目次

  1. ムースとジェルの「立たせる力」を試す!
  2. 今回試す8商品はこちら!
  3. ムースの「立たせる力」は製品によって個性豊か
  4. ジェルでもメーカーによって違いが!
  5. 【まとめ】ムースにもジェルにもそれぞれ個性があり、人気は続く
  6. 【おまけ】立たせたまま、夜の街へ。

シリーズ企画「ヘアラボが試してみた」も3回目。

これまでヘアスプレーとヘアワックスの「髪を立たせる力」を試し、

ヘアスプレー → アレンジ力もキープ力も高い。ミュージシャンがスプレーを使うのはよくわかる

ヘアワックス → アレンジ力は高いがキープ力は低い。短髪系に若い人向け

という特徴を確認してきました。

<過去記事>

>>> 「【編集部員が実験】ヘアスプレーの「立たせる力」を試してみた!」

>>> 「【編集部員が実験】ヘアワックスの「立たせる力」はどう? 4製品を実際に試してみました!」

しかし、なにも「ヘアワックスの方が劣っている」という訳ではない、というのがヘアラボの見解。

むしろ、どんな人・どんな髪型の人に向けて作られたかによってセット力やキープ力といった「立ち味」が変わる、というのが正しいのだと言えるでしょう。

残ったヘアスタイリング剤は「ヘアムース」と「ヘアジェル」。

今回はこの2つの「立たせる力」を試していきます!

この記事で試したのは次の8商品です。

[ヘアムース編]

1.GATSBY スタイリングフォーム スーパーハードN 185g マンダム (参考価格:500円)

2.LUCIDO ヘアフォーム スーパーハードO 185g マンダム (参考価格:770円)

3.UNO スーパーハード ムース 180g 資生堂(参考価格:650円)

4.HG スーパーハード ムース 180g 資生堂(参考価格:580円)

[ヘアジェル編]

5.GATSBY  スタイリングジェル スーパーハードG 200g マンダム (参考価格:440円)

6.LUCIDO へアジェル スーパーハードO 160g マンダム (参考価格:540円)

7.UNO  スーパーハード ジェル 180g 資生堂(参考価格:600円)

8.HG スーパーハードジェルa 資生堂(参考価格:440円)


実験方法はいずれもこれまでと同じです。

  • ①編集部員・Iの髪を使い、スプレー、ワックス、ムース、ジェルのスタイリング力とキープ力を試す。

  • ②スタイリング力とキープ力の検証のため、「髪を立たせる力」を実際に検証する

  • ③主要な量販店やインターネットショップで気軽に購入可能なものをそれぞれ4〜6個ずつ選び、

    1.朝10時に髪を立たせる。その際、どの程度自由にスタイリングできるか、髪を立たせることで検証する。
    2.夕方18時に、立たせた髪がどの程度維持できているかをチェックする。

  • ④今回はムース、ジェルの順で実験

つまり、朝にスタイリング剤を髪につけ、8時間後の様子を見よう、という実験です。

さっそく編集部員・Iが自前の、薄毛気味の前髪を使って実験した結果を報告いたします!

まずはムースから試してみましょう。

ムースを前髪につけて、立たせて…。

(注1)記事の途中に今更ですが、「ムース」は資生堂の登録商標なので、マンダムの製品は「ムース」とは言いません。正式には「フォーム」と言いますが、この記事では「ムース」で統一します。

ドライヤーが気持ちいい編集部員・I。

そのまま仕事をして…。

前の席にこんな髪型の人がいたら笑ってしまう…

8時間後に、立ち具合を編集部員がチェック。

バリバリに立ってますね!

という訳で、まずはマンダムのフォーム2製品の結果を、立たせる前と8時間後の比較画像でご覧ください。

<GATSBY・LUCIDO>


興味深い結果が出ました。

ムースの場合、製品によってキープ力にかなり差が出たのです。

結果として、GATSBYは凄かった。ほぼ劣化なし!

かなり原型をキープしていますね。

ただ、LUCIDOは結構倒れている毛束があります。

それでは、資生堂のムース2製品はどうだったでしょうか?

<UNO・HG>

一方で資生堂勢は、キープ力という面から見ると期待外れでした。

UNOもHGも、もとの立ち具合を100としたら30程度しかキープできていません。

ムースは製品の個性が豊かだな、というのが正直な感想です。

なお、香りがついているGATSBYとUNOについて8時間後に嗅いでみましたが、スプレーやワックスと同様完全に消えていました。

そして落としにくさは…編集部員・Iによると「いずれも思ったより落としにくい」との評価。

まとめると、つぎの表のようになります。

商品名(参考価格) スタイリング力 キープ力 香り持続力 落ちやすさ
GATSBY スタイリングフォーム スーパーハードN
(500円)
★★★★★ ★★★★★ ★★★
LUCIDO ヘアフォーム スーパーハードO
(770円)
★★★★★ ★★★ 無香料 ★★★
UNO スーパーハード ムース
(650円)
★★★★★ ★★ ★★★
HG スーパーハード ムース
(580円)
★★★★★ ★★ 無香料 ★★★

次はジェルです。

髪につけてみると…髪の質感はもっとウエットになるかと思いましたが、そうでもありませんでした。

髪の質感は、スプレー、ワックス、ムースとそれほど違いがあるようには感じません。

髪を立たせてもらうのにすっかり慣れた様子の編集部員・I。

立たせた後は仕事へ。

そしてランチタイムが訪れます。

食事に夢中で髪のことはすっかり忘れた様子の編集部員・I。

8時間後、編集部員のチェックを受けます。

前髪をチェックしてもらうのもこれが最後ねと、さみしそうにつぶやく編集部員・I。

ヘアジェルの実験を開始したときの率直な感想は、手に取った感触、髪につけた後のしっかり感はヘアムースよりも上。

しかして、その結果は…。

<GATSBY・LUCIDO>

GATSBYは、ほぼ原型をキープしているように見えますね!

