目次

  1. どんな人でも髪は1日に50~150本抜ける
  2. 10万本の髪がヘアサイクルによって入れ替わっている
  3. 季節によっても抜け毛の量は変わるらしい
  4. 抜け毛が目立つ3つのタイミング
  5. それ、普通の抜け毛?注意すべき抜け毛は、量の変化と、抜け毛の状態
  6. 髪が長いと抜け毛が多いようにも見える
髪の毛の1日に抜ける本数は意外と多い
髪の毛の1日に抜ける本数は意外と多い

1日に抜ける髪の毛の量は、「1日平均50~150本」程度。

今回は、正しい情報を得るために抜け毛の本数については、以下を参考資料としています。

これらによると1日あたり100本、もしくは100~150本と記載されていました。 しかし、ネットで調べると50~という表現も多かったので、一応50本~という表現にしました。

浴室の排水溝や枕元、ブラッシングの時に抜けている本数を足すとこのくらいになっているのですね。

そもそもなぜ髪は抜けることが正常なのでしょうか。

答えは、ヘアサイクルというものでした。

図1 ヘアサイクル(毛周期)
図1 ヘアサイクル(毛周期)

医学用語では"毛周期"というヘアサイクル。

まず、髪の毛が抜けること自体は自然な生理現象です。

髪の毛は「ヘアサイクル」と呼ばれる新陳代謝が常に行われ、抜けては生え変わることを繰り返しています。

抜けては生える、をもう少し細かく見てみると、 「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」というサイクルを巡っています。(図1)

  • 成長期 →髪の毛が伸びる期間(2~7年)

  • 退行期 →髪の成長が止まる期間(1~2週間)

  • 休止期 →髪が抜ける期間(3~4ヶ月)

こうみると、成長期が非常に長いことがわかりますね。

1日100本抜けるという前提で計算してみると

100(本)×365(日)=36,500(本)

年間では36,500本程度が抜けていることになります。こうみると驚きです。

日本人は1人あたり約10万本の髪の毛が生えているので、ほとんどの毛が4年間程度で生え変わってしまうのですね。

図2googleの「抜け毛」トレンド
図2googleの「抜け毛」トレンド

通常は1日に50~150本程度抜けますが、"季節によっても抜け毛の平均本数は変わる"という噂を見つけました。

これについて調査していくと、季節によって抜け毛の本数が変わるという医学的根拠は見つかりませんでした。

しかし、Googleなどでトレンドを調べてみるとやはり、夏から秋にかけて抜け毛が気になる人が多いようでした。(図2)

もし夏や秋に、抜け毛が多いと感じられたら、汗や皮脂が出やすくなっているのかもしれませんので、シャンプーなどを見直してみてもいいかもしれません。

シャンプーで、抜けた髪を優しく優しく洗い流してあげてください
シャンプーで、抜けた髪を優しく優しく洗い流してあげてください

抜け毛の量の基準はわかりましたが、自分の抜け毛がどの程度なのかはどう数えればいいでしょうか。 24時間監視している訳にいきませんよね。

1日の中で抜け毛が特に目に止まりやすいタイミングは3つです。 <>内は普通のヘアサイクルで目に見える抜け毛の本数。

  • ①ブラッシングの時 <20本程度>
  • ②シャンプーの時 <50本程度>
  • ③起床時の枕元 <10本程度>

もちろん気づかないタイミングで抜ける髪もたくさんあるので、あくまで目安にはなりますが、この3つのタイミングの本数が合計120本以下だったら、通常のヘアサイクルによる抜け毛だと考えて良さそうです。

普通より抜け毛が多い、多くはないけど何だか不安という人は、抜け毛の量の変化抜け毛の状態をチェックしてみてください。

注意すべき点①抜け毛の量の変化

通常の抜け毛の本数が50~150本です。その中には、60本の人も120本の人もいるということになります。 チェックしたときが同じ120本だったとしても、元々120本なのか、60本から120本に増えてしまったのかで判断は変わりますよね。

一度数えてみたけど、抜け毛が増えているような気がして不安な人は週単位で何度か1日の抜け毛を数え、その変化に着目してみてください。

注意すべき点②抜け毛の状態

抜け毛の状態を確かめてみるのもいいかもしれません。

実は正常なヘアサイクル(毛周期)によって自然と抜けた毛とAGA(男性型脱毛症)などでの抜け毛は状態が違うことがあります。

1本の髪は毛周期における成長期が終了したあと、退行期、休止期へと移り変わって行きますよね。

正確なタイミングは不明ですがその辺りで、身体から髪への栄養供給量が減ります。栄養の中には、髪の毛を黒くする色素も含まれており、その供給量も次第に少なくなります。

そうして抜けた髪は、根元の部分が少し白くなっています。これは、この髪がしっかりと休止期を迎えて抜けたことを意味します。

また、ヘアサイクルの終盤で抜けてしまうこともありますが、抜け毛にハリがある場合は髪に栄養がしっかり運ばれていた証拠ですので、大きな心配はないようです。

逆に、細い抜け毛が多い場合は、少し注意した方がいいかもしれません。

特に抜け毛の中に短く細い毛が紛れていないかを確認してみてください。

短くて細い髪の毛が抜けるのは、ヘアサイクルが乱れ、成長期の髪の毛が抜けてしまっている証拠です。

とはいっても、実際に抜け毛の量や抜けている毛の状態(細い毛が多いのか、根元の部分が白いかなど)をいちいち確認するのは大変ですよね…

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さて、ここまで1日に抜ける髪の毛の適量は50~150本が平均で、ブラッシングやシャンプー、寝ている時など髪との接触が多い時に抜け毛が目立つということをお伝えしてきました。

安心した人もいれば不安になった人もいたのではないでしょうか。 少し多い抜け毛が気になっても焦らず、簡単な対策から行うなど、まずはアクションを起こしてみましょう。

参考文献
1.麻生泰.薄毛治療の新常識.白誠書房.2016 2.北海道大学 大学院医学研究院・医学部 皮膚科 3.板見智/宮地良樹(2006)『毛の悩みに応える皮膚科診療 毛髪最前線』南山堂