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ぴょんと出たアホ毛、スタイリングしても髪型が決まらなくて困りますよね。
そんなアホ毛ですが、抜け毛のサインになるなんて噂を聞いたことはありませんか?
結論からいうと、アホ毛は抜け毛のサインである可能性はあります。
ただでさえ厄介なのに、抜け毛と関係しているともなればさすがに放ってはおけませんよね。
なぜアホ毛が出てきて、なぜ抜け毛のサインになるのでしょうか?
そこで今回は、アホ毛が抜け毛に繋がる理由とアホ毛の対策をご紹介していきます。

どうしてでしょう?
アホ毛が抜け毛のサインとなる理由を知るためには、まずアホ毛に関しての理解を深める必要があります。
まずは、アホ毛そのものについてご説明しますね。
そもそもアホ毛とは?
そもそもアホ毛は、周囲の髪の毛より短いために、不自然に飛び出てしまう毛のことで、大きく分けて以下の2つに分類されます。
- 成長途中のため短い髪の毛
- 途中で切れてしまったため短い髪の毛
前者に関して誰にでも起こる自然なことなので、 どうすることもできません。
髪の毛は1本1本でヘアサイクル(注1)が違い、生えては抜けてを繰り返しているので、切りそろえても時間が経つと長さに違いが生まれてしまうんです。
この場合は髪が伸びるのを待つしかなく、対策はできませんが、抜け毛や薄毛のサインではないのでご安心ください。
問題は切れてしまった毛、いわゆる切れ毛です。
なぜ切れ毛が生まれるのか、そして切れ毛が抜け毛とどう関係しているのか、詳しく見ていきましょう。
注1:髪の毛が生えては抜ける周期のこと。髪の毛1本ずつでヘアサイクルは違い、成長期・退行期・休止期の3つに分けられる。通常2~6年が1周期といわれている。
切れ毛が生まれる原因

さまざまです
切れ毛が生まれるのは、簡単にいうと髪がダメージによって弱っているからです。
髪が弱る理由というのはさまざまなのですが、
- 栄養不足
- 間違ったヘアケア
- 紫外線・摩擦
などが主な原因です。
まず、髪の毛には、日々の食事などで得られる栄養素が必要不可欠です。
髪の毛の元となるタンパク質、タンパク質を髪の毛に変える役割を持つ亜鉛・ビタミン類など、どれかが欠けると、髪の毛の健康は損なわれ、切れ毛になりやすい状態になるんです。

また、間違ったヘアケアも切れ毛の原因となります。
上の画像のように、髪の毛は実は3層に分かれています。
一番外側のキューティクルが、外部の刺激から髪の毛を守っているのですが、ヘアケアが間違っていると、このキューティクルが損傷してはがれてしまうことがあるんです。
キューティクルのはがれた髪の毛は、外部からのダメージに弱くなり、結果的に切れ毛につながります。
紫外線や摩擦も、キューティクルへのダメージにつながるので、切れ毛の原因になってしまうんですね。
切れ毛の原因が分かったところで、それでは切れ毛が抜け毛とどう関係しているのか見ていきましょう。
切れ毛と抜け毛の関係

切れ毛が出てくるのには、先述したような原因がありますが、実はこれらの原因は、切れ毛だけでなく抜け毛の原因にもなりうるんです。
つまり、切れ毛が増えるような状態は、抜け毛が増えてもおかしくないということです。
先ほどお伝えしたヘアサイクルによって、人の髪の毛は毎日生えては抜けてを繰り返しています。
なので、髪の毛が抜けても、ダメージや栄養不足によるものなのか、自然な脱毛なのか、判別は難しいです。
ですが、「アホ毛が増えてきたなぁ」と思ったら、抜け毛にも注意が必要です。
アホ毛、つまり切れ毛が増える原因と、抜け毛の原因はかなり近いものですからね。
こういった意味で、アホ毛は抜け毛のサインといえるんです。
それでは、アホ毛の対策をご紹介していきます。
すぐに始められるものもばかりなので、ぜひ試してみてください。
ここからは、アホ毛の対策をご紹介していきます。
- シャンプーの方法と種類
- ドライヤーの方法
- 食生活の改善
- 十分な睡眠
- ストレスの解消
- 紫外線・摩擦を対策する
順番に見ていきましょう。
1:シャンプーの方法と種類

シャンプーの仕方を見直すことは、切れ毛・抜け毛対策としてとても重要です。
- 1.髪を濡らす前にブラッシング
- 2.お湯だけで素洗い
- 3.シャンプーをしっかり泡立てる
- 4.マッサージするように頭皮を洗う
- 5.しっかりとすすぎ流す
上記の手順で、髪の毛や頭皮にやさしく、ということを意識して試してみてください。
特に準備が必要なものではないので、今日からすぐに始められますね!
また、シャンプー選びも対策の一部です。
切れ毛の主な原因はダメージなので、やはりダメージの少ないシャンプーを使いたいですよね。
そこでおすすめなのが、アミノ酸系シャンプーです。
やさしくしっかり洗浄してくれるので、切れ毛が気になる方にもおすすめです。
ただし、頭皮の状態や髪質には個人差があるので、一概に「これが良い」とは言えません。
自分の頭皮状態や髪質に合ったシャンプーを選びましょう!
関連記事で、頭皮の特徴に合わせておすすめのシャンプーを紹介している記事があるので参考にしてみてくださいね。
2:ドライヤーの方法

