヘアラボの評価

薄毛治療を探す中で「HARG療法(ハーグ療法)」というものを耳にしたことある方も多いのではないでしょうか。

医療機関で行われ、成長因子と呼ばれるもので薄毛治療のサポートをしますが、具体的にどんな方法なのでしょうか?

HARG療法を理解するため、次の4つの観点で説明します。

  • HARG療法の概要
  • HARG療法の効果
  • HARG療法の副作用
  • HARG療法の価格
HARG治療の流れを動画で紹介

HARG療法とは、「Hair Re-generative theraphy(毛髪再生治療)」の頭文字をとって名付けられたもの。

HARGカクテルという薬剤(注)を薄毛部分の頭皮に注射することで、毛髪を作る細胞に働きかけ発毛させる再生医療です。

その結果、コシやツヤのある頭髪の再発毛が行なわれ、根元からしっかりと太い髪が増えていきます

HARG療法はAGA(男性型脱毛症)の他に、ストレスや生活習慣からくる抜け毛や若はげ、AGA治療薬(プロペシア)の使用できない女性にも施術可能です(ただし、AGAは完治しない症状のため、発毛が見られてからも、継続治療が必要)。

2007年に日本で臨床が開始され、現在では180以上の医療機関がHARG療法を導入しています。

注:幹細胞(自分と同じ細胞を作る能力を持った細胞)から抽出した、成長因子を含むタンパクを主原料として精製された薬剤のこと。

続いてはHARG療法の効果について見ていきましょう。

おもに施術の頻度は、3~4週間に1回の治療になり、6回の治療でいったん終了というケースが多いようです。

HARG治療センター新宿桜花クリニックによると、HARG療法3~4回目(5~6ヶ月経過後)の治療で発毛が確認されているとのこと。

同クリニックは、脱毛症の22人の患者に合計6回のHARG治療を実施した論文データも発表しています(発毛薬の併用はなし)。

ただし、AGAは完治しない症状

男性型脱毛症は、一度、薄毛が改善されても、治療をやめると再び薄毛・脱毛が始まります。

男性型脱毛症の原因には、体内に常在する男性ホルモンが影響しており、その作用を根本的に断つ方法は見つかっていません。
発毛剤などによる治療においても継続する必要があります。

HARG療法においては、治療完了の目安となる6回の治療後も、症状に応じて1~2か月に1回ずつ頭皮注射を継続するようです。

また、HARG療法は、頭皮注射による薄毛治療ですが、お客様との相談によって、クリニックによってはプロペシアなどの発毛薬と併用する場合もあります。

効果があるということは、同時に副作用も気になるところ。

HARG療法の薬剤にはアレルギー物質が含まれておらず、副作用はないと言われています

注射による痛みだけで、傷痕も残らないとのこと。

これまで、副作用などが見られた報告は見当たりません(ヘアラボ調べ)。

施術後の洗髪は、翌日から可能なケースが多く、翌日から仕事にも復帰できる治療法になります。

HARG療法の概要や効果を理解したところで、気になるのが価格。

HARG療法の価格は施術を行う各クリニックによって異なります。

頭部全体の治療を行う場合、1回10万円程度が目安となり、複数回の治療が必要となりますので、総額では数十万円から100万円を超えることもある様子。

一例を紹介すると…

◎HARG治療センター新宿桜花クリニック

  • HARG療法 6回 90万円
  • HARG療法 8回 120万円
  • HARG療法 10回 150万円
  • 継続した場合1回 18万円

◎紀尾井町プラザクリニックの場合(男性)

  • HARG療法1回:162,000円
  • HARG療法6回コース:648,000円(1回につき108,000円)
  • HARG療法7回目以降:1回129,600円

◎紀尾井町プラザクリニックの場合(女性)

  • HARG療法1回:129,600円
  • HARG療法6回コース:518,400円(1回につき86,400円)
  • HARG療法7回目以降:1回108,000円

HARG療法は6回の施術で治療を終了される場合が多く、6回の価格ラインが一つの目安とお考えください。

※価格は2018年6月時点の税込みです。

HARG療法について、方法、効果、副作用、価格の点で解説してきました。

価格は数十万~100万円を超えることを考慮に入れると、決して安い治療法とは言えません。

ですが、発毛の実績データや、副作用の報告がないことなど、薄毛に悩む方にメリットがある治療法と言えます。

一方で、男性型脱毛症の治療ガイドラインを発表している『日本皮膚科学会』では、成長因子を使った再生治療について、次のような見解を述べています。

限られた施設における倫理委員会の承認を必要とする先進医療の段階にあり、安全性なども含め、その有効性は決して十分に検証されているとはいえない.

以上から成長因子導入・細胞移植療法は今後が期待される治療法ではあるものの、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」などの法規に則って施術する必要のあるものも多く、現時点では広く一般に実施できるとは言い難いため、行わない方がよいことにする。

日本皮膚科学会ガイドライン: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

日本皮膚科学会の見解も、考慮すべき内容だと思われます。

HARG療法は、安全性や有効性に十分、思慮したうえで検討されることをおすすめします。

参考文献
[1] , HARG療法が再生医療たる論文データ , http://www.harg.org/aboutharg/paper.html
参考文献
[2] , HARG治療センター新宿桜花クリニック , http://www.harg.org/
参考文献
[3] , 紀尾井町プラザクリニック , http://mouhatsusaisei.com/