目次

  1. 女性の薄毛に対する秘策、《植毛》!
  2. そもそも植毛とは何か?
  3. 女性向け植毛を実施しているクリニック3選!
  4. 植毛が不要(不適切)な場合も~植毛以外の薄毛対策~
  5. 女性の薄毛対策、ひとつの選択肢として《植毛》の検討を!

薄毛に悩まされている女性の中には、自分でのケアに限界を感じているという方もいらっしゃるかもしれません。

女性の薄毛の対策方法として最近増えているのが、植毛

植毛といえば男性が行うイメージが強いですが、女性でもできるんですよ。

今回は、薄毛に悩む女性のため、植毛について解説いたします。

あわせて、女性向けの植毛を実施しているクリニックをご紹介!

植毛で長年の悩みが解消されるかも!?

植毛とは、その名の通り、毛のないところに毛を植える施術です。

体の一部に穴を開けたり物を埋め込んだりする外科手術なわけですが、現代の技術により、ほぼ無痛、かつ短時間で済みます。

ただ、自由診療であり、保険適用外なので、費用は高めです。移植する本数や面積にもよりますが、数十万円単位の出費を覚悟する必要があります。

料金に関しては、のち具体的なクリニックに則して見ていくとして…

ここでは植毛の方式について、手短に解説いたします。

植毛は、大きく分けて人毛植毛人工毛植毛の2種類。それぞれ見ていきましょう。

①人毛植毛

人毛植毛は、現在主流の方式です。

ここでいう「人毛(人の毛)」とは、自分の毛のこと。

患者自身の頭部の、比較的毛が余っている部分から毛を採取し、薄毛の部分に植え込みます

人毛植毛のメリットは、拒絶反応のリスクがないこと。もともと自分の毛ですからね。

また、効果に持続性があるのも、大きなメリット。
というのも、植毛は、なにも「毛先だけ切り取って別の場所に貼り付ける」ものではありません。

毛包(もうほう)と呼ばれる、毛の根元の組織ごと採取し、植え替えるのです。

これがうまく生着(せいちゃく=根付く)すれば、その箇所からは繰り返し毛が生えてくるようになります!

ひるがえって、毛包を採取した箇所からは、もう毛が生えてくることはありません。

結局、頭部全体の実毛量は変化しないのです

女性に多い、FAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれる脱毛症の場合、頭部全体がまんべんなく薄くなるため、移植してもあまり全体の印象が変わらない恐れがあります。

なお、人毛植毛は、さらにFUTFUEという2通りに分けられます。区別のポイントは、毛の採取法。

●FUT
メスで頭部の一部を切り取り、それを一つ一つの毛包に切り分けて移植する方法。大量移植に適しているが、手術跡が残る。

●FUE
メスを使わず、穴あけパンチのような器具で、一つ一つの毛包を採取する方法。手術跡は目立たないが、少量ずつしか移植できない。

②人工毛植毛

人工毛植毛は、自分の毛を使わず、ポリエステルやナイロンなど合成繊維でできた人工毛を薄毛の部分に植える方法。

人工毛植毛のメリットは、植毛の本数に上限がなく、薄毛がだいぶ進んだ人も毛を増やせること。

逆にデメリットは、頭皮に異物を埋め込むので、炎症や感染症などの拒絶反応の恐れがあること。

また、持続性がなく、抜けたらまた植え直さなければならないことです。

学会の「ガイドライン」では《B》および《D》判定

この章の最後に、人毛植毛と人工毛植毛が、権威ある学術団体からどう評価されているかを見てみましょう。

日本皮膚科学会がAGA(男性型脱毛症)の治療を行う医師たち向けに作成した男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年度版)によれば…

  • 人毛植毛
    推奨度B(行うよう勧められる)
  • 人工毛植毛
    推奨度D(行わないよう勧められる)

もっとも、薄毛治療は日進月歩。2010年のガイドラインが、やや古びている可能性もあります。
この評価はいまも有効なのか? ガイドラインの改訂が待たれます。

※このガイドラインに基づき、ヘアラボは原則として「人工毛植毛は推奨しない」という立場です(詳しくはヘアラボのポリシーをご一読ください)。

ただ、人工毛植毛を実施しているクリニックが現実に存在し、ガイドライン発表後も安全性向上の努力がとられていることに鑑み、本記事では具体例として、人工毛植毛を実施しているクリニックを一院ご紹介します。

ここからは、女性向けの植毛を実施しているクリニックを厳選して紹介します!

