目次

  1. 育毛剤の医薬品と医薬部外品ってどう違うの?
  2. 育毛剤は「医薬部外品」に分類されます!
  3. 医薬品とは
  4. 医薬部外品とは
  5. 「医薬品」と「医薬部外品」の違いまとめ
  6. 育毛剤・発毛剤は自分に合ったものを選ぼう

医薬部外品」や「医薬品」という言葉。

みなさんは、その意味を正しく理解していますか?
消費者であるみなさんはあまり気にしたことがないのでないでしょうか。

似たような言葉ですが、育毛剤において実はこの2つには大きな違いがあるのです。

そこで今回は、「医薬品」と「医薬部外品」の違いについてご紹介します。

薄毛・抜け毛対策方法のひとつである、「発毛剤」「育毛剤」

どちらも同じような効果がありそうな印象を持つ方もいるかもしれません。

しかし、実はこの2つには明確な違いがあります。

ヘアラボでは発毛剤は「医薬品」育毛剤は「医薬部外品」として区別しているのですが、はたしてこの両者には具体的にどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

医薬品は、主に病気の診断や治療、予防を目的としており、国が定めた薬の規格書である「日本薬局方」に載っているもののこと。

日本薬局方に載せられる薬は、有効性や安全性、品質がきちんと確認されています。

医薬品である発毛剤ももちろん、例外ではありません。

ちなみに医薬品である発毛剤は、病院で処方される医療用医薬品と、市販されている一般用医薬品の2種類に分類されます。

医師の処方せんが必要な発毛剤「プロペシア」などは前者、処方せんなしで購入できる「リアップ」は後者にあたります。

医薬品である「発毛剤」に認められている効果

医薬品には、効果・効能があります。

発毛剤に認められている効果は、発毛育毛抜け毛予防の3つ。

たとえば、医薬品である発毛剤のリアップに認められている効果は以下のようなもの。

リアップX5プラスは、「壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛(抜け毛)の進行予防」を効能・効果に持つ男性用発毛剤(第1類医薬品)です。

出典: 製品情報 | リアップX5プラス | 大正製薬

なお、主成分であるミノキシジルは、日本をはじめとした世界約90か国で承認されている有効成分で、発毛効果があることが認められています。

医薬品の副作用

医薬部外品と比べて作用が強い医薬品は、高い効果が期待できる反面、副作用のリスクもあります。

たとえば、先ほど紹介したリアップの添付文書には、以下のような症状が副作用として記載されています。

  • 頭皮の発疹や発赤
  • 頭痛やめまい
  • 胸の痛み、心拍が早くなる
  • 手足のむくみ、原因がわからない急激な体重増加

副作用を考慮した上で、何か異常があったときはすぐに医師や薬剤師に相談しましょう。

また、女性や未成年は使用できない場合もあるので注意が必要です。

医薬品を購入する方法

医療用医薬品は、病院へ行って医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。

一方、一般用医薬品は、ドラッグストア、スーパー、コンビニなどで購入可能です。

ただし、「リアップ」が含まれる第1類医薬品は薬剤師の説明が必要になるので注意しましょう。

店舗に薬剤師がいるかどうか、あらかじめ確認するのが良いかもしれません。

医薬部外品は、医薬品よりも作用が緩やかで、厚生労働省に効果が認められた有効成分が一定量含まれているものです。

医薬部外品の使用目的として代表的なものがこちら。

  • 吐き気などの不快感や臭いの防止
  • 皮膚のただれなどの防止
  • 脱毛の防止や育毛・発毛の促進

育毛剤は、脱毛防止、育毛、発毛促進を目的とした、医薬部外品に分類されます。

医薬部外品である「育毛剤」に認められている効果

医薬部外品である育毛剤には、以下のような効果が認められています。

  • 育毛、養毛
  • 毛生促進、発毛促進
  • ふけ、かゆみ、脱毛の予防
  • 病後・産後の脱毛

医薬品である発毛剤と違って、医薬部外品では、発毛効果は認められていません

あくまで認められている効果は、抜け毛を予防をしたり、発毛しやすい頭皮環境を整えたりするものなのだということを知っておきましょう。

医薬部外品に副作用はない?

そもそも医薬部外品は医薬品ではないので、副作用というものはありません

医薬部外品は、作用が緩やかで比較的そのような症状は起きにくいとされています。

しかし、人によっては、使用する医薬部外品が合わない可能性もあります。

育毛剤であっても、使用中に異常が生じたらすぐに使用を中止しましょう。

ひどい場合は医師に相談してくださいね。

医薬部外品を購入する方法

医薬部外品は、ドラッグストアやスーパーなどの小売店のほか、インターネットなどの通販でも購入可能です。

第1種医薬品のように薬剤師の説明は必須ではありません。

医薬品よりも医薬部外品の方が手軽に買えるので、育毛剤のメリットとも言えるでしょう。

ここまで見てきたように、医薬品と医薬部外品には以下のような違いがあります。

【医薬品】 【医薬部外品】
目的  病気の治療 症状の予防
購入方法  医師の処方または薬剤師の説明 ドラッグストアや通販
効果効能  発毛・育毛・脱毛予防 育毛・発毛促進・脱毛、フケ、かゆみ予防
副作用  高い効果が期待できる反面、副作用のリスクがある 作用が緩やかで、そもそも副作用は認められない


薄毛や抜け毛対策に発毛剤や育毛剤を購入する場合は、これらの違いを踏まえた上で選ぶと良いでしょう。

ここまでお伝えしてきたように、医薬品と医薬部外品には目的や効果、購入方法などに違いがあります。

これらの違いを知った上で、自分の症状や進行具合に適している、発毛剤や育毛剤を選ぶと良いでしょう。

判断が難しい場合は、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

今回ご紹介した情報も参考にしながら、ご自身の髪の悩みに合った発毛剤・育毛剤を選んでみてくださいね。

参考文献
1 食品の定義, 厚生労働省 http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/H22-14.pdf
2 医薬品、医薬部外品、化粧品, 北海道薬剤師会 http://www.doyaku.or.jp/guidance/data/H22-14.pdf
3 リアップ×5 添付文書, 大正製薬株式会社 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000037183.pdf
4 医薬部外品の広告における薬事法, 薬事法広告研究所 http://www.89ji.com/law/2967/