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「きっちり髪を結ぼうにも、なんだかボリュームが出てしまう」
「髪の毛が伸びてきてサイドの毛が目立つ」
毎朝鏡の前でヘアセットをしてみるけどまとまらない、そんなもっさり髪に長いこと悩まされていませんか?
これって一体何が原因? どうしたらスタイリングやアレンジがうまくいく?
そんな疑問を抱く方々のために、この記事では「もっさり髪」の原因と対処法をお伝えします。
もちろん、性別によって対処の仕方は変わります。
なので、男女別の解決法をご案内していきますよ!

悩みごとを解決するためには、原因を知ることが肝心。
厄介なもっさり髪の原因は、大きく分けると以下の通り。
- ①髪の毛の量が多い・太くて硬い
- ②くせ毛による髪の毛の広がり
- ③乾燥による髪の毛の広がり
そもそも「髪の毛がもっさりする」とは、髪の毛が多いことだったり、くせ毛だったり…なんらかの原因から髪の毛が上手くまとまらず、もさもさしてしまう状態のこと。
つまり、思い通りに髪型が決まらないことを指します。
もしかしたら、これまで「スタイリング・アレンジがうまくいかない」と悩んでいた方は、チョイスする髪型や方法が良くなかったのかも…?
次章では、男女別のおすすめのスタイリング・アレンジやボリュームが気にならなくなる髪型についてお伝えしていきます。
髪の毛がもっさりしてしまう原因によっては、髪の毛をすく・パーマをあてる・ダメージケアをするなど、根本的な対処法もあります。
そちらをご所望の方は、下の関連記事の内容を参考にしてみてください!
おすすめスタイリング・アレンジ方法【メンズ】
メンズの皆さんには、スタイリング方法を紹介する前に「絶対に行ってほしい下準備」を紹介します。
男性の場合、特にもっさりしやすいのは“サイド部分”ですよね。
そんなサイドヘアをスタイリングしやすくするためには、一度髪の毛を十分に濡らしてからドライヤーで乾かし、くせのないニュートラルな状態にするのがおすすめ。
ポイントは、髪の毛の生え癖、毛並みに沿って乾かすということ。
ほとんどの場合、サイドの生え癖や毛並みは真下ではなく、やや前方向きに生えているのですが、多くの方は前から後ろに向かって風をあててしまいます。
すると、やや前方に生えている髪の毛がドライヤーの風によりふんわりと起きてしまい、ボリューム感が出てスタイリングしにくいもっさりヘアになってしまうのです。
したがって、スタイリングしやすいベースを作るためには、頭をやや下へ傾けて(下を向いて)、上から風をあて、下へ向かうように乾かすと良いですよ!
次に、下準備をした後のおすすめスタイリングについてご紹介します。
- 1)クリームワックスで“ナチュラルなおしゃれくせ毛スタイル”
- 2)グリースワックスでウェットな質感の大人スタイル
1)クリームワックスで“ナチュラルなおしゃれくせ毛スタイル”
クリーム系のワックスは、しっとりと適度な重みを演出ながらも、ふんわりと自然な印象を持たせることができます。
テクスチャが柔らかいため髪の毛に馴染みやすく、スタイリングしやすいので初心者の方にもおすすめです。
ただし、あまりにも柔らかすぎるものだと今度はスタイリング力が弱すぎてもっさり髪を抑えられなくなってしまいます。
そんな人は“ハードorスーパーハードタイプ”のものをお好みで選ぶと良いでしょう。
また、クリームタイプのヘアワックスは「熱に溶けやすい」という性質を生かし、体温で溶かして手の平によく伸ばしてから使いましょう。
髪の毛になじませやすくなりますよ!
2)グリースワックスで“ウェットな質感の大人スタイル”
グリースタイプのワックスは、ボリュームダウンに有効的なスタイリング剤です。
ツヤ感が出るので、ゴワゴワと傷んだ髪の毛の質感やパサつきをカバーしてくれます。
重たくさせることは得意なのですが、「固める力」「キープ力」はイマイチ。
どうしてもボリュームが出てしまう“強力なもっさり髪”の方は、セット力が強めのグリースを選ぶと良いでしょう。
写真のようなダウンスタイルではなく「がっつりまとめあげたい」という方は、ハードスプレーなどを併用すれば理想のスタイルをキープしやすくなります。
ヘアワックスの扱いに慣れていないという方は、「ちょっと少ないかな?」と思うくらいからスタートすると、つけすぎてスタイリングが重くなりすぎるという事態を避けられるのでおすすめです!
おすすめスタイリング・アレンジ方法【レディース】
女性の皆さん! スタイリングやアレンジの前に必ずやって欲しい「下準備」があります。
全体的にもっさりしてうまくまとまらない髪の毛は、事前に“ヘアクリーム”を使用して、セットしやすい状態に整えておきましょう。
ヘアクリームは、髪の毛に適度なまとまりと重さを加えてくれるスタイリング剤なので、髪の毛を結んでもボリューム感の出てしまうもっさり髪をキレイに収めてくれます。
また、乾いた状態の髪に塗るよりも、濡れている状態の髪の毛に塗ることでよりまとまり、アレンジしやすい髪の毛に仕上がるのでおすすめです!
次に、下準備をした後のおすすめスタイリングについてご紹介します。
- 1)かわいくキッチリが叶う“編み込みアレンジ”
- 2)顔まわりスッキリな“ハーフアップアレンジ”
1)かわいくキッチリが叶う“編み込みアレンジ”
「もっさり髪を抑えつつも、すっきりした印象を与えたい」という方におすすめなのが、編み込みアレンジのまとめ髪。
ゆるくまとめるのか、きっちりまとめるのかで見え方がガラリと変わるので、休日スタイルにもお仕事スタイルにも合わせやすいのが特徴です。
また、もっさりした髪の毛の独特なゴワッと感もアレンジっぽく誤魔化せるのが嬉しいポイント。
2)顔まわりスッキリな“ハーフアップアレンジ”
「顔まわりのもっさり髪をまとめながらも、女性らしさを取り入れたい」という方におすすめなのが、ハーフアップアレンジ。
大人のかわいらしさを演出できるだけでなく、アクセサリー使いやテール部分の工夫次第でおしゃれ上級者っぽい印象を与えられるのが特徴です。
スタイリング剤をつけすぎてべったりしてしまった髪の毛でも、今風のウェットなアレンジに見える上に、時短でささっとできるアレンジなので、時間のない朝にはとくにおすすめです。
もっさり感が気にならなくなる髪型【男女別】
ここからは、髪の毛のもっさり感をスタイリングやアレンジでカバーするのではなく、「そもそももっさり感の気にならない髪型に変えたい」という方のために、おすすめの髪型を紹介していきます!
やりすぎ感のない“すっきり爽やかなツーブロ”《メンズ》
もっさり感にお悩みの男性におすすめな髪型は、「ツーブロ」です。
しかし、サイドをかりすぎると髪質によっては逆にボリューム感が出てしまう可能性があります。
適度に重みを残しながらすっきり感を演出できるように、ナチュラルな印象を残したツーブロを目指しましょう。
トップも適度に髪の毛をすいてもらいながら気持ち長めに残すことで、ダウンスタイルやアップバング、オールバックなど…。
シーンに合わせてさまざまなアレンジが楽しめます!
頭の形をキレイに見せる“小顔ショートボブ”《レディース》
もっさり髪にお困りの女性におすすめしたい髪型は、「ショートボブ」です。
「ただでさえもっさりするのに、ショートなんてハードルが高いんじゃ…」と感じている方は多いでしょう。
でも、ショートボブにすると、丸みのある上部のシルエットとキュッと引き締まった首元のラインのバランスが良くなります。
すると、首から上の頭部のフォルムが美しくまとまり、小顔効果を演出してくれるのです!
ストレートな方はもちろん、多少くせ毛の方でもくせを生かして外国人風のおしゃれな髪型を目指せます。

