目次

  1. フィンペシアには緑と赤の2種類がある!
  2. そもそもフィンペシアって? プロペシアとの関係は?
  3. フィンペシアの成り立ち
  4. 緑と赤のフィンペシア、何が違う?
  5. 個人輸入のリスク
  6. 服用を考えている方は病院・クリニックへ!

AGA(男性型脱毛症)による薄毛に悩む人々の強い味方、「フィンペシア」。

この人気の薬剤には2つの種類があること、あなたはご存知でしたか?

現在流通しているフィンペシアですが、「白地に」と「白地に」のパッケージが存在します。

パッケージが違えば、中身も違います。

ただ、薬剤の成分としてはどちらもそれほど大きな違いはありません

それでは、なぜ2種類のフィンペシアが存在するのか、一通りご説明しましょう。

説明に入る前に、そもそもフィンペシアがどんな薬剤であるかについて、軽くおさらいをします。

フィンペシアはもともと、プロペシアという発毛薬のジェネリック(後発医薬品)(注1)として開発されたもの。

プロペシアにはフィナステリドという成分が含まれており、このフィナステリドに発毛効果が認められているのです。

フィナステリドを含んだプロペシアに発毛効果がある以上、そのジェネリックであるフィンペシアにも同様の効果が期待できるという訳です。

なお、プロペシアのジェネリックとされているフィンペシアですが、実はプロペシアの特許は現時点で切れていません。

そのため、厳密にはジェネリックではなくコピー品ということになります。

注1:一般に、ジェネリックは「開発者である製薬会社が持つ特許が切れた医薬品について、同じ有効成分で製造されるもの」とされています。

次に、薬剤の成分という観点からフィンペシアを見ていきましょう。

フィンペシアは、フィナステリドを含んだ錠剤をキノリンイエローという成分でコーティングしています。このキノリンイエローが、実は少々厄介もの。

キノリンイエローの生成元は、タール。よく、長年の喫煙習慣が癌を引き起こすといわれますが、その主原因がタバコに含まれるタールです。

そのため、「キノリンイエローを含んだフィンペシアを服用すると、癌になるのでは?」という噂が立ってしまいました。

ただし、現時点では発がん性に関して明確な結論は出ていません

…そして実は、このキノリンイエローの有無がパッケージの色をわける大きな理由なのです。

緑と赤のフィンペシアには以下の違いがあります。

  • 緑のフィンペシア
    別の成分のコーティング剤を用いている(キノリンイエロー不使用)。
  • 赤のフィンペシア
    キノリンイエローをコーティング剤として用いている。

フィンペシアの製造元であるインドの大手製薬会社で、早くからジェネリックの開発・生産を行ってきたシプラ社。

キノリンイエローにまつわる世間の声を正面から受け止め、ある時期からフィンペシアのキノリンイエローフリー化を断行しました。

その前に製造されたものは白地に赤のパッケージ、後に製造されたものは白地に緑のパッケージとなっています。

つまり、製造時期によって薬剤の成分とパッケージが異なり、2つのフィンペシアが流通することになったということです。

白地に赤のパッケージは製造が古いもの、白地に緑のパッケージは新しいものです。

ただしパッケージに違いがあったとしても、有効成分がフィナステリドである点や、服用の仕方については、赤も緑も全く変わりありません。

定められた用法・用量を守れば、同じ脱毛抑制効果が期待できます。

ここで改めて、フィンペシアという薬剤の入手について考えてみましょう。

基本的にフィンペシアは、海外で生産された薬剤の輸入業者を経由して購入することになります。現時点では、それ以外の選択肢はほぼ存在しません
(ごく一部ですが、クリニックで取り扱っているケースもあります)

これは、フィンペシアが日本では未承認の(製造・販売が公的に認められていない)薬剤だからです。

海外で生産されたものを輸入することは違法ではないものの、正規の入手ルートではありません

また、フィンペシアには偽物の存在が確認されています。

シプラ社以外の手で造られ、フィンペシアを騙って市場に出回ったものには、どのような成分が含まれているか確認のしようがありません。

値段の安さに惹かれうっかり手を出したら、AGAに効くどころか逆に人体に悪い影響が出るとも限らないのです。

こうした事情もあり、『ヘアラボ』ではフィンペシアの購入・服用は推奨していません

以上、2種類のフィンペシアの違いについて、フィンペシアそのものの解説もしながら説明しました。

繰り返しになりますが、フィンペシアにはキノリンイエローというコーティング剤が使われたものとそうでないものがあり、現在では後者が主に流通しています。

その見分け方は、次のとおりです。

  • キノリンイエローを含んだもの:白地に赤のパッケージ

  • キノリンイエローを含まないもの:白地に緑のパッケージ

比較的手頃な価格で入手できるということで人気を集めるフィンペシアですが、正規の入手ルートは存在しません。

「手に入れたのが偽物で、服用したら体に害が出た」ということのないよう、服用を希望する方はAGAの専門医を通じて入手するようにしましょう。