目次

  1. 毛生え薬には副作用がある?
  2. そもそも、毛生え薬の定義とは
  3. ”毛生え薬”(発毛薬と育毛剤)の副作用の有無は?
  4. 【成分別】発毛薬(発毛剤)に考えられる副作用まとめ
  5. 毛生え薬はリスクを考慮して自分に合ったものを!
毛生え薬の副作用って?
毛生え薬の副作用って?

薄毛の人にとって「毛生え薬」という言葉は、とても魅惑的に聞こえることでしょう。

しかし、毛が生えるからには何か副作用があるのでは、と心配にもなりますよね。

また、副作用と言っても具体的にどんな影響があるのか、気になりませんか?

そこで今回は、毛生え薬に副作用は存在するのか、あるとすればどんな副作用があるのかを調査しました!

毛生え薬の定義って?
毛生え薬の定義って?

ここまで「毛生え薬」という言葉を使ってきましたが、毛生え薬とはどんな薬なのでしょうか。

実は現在、「毛生え薬」と明記して売り出されている商品はほとんどありません。

毛生え薬というのは、かなり曖昧な存在なのです。

そこでこの記事では、以下の2つを毛生え薬として説明していきます。

  • 発毛薬(発毛剤)
  • 育毛剤

まず、発毛剤と育毛剤にはどんな副作用があるのかを見ていきましょう。

発毛薬・育毛剤に副作用はあるの?
発毛薬・育毛剤に副作用はあるの?

さっそくですが、副作用の有無はそれぞれ以下のとおりです。

  • 発毛薬(発毛剤):副作用「あり」
  • 育毛剤:副作用「なし」

より具体的に説明していきましょう。

発毛薬(発毛剤)には副作用がある

結論から述べると、発毛剤を含む発毛薬には副作用があります

発毛薬とは、発毛効果が国に認められている有効成分が配合されている毛生え薬のこと。

内服薬外用薬があり、“発毛剤”と呼ばれることもあります。

これらの発毛薬(発毛剤)は、市販のものを含め「医薬品」

逆に言うと、医薬品でないものは発毛剤ではありません

医薬品で注意しなければならないのは、特定の症状に強い効果がある反面、副作用も伴ってしまうこと。

副作用がまったくない薬を開発することは難しいとされているくらいです。

以上から、医薬品である発毛剤は、副作用があると言えます。

育毛剤は副作用「なし」

続いて紹介する育毛剤には、副作用はありません

とはいえ、体に悪影響がある場合はある、とは言えます。

そもそも育毛剤とは、育毛発毛促進抜け毛の防止などを目的として開発された「医薬部外品」

育毛や発毛促進効果が国から認められている一方で、人体に対する作用が緩やかで刺激が少ないのが特徴です。

この育毛剤が分類される医薬部外品は薬ではありません。

したがって、悪影響があったとしてもそれを副作用とは呼ばないのです。

とはいえ、育毛剤に含まれている成分が体に合わない場合、かぶれかゆみなどのアレルギー症状が出る等の悪影響が出る可能性はあるので、副作用がないから安心ということではありません。

まとめると、言葉の定義上「副作用はない」と表現するしかありませんが、育毛剤にも「副作用のようなものはある」のです。

こんな副作用のリスクが…!
こんな副作用のリスクが…!

ここからは、発毛薬(発毛剤)に見られる副作用を確認していきます。

発毛薬(発毛剤)に配合されている有効成分がこちらです。

  • ミノキシジル
  • フィナステリド
  • デュタステリド

それぞれの成分の副作用を順番に見ていきましょう。

ミノキシジルの副作用

ミノキシジルには、塗るタイプの外用薬と飲むタイプの内服薬(注1)*があります。

塗るタイプとして有名なのは大正製薬のリアップです。

内服タイプは日本では厚生労働省の認可が下りているものがありません。

服用したい場合はクリニックへ行って処方してもらうなどの方法をとる必要があります。

このミノキシジルの主な副作用は次の通り。

  • 血圧低下
  • めまい
  • 動悸、息切れ
  • 多毛症
  • 吐き気、嘔吐
  • 腹痛
  • むくみ
  • 性欲減退
  • かゆみ

ミノキシジルはもともと血圧を下げる降圧剤に使用され、副作用で体毛が濃くなった事例が発見されたことから発毛薬としても使われるようになりました。

したがって、血圧関連の副作用が目立ちます

また、予期しなかった場所の体毛が濃くなることも。

これらの副作用があることを理解した上で、医師の指導の下、ミノキシジルが入った発毛剤を使うようにしましょう

注1:ミノキシジルタブレットは、AGA(男性型脱毛症)の治療薬として日本では未認可です。

フィナステリドの副作用

フィナステリドは、AGA治療薬のプロペシアやそのジェネリック医薬品に使用される成分です。

フィナステリドの副作用は次の通りです。

  • 性欲減退
  • 勃起・射精障害
  • 精液量の減少
  • 精液の質低下
  • 男性不妊症
  • 睾丸痛
  • 気分の落ち込み
  • じんましん、かゆみ、むくみ
  • 肝機能の低下
  • 乳房肥大・圧痛

フィナステリドは、もともとは前立腺肥大の薬として使われていたので、男性に関連する副作用が多いという特徴があります。

注意したいのは、妊娠中の女性や妊娠の可能性がある方、授乳中の方の使用は禁忌とされていること。

万一これらの方が使用したり錠剤に触れたりすると、胎児に影響が出る等の問題があります。

女性は絶対に触らないようにしましょう

デュタステリドの副作用

デュタステリドは、AGA治療薬のザガーロなどで使用される成分です。

デュタステリドの副作用は次の通りです。

  • 勃起不全
  • 性欲減退
  • 射精障害
  • 頭痛・めまい
  • 気分の落ち込み
  • じんましん、かゆみ、むくみ
  • 精巣痛、腫れ
  • 腹痛・下痢
  • 肝機能障害
  • 黄疸(おうだん)(注2)

また、デュタステリドは、女性・小児・重度の肝機能障害のある患者の使用は禁忌とされています。

服用または妊娠中の方が触れてしまった場合にも、児に悪影響を及ぼす可能性があるので注意してください。

万が一、触れてしまった場合にはすぐに石鹸で洗い流しましょう。

注2:黄疸(おうだん)とは、血液中にビリルビンという色素が増加することで、全身の皮膚や粘膜に沈着した状態のこと

副作用のリスクを確認しましょう!
副作用のリスクを確認しましょう!

毛生え薬には「発毛薬」と「育毛剤」があり、それぞれ副作用の有無が異なります。

発毛剤を含む発毛薬は、医薬品毛が生える効果が認められている反面、副作用のリスクが伴います。

また、毛が生える効果はないものの、育毛や発毛を促進する効果がある育毛剤は、医薬部外品のため、そもそも副作用あるとはされていません。

しかし、定義の関係で副作用と表記しないだけで、成分が合わなかった場合にかゆみかぶれなどの症状が出る可能性がある、という点には注意が必要です。

毛生え薬は副作用の有無、副作用のリスクも考慮して、自分に合ったものを使用しましょう。