もっさりしてまとまりにくい髪の毛のそもそもの原因は、先にご紹介した通り「髪の毛の多さ、くせ毛、乾燥」などでしょう。
しかし、一つの要素として「寝癖」も少なからず影響しているのではないでしょうか?
ただでさえ時間のかかるもっさり髪のセット。
スタートラインが「くせのないニュートラルな状態」なのと「寝癖でボサボサ」なのとでは、かかる手間も時間も段違いですよね。
まとまりやすい髪の毛のために、「何か加えてひと工夫したい」とお考えなのであれば、ナイトキャップの使用がおすすめです!
なんと言っても寝ている間に髪が乱れないようにしてくれるので、毎朝ヘアセットをするまでの手間が減ります。
さらに髪の摩擦軽減効果もあるので、ヘアダメージによる乾燥やごわつきを防いでくれます。
少しでももっさり感の軽減につながる対策をお望みの方は、ぜひ試してみてください。

ここまでご紹介してきた、もっさり感を抑えるためのスタイリング・ヘアアレンジ、イメージチェンジにおすすめの髪型はいかがでしたか?
おさらいになりますが、「とにかく今すぐこのボリューミーなもっさりヘアをなんとかしたい!」とお考えの方はスタイリングやヘアアレンジで対処を。
「もう、もっさり感に悩む生活とはおさらばしたい」という方は、思い切って髪型を変えて、イメージチェンジに挑戦しましょう。
ただし、おおよその原因は把握できても、もっさり感の正しい原因はご自身では意外とわからないもの。
ただ量が多いだけでなく、くせ毛もあるのか、傷みもあるのかなど…さまざまな原因が混在している場合もございます。
ご自身で原因や対処法を判断しかねる場合は、一度美容室に足を運んでプロに相談してみてください。
この記事で、もっさりしがちな髪の毛で困っていた方のお悩みを、少しでも軽減させることができたなら幸いです。