目次

  1. グロースファクター(成長因子)による育毛・発毛って、実際どうなの?
  2. そもそもグロースファクターとは?
  3. 【結論】グロースファクターの効果の有無ははっきりしていない
  4. グロースファクターを用いた治療法とは
  5. グロースファクターを用いた治療はこれからに期待

グロースファクター(成長因子)で薄毛治療!

薄毛に悩み、育毛・発毛について調べていて、こんな文句に行き着いた方はいませんか?

グロースファクターとは聞きなれない言葉ですね。

「グロースファクターっていったい何?」「本当に育毛効果があるの?」

そんな疑問を持つ人も多いでしょう。

そこでこの記事では、知られざるグロースファクターの実態に迫ります。

果たして育毛・発毛効果は、本当に期待できるのか…。

さっそく、見ていきましょう!

グロースファクターとは、動物の体内において、特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質の総称。成長因子とも呼ばれ、細胞と細胞の間の信号物質として働くことが分かっています。

そんなグロースファクター(成長因子)の役割の中でも、髪の成長に影響を及ぼすと考えられているのは「髪の毛が成長するための信号を発する」働き。

髪の毛は毛母細胞の細胞分裂によって成長します。

グロースファクター(成長因子)は、毛母細胞の細胞分裂を促す働きを持っているため、髪の成長と関係していると考えられるのですね。

それでは、このグロースファクターを用いた治療に育毛・発毛効果はあるのでしょうか?

続けて説明していきます。

結論から述べると、グロースファクターによる治療に育毛・発毛効果があるかどうかはっきりとしたことは言えません。

というのも、グロースファクターは先進医療で研究が浅く、さまざまな意見が飛び交っている状態であるため。

男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版においては、成長因子導入および細胞移植療法は推奨度C2(行わないほうがよい)とされています。

その理由は以下の通り。

安全性なども含め,その有効性は決して 十分に検証されているとはいえない

出典:

ヘアラボのスタンスとして、グロースファクターを用いた治療を否定も肯定もしませんが、安全性・有効性の検証が不十分であることは理解しておきましょう。

とはいえ、成長因子が全くの無意味かというと、そうとも言えないのです。

例えば、ある海外の研究では、グロースファクターの1つであるKGFが髪の成長に関わっていることが分かっています。

また、頭皮の血流を正常に保つ作用があるとする研究もあるため、今後の展開次第ではグロースファクターが薄毛治療の選択肢として有力になってくるかもしれません。

まとめると、現状の研究や試験ではグロースファクターの育毛・発毛効果に関して有用性・安全性が不確実だが、今後に期待できる治療法といえますね。

続いて、グロースファクターを用いた治療にはどのようなものがあるのか、説明していきますね。

グロースファクターを用いた治療は、以下の2つが代表的。

  • 育毛メソセラピー
  • HARG(ハーグ)療法

これらは、グロースファクターやビタミン・フィナステリド(注1)といった成分を頭皮に直接注射する治療法。

二つの間には大きな違いはなく、クリニックによって呼び方や定義が異なっています。

また、一部のクリニックでしか受けられず、保険適用外のため費用も高額

平均的に1回で10万円ほどかかり、複数回の治療が必要なため、トータルで100万円以上かかることもあります。

手軽な治療とはいえませんが、他の対策で効果が得られなかった方は検討の余地があるかもしれません。

注1:AGAの進行遅延効果が認められた成分

グロースファクター療法の概要について説明してきました。

効果が期待できる謳うクリニックは少なくありませんが、先述の通り男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版においては推奨度C(行わないほうがよい)。

どちらにせよ、検討している方は医師と相談し、慎重に判断することが大切。

自分に合った治療で、薄毛をケアしていきましょう。

参考文献
[1] 聖心美容クリニック , https://www.biyougeka.com/cost/regenerative/#growth_factor , 最終検索日2018年4月18日
参考文献
[2] 湘南美容クリニック , https://www.s-b-c.net/contents_aga/menu/aga_meso.html , 最終検索日2018年4月18日