同じところに当てすぎないようにしましょう
ドライヤーのやり方によっても、アホ毛や抜け毛を増やしてしまうことがあります。
ドライヤーで髪を乾かす際に注意してほしいのは以下の点。
- タオルドライでしっかり乾かす(ゴシゴシ拭かず水を吸い取るイメージ)
- 20センチほど離したところで、同じところに当たり続けないようブローする
- 髪だけでなく、頭皮も乾かす
- 付け根から毛先に向けて乾かす
- 乾いてきたら、全体を冷風で冷やす
これらを意識すれば、頭皮や髪の毛へのダメージを軽減し、切れ毛・抜け毛を対策できますよ。
3:食生活の改善

バランスを意識しましょう
切れ毛や抜け毛の対策として、食生活の見直しも有効です。
前述した通り、髪の毛の材料となるタンパク質。
また、タンパク質を髪の毛に変える役割として亜鉛・ビタミン類などがあります。
これらが不足すると、髪の栄養が足りなくなり、切れ毛によるアホ毛や、髪が十分に成長しないまま抜ける抜け毛に繋がるのです。
髪に必要な栄養素をバランスよくとるようにしましょうね。
4:十分な睡眠
十分な睡眠によっても、切れ毛や抜け毛の対策ができますよ。
髪の毛が健康に育つには、睡眠中に分泌される成長ホルモンが不可欠なためです。
成長ホルモンが活発に分泌されるのは、眠りについてから最初の3時間といわれています。
なので、最初の3時間にいかに深い眠りにつけるかが肝心ですね。
基本的に深夜の3~5時を過ぎると深い眠りにはつきにくいといわれているので、遅くとも12時までには眠りにつきたいところです。
5:ストレスの解消
切れ毛や抜け毛を防ぐためには、ストレス解消 も大切。
ストレスには、血行を悪くする作用があります。
髪の毛は頭皮を通る血流から栄養をもらって育つため、頭皮の血行が悪くなると、十分な栄養が届かなくなり、健康が損なわれる可能性があるんですね。
ストレスをなくすことは現実的ではないので、健康な髪のためにも、定期的にストレス解消しましょう。
適度なスポーツは身体の健康にもいいのでおすすめですよ。
6:紫外線・摩擦を対策する
3つ目の紫外線・摩擦の対策もアホ毛や抜け毛に有効です。
紫外線や摩擦は髪の毛にダメージを与え、切れ毛・抜け毛につながります。
紫外線というと夏のイメージがありますが、実は私たちは年中紫外線を浴びています。
なので時期を問わず、日傘を差す・帽子をかぶる・紫外線対策のトリートメントをするなど、対策をするのがおすすめです。
また、髪の毛の摩擦もダメージになります。
洗髪時や、タオルドライの時はゴシゴシせずに、やさしく触りましょう。
また、寝ているときも寝返りなどで強い摩擦が生まれます。
髪をゆるく束ねたり、ナイトキャップをかぶるなどして対策しましょう。
ここまで、アホ毛の対策を紹介してきましたが、これらの効果が出るのは少し時間がかかります。
次は、すでに出てしまったアホ毛を抑える方法をご紹介していきます。
続いて、すでに出てしまっているアホ毛を抑える方法をご紹介していきます。
- ワックス・スプレー
- 分け目を変える
順番にみていきましょう。
ワックス・スプレー

1つ目の対策はワックス・スプレーです。
ワックスを使用する場合、つけすぎると、ベタっとした印象になってしまうので注意が必要です。
最近では、アホ毛を直す用としてスティック状のワックス*も売られています!
これは気になる部分にだけ付けることができて、お手軽なのでおすすめですよ。
スプレーを使用する場合は、コームを使用すると簡単にアホ毛を抑えることができますよ。
やり方は簡単で、コームに直接スプレーを吹きかけて、気になる部分の毛(アホ毛)を寝かすようにとかすだけ!
髪に直接スプレーをしてしまうと、かけたところだけ重くなったり、不自然なツヤが出てしまうので注意しましょう。
また、ワックスやスプレーなどスタイリング剤を使用した後は、しっかりと頭皮を洗うようにしましょう。
頭皮についたスタイリング剤の洗い残しがあると、毛穴づまりなど頭皮環境に良くないので気をつけてくださいね。
分け目を変える

2つ目の対策法は、分け目を変えることです。
分け目にアホ毛が多いという人は、まず分け目を変えてみてください。
分け目がずっと同じだと、そこだけに紫外線が当たってしまったり、ブラシに引っ張られたダメージで、アホ毛が多くなりやすいのです。
分け目を変えれば アホ毛を隠すこともできますし、同じ箇所にばかりダメージが蓄積するのを防ぐこともできますよ。

いかがでしたか?
アホ毛と抜け毛の関係、アホ毛の対策についてご紹介してきました。
アホ毛は見栄えが悪くなるだけでなく、抜け毛のサインでもあったんですね。
今回ご紹介した方法は、今日からでも始められるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
正しいケアによって、アホ毛も抜け毛も対策しましょう。
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