ラインナップは次のとおり。

  • ⑴親和クリニック 
  • ⑵アイランドタワークリニック
  • ⑶ニドーシステム頭髪専門クリニック

※価格はすべて2017年12月現在(税別)。保険適用外のため、全額自己負担となります。

⑴親和クリニック

親和クリニック

親和クリニックは、東京・名古屋・大阪・福岡に展開する薄毛治療専門クリニック。研鑽された技術と豊富な実績で、自毛植毛を中心に治療を行なっています。

採取の方式はFUE(メスを使わないタイプ)。世界最小クラスの超極細パンチで採取し、スピーディに移植、ナチュラルに仕上げます。クリニックが自らの施術に冠した名称は「MIRAI法」。

また、通常は採取部を刈り上げる必要がありますが、刈り上げないNC-MIRAI法という方法も。「術後は誰にも気づかれたくない」という女性も安心ですね。

費用は次のとおり。

  • MIRAI法
    基本料金200,000円 + 1株(注3)ごとに1,200円(1,000株以内の場合)
  • NC-MIRAI法
    基本料金200,000円 + 1株ごとに2,000円

また、親和クリニックでは、遠方からの来院者向けに一部費用を補助する「交通費・宿泊費補助制度」を敷いています。費用のかさむ植毛であるだけに、嬉しい取り組みですね。

注3:1株=1毛包。ひとつの毛包からは、平均2本の毛が生えます。

⑵アイランドタワークリニック

アイランドタワークリニック

植毛専門クリニックとして東京・名古屋・大阪・福岡に4院を構えるアイランドタワークリニック

こちらのクリニックも人毛植毛。採取の方式は、やはりFUEです。
毛包の採取や移植の際には、専用の極細チューブパンチが用いられ、傷跡や痛みを軽減。移植する毛包を傷つけず、高い生着率を実現するそうです。

費用は次のとおり。

  • 採取部を刈り上げる場合
    基本治療費200,000円 + 1株ごとに1,200円
  • 刈り上げない場合
    基本治療費200,000円 + 1株ごとに2,000円

奇しくも、先に紹介した親和クリニックと同額ですね。

⑶ニドーシステム頭髪専門クリニック

ニドーシステム頭髪専門クリニック

ニドーシステム頭髪専門クリニックは、札幌・仙台・新宿・銀座・名古屋・大阪・福岡の全国7か所に所在するクリニック。

こちらは自毛植毛のかたわら、人工毛植毛にも力を入れています。

実はこちらのクリニック、1970年から人工毛植毛法の技術開発を行う植毛業界のパイオニア。

人工毛植毛は、学会から低い評価を受け、今や実施しているクリニックも限られていますが、大量の毛を無制限に植えられるというのは、やはり大きな魅力。

同クリニックの用いる人工毛は、人体への安全性に配慮した素材で、優れた強度を持ち、人毛と同じようなキューティクル・自然な光沢を再現したものだそうです。

ただし、やはり人工の毛ですので、「生着する」ということは起こり得ず、効果は恒久的ではありません。

費用は、《260円×本数》が目安。

さすがに人工毛植毛は、人毛と比べお安いですね。

ただし、すでに述べたとおり、人工毛植毛は日本皮膚科学会のガイドラインでは「推奨度D(行わないよう勧められる)」とされています。

人工毛植毛を検討されている方は、クリニックとよく相談していただくようお願いします。

植毛が受けられるクリニックを3院、ご紹介いたしました。

ところで、今ごろになって言うのも何ですが…

女性の薄毛対策として、植毛は“唯一の選択肢”ではなく、また“第一の選択肢”でもありません。

先に紹介した日本皮膚科学会のガイドラインでも、植毛は飽くまで「ミノキシジル(発毛剤)外用により十分な改善が得られない」ときに使用するよう奨励されています。

やはり、まずは育毛剤や発毛剤から始めてみてはいかがでしょうか?
たとえば女性用のミノキシジル外用剤として、リアップリジェンヌという製品が出ています。

また、知らずに髪・頭皮をいじめていないか、生活習慣の改善ポイントもあります。↓こちら↓の記事にまとめていますので、ご覧ください!

あわせて↑こちら↑の記事もどうぞ!毛そのものを増やさずとも、ウィッグをかぶってQOL向上をはかる手もあります。

髪の悩みとさよならしましょう!
髪の悩みとさよならしましょう!

さて、女性の植毛についてお話してきました。

それぞれの植毛法のメリットとデメリット、またクリニックの特徴をわきまえ、ぜひ、ご自分に合った施術を受けてくださいね。
クリニックの門を叩く前に、「本当に自分には植毛が必要なのか?」と自問することも忘れずに!

あなたにとってベストな方法を選び、薄毛の悩みから開放されましょう!