目次

  1. 毛根がダメージで死ぬ!?もう髪は生えてこないの?
  2. 毛根と毛包、取り違えていませんか?
  3. 薄毛を防ごう!―頭皮環境を改善する4つの方法
  4. 「毛根が死ぬと髪が生えてこない」は誤解、正しい知識で薄毛予防を
毛根が死ぬ…?俺の髪の毛、大丈夫…?
毛根が死ぬ…?俺の髪の毛、大丈夫…?

薄毛で悩んでいたり、抜け毛の不安を抱えているみなさん、毛根、大事にしていますか?

中には、「ああ、もう俺の毛根は死んだ…」なんて思った経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな毛根についてよくあるウワサを検証します。
それは「毛根が死ぬと髪が2度と生えてこない」という説です。

この説、おそらく誤解が含まれています。 そのあたりを詳しくご説明していきます!

毛穴の中の髪の毛を図式化したもの。毛根は髪の毛の根本部分全体、毛包は髪の毛の基地となる部分を指しています
毛穴の中の髪の毛を図式化したもの。毛根は髪の毛の根本部分全体、毛包は髪の毛の基地となる部分を指しています

いきなりですが、毛根が「死ぬ」(何らかの原因でなくなってしまう)=髪が生えないというのは間違っています。

髪が生えなくなってしまうのは、(例外はあるものの)「毛包」がダメージを受けた場合です。

この毛包、字面は「毛根」とよく似ていますが、別のものです。

毛根と毛包を正しく理解しよう

ひとくちに「毛根」といっても、指している範囲が広すぎ、つまりざっくりしすぎています。

毛根は、皮膚の下、つまり毛穴より下の部分の髪の毛全体を指しています。

ところで髪の毛は2〜6年ほどでその一生を終え、生え変わるのですが、新しい髪の毛はどこから生えてくるのでしょうか?

それはさきほど触れた「毛包」なのです。

この毛包は頭皮の下、毛穴の奥にあります。
毛穴の奥ということで、外からは見えません。

  • 毛根…髪の毛のうち、皮膚(頭皮)の下に隠れている部分全体

  • 毛包…髪の毛の根本部分を包んでいる器官。髪の毛が生まれ、成長する場所


この毛包が大きく関わるのが植毛手術です。 植毛手術というと毛を植えるイメージがあると思いますが、実際にはこの毛包を移植して新たな髪の毛を生やします。 髪の毛の生え変わりにとって大変重要な部位であることはご理解いただけたのではないでしょうか。

毛包が「死ぬ」ことってあるの?

さてこの大切な毛包、これが何らかの原因で破壊されてしまうと、髪の毛は生えません。 これは薄毛に不安を抱える方にとっては死活問題ですよね。

でも、安心してください。
毛包はそう簡単には破壊されません

毛包が破壊されてしまうのは、たとえば大やけどなど、皮膚の内部にまでダメージが及ぶ場合です。
さらにそれによって抜け毛が起きる症状を「瘢痕性脱毛症(はんこんせいだつもうしょう)」といいます。

これは当然頻繁に起こることではありません。 たとえば「俺の毛根大丈夫…?」と不安に思うくらいの方であれば、間違いなく該当しないでしょう。

ちなみに男性にもっとも多い脱毛症である男性型脱毛症(AGA)は、毛包の成長期が短くなる「ミニチュア化」が起きることで毛の成長が不十分となり、徐々に成長しない「休止期」のままの毛包が増えていきます。

これは「死ぬ」とは少しニュアンスが違いますが、毛が生えなくなるという点では限りなく「死ぬ」ことに近いといえるでしょう。

正しい洗髪法と規則正しい生活が対策の第一歩
正しい洗髪法と規則正しい生活が対策の第一歩

さていかがでしょうか? 「毛根(本来は毛包ですが)が死ぬ…」と不安になっていた方も、実は心配のしすぎだったのではないでしょうか。

毛包はそう簡単に「死ぬ」ことはありません。

まずは髪の毛の仕組みを正しく知り、また日頃からできるケアで頭皮をよい状態に保ってみましょう。
どうしても不安!という方も、対策で気持ちが和らぐかもしれませんよ。

ここからは、普段からできる頭皮環境対策をご紹介していきます!

自分に合ったシャンプー選びを

日々の髪の毛、スカルプ(頭皮)ケアといえばシャンプーです。

あなたがお使いのシャンプー、自分の頭皮に合っていますか?
意外に多いのが、よく洗おう!という気持ちが先走って洗浄力が強いシャンプーを使っているケースです。

もちろん合わないシャンプーだからといって「毛根(毛包)が死ぬ」なんてことはありません。

しかしシャンプー後にフケが多かったり、髪の毛のパサツキ、頭皮の乾燥などの症状が出ている方は、シャンプーを見直してみてはいかがでしょうか。

洗髪は正しい方法で

スカルプケアにおいてシャンプーと同じくらい大切になるのが洗い方です。
みなさん、髪の毛や頭皮に余計な負担をかけない洗い方ができていますか?

詳しくはこちらの正しい洗い方に関する記事も参考にしていただきたいのですが、ポイントは以下の4つ。

  • シャンプー前の予洗いを行う
  • 指の腹でやさしく洗う
  • すすぎは丁寧に、洗い残しを防ぐ
  • 髪の毛を確実に乾かす。その際にドライヤーを髪の毛に近づけすぎない

髪と頭皮を洗うシャンプーなのに、間違った洗い方をしていたらショックですよね。
もちろん洗髪で「毛根(毛包)が死ぬ」なんてこともありませんが、ぜひ注意してみてください。

規則正しい生活習慣を

もう一つ、頭皮や髪の毛に関して大切なのが正しい生活習慣を維持すること。

睡眠不足、また不規則だったり、乱れた食生活が続いていると、いずれは体に悪影響がでることがあります。

頭皮も肌の一部。 乱れた生活がお肌に悪影響を…と聞くとイメージしやすいのではないでしょうか。

もう少し具体的に申し上げると、睡眠不足や偏った食事、ストレスなどで血行が悪くなったり、栄養が不足すると髪にも当然よくありません。

生活習慣の乱れが即薄毛につながるわけではありませんが、悪影響がある可能性がある以上、なるべく避けたいところです。

育毛剤も検討してみよう

ここまでご紹介した対策でもまだ「毛根が死んでいるかも…」と不安な方は、育毛剤の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

育毛剤には毛包を蘇らせる効果はありませんし、発毛効果もありません。
しかし記事前半でご説明した通り、多くの方の毛包はまだ生きているはず。

育毛剤は必要な栄養を補給したり、頭皮環境をよりよく保つことは期待できます。 抜け毛予防についてはまさに育毛剤の守備範囲ですから、ぜひ検討してみてください。

ここまで「毛根が死ぬと髪が生えてこないの?」というウワサを検証してきました。
多くの方は神経質になる必要はありません。

ぜひ過度に不安にならず、手軽にできる対策、スカルプケアで頭皮環境をよりよい状態に保つ、それくらいが体にも心にもよいのではないでしょうか。

今回ご紹介した対策を実践して、健やかな頭皮環境を手に入れてください!