他方、LUCIDOはかなりヘタってしまったのが分かります。

とはいえマンダムの2商品のキープ力はかなり高いと言えるでしょう。

そして資生堂の2つは…。

<UNO・HG>

元が100だとしたら、髪の毛の立ち具合はUNOは70、HGは40ほどでしょうか。

さきほど紹介したムースは、どちらも100のうちの30程度という結果。

それよりはキープ力がやや高いと言えますね。

ヘアムースとヘアジェルを比べると、予想通りヘアジェルの方がキープ力に勝る、と見ていいでしょう。

また、ヘアムースとヘアジェル、共通して言えるのは、マンダム系のほうがキープ力が少し高めで、資生堂系はやや低めだということ。

これは技術力うんぬんの話ではなく、メーカーの考え方による違いと考えるのがいいかも知れません。

続けてGATSBYとUNOの香りをチェックしましたが、これまでと同じく、どちらも残っていません。

結局スプレーやワックスの製品も含め、すべて香りの持続性は★1という評価になります。

まあ確かに、ヘアスタイリング剤にとって「香りを持続させる」という機能はスタイリング力やキープ力のようなメインディッシュではないとはいえ…。

せっかく香料を添加しているのなら、もっと長持ちしてもいいかも知れませんね。

最後は落ちやすさチェックです。

4つの製品をオフィスの洗面所で洗い流した編集部員・Iの評価は、「いずれも落としやすい! ムースよりも落ちる」というものでした。

ヘアジェルを試した結果を表にまとめましょう。

商品名(参考価格) スタイリング力 キープ力 香り持続力 落ちやすさ
GATSBY  スタイリングジェル スーパーハードG
(500円)
★★★★★ ★★★★★ ★★★★
LUCIDO へアジェル スーパーハードO
(770円)
★★★★★ ★★★ 無香料 ★★★★
UNO  スーパーハード ジェル
(650円)
★★★★★ ★★★★ ★★★★
HG スーパーハードジェルa
(580円)
★★★★★ ★★★ 無香料 ★★★★

日本でムースが発売されたのは、1984年。

コーセーが出した「ロレアルフリースタイル」がその先駆けとなりました。

バブル真っ盛りの時期の若者の心を捉え、ムースの人気は沸騰。

とくに、資生堂HGシリーズの「イワトビペンギン」のCMを覚えている30代以上の男性は多いのではないでしょうか。

CMを制作した会社の公式チャンネルより。30代以上の方、このペンギンに見覚えはありませんか?

実験の結果分かったのは、ムースは製品によって使い心地が異なるということでした。

それぞれの個性を気に入り、使い続ける人がいるはずです。

きっとムースの人気は、これからも衰えることはないでしょう。

一方ヘアジェルは、現在ではサッカー選手のスタイリングによく使われています。

そんなヘアジェルが登場したのは1979年のこと。

1980年代後半には若者の心を捉え、ムースと人気を2分しました。

ヘアスプレーに次ぐキープ力を誇ると言っていいヘアジェルの人気も、まだまだ続いていくはずです。

ヘアジェルのUNOとHGをつけた実験をした日の18時ごろ。

あとは髪を洗ってジェルを落とすだけになった編集部員・Iは、実験を振り返り、一つだけ心残りがあることに気づきました。

「オレ、実験中は一度も外に出なかった」

そうなのです。

彼は「こんな髪で外を歩いたら奇異の目で見られるに決まっている」と恥ずかしがり、実験の日はずっと室内ですごしていたのです。

ですが…今回の実験もあとはUNOとHGを洗い流すだけ、という段階になって、編集部員・Iの胸中にムクムクと冒険心が湧き上がってきました。

「そうだ、この髪で外に出て、買い物に行ってみよう!」

果たして彼は街やお店の人に笑われてしまうのでしょうか?

夜の青山の街を歩く編集部員・I。

別に何事もなく、コンビニエンスストアへ。

道ですれ違う人にもコンビニの店員さんにも、誰にも二度見されることはなく買い物は終了。

「髪型がちょっと変かも」と自分で思っていても、他人は別にどうも思わないことが多い

編集部員・Iはそんなことを感じたそうです。

ちなみに外出前と後を比べても、UNOとHGのジェルで固めた髪の垂れ具合に目立った変化はありませんでした。

3回に渡ってへスプレー、ヘアワックス、ヘアムース&ヘアジェルの「立たせる力」を試して来た企画も今回で終わりです。

またいつか、別の「試してみた」企画でお会いしましょう!



参考文献
[1] 遙かなる未来を目指して ~次の100年へ向けた取り組み~ | 柳屋本店の歴史 |【柳屋本店】創業400周年 <柳屋本店> , http://www.yanagiya-cosme.co.jp/400th/history/section3.html#column3 , 2018.4.9
参考文献
[2] 槙野にジェルのアシスト 愛用品メーカーが100個差し入れ , https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/ 2016/04/05/kiji/K20160405012343410.html , 2018.4.9