目次

  1. 増毛の新技術?!京セラと理研のデバイス大量生産技術とは?
  2. 京セラと理研ってどんな会社・研究施設なの?
  3. 京セラと理研の共同開発!「デバイス大量生産技術」とは?
  4. 毛包を人工的に増やす!?デバイス大量生産技術の仕組み
  5. デバイス大量生産技術の実用化はどのくらい先なの?
  6. デバイス大量生産技術で気になるのはやっぱり費用!
  7. 増毛の新技術の登場をお楽しみに!

2016年7月、京セラが理化学研究所と共同で、脱毛症治療に用いる移植用組織を量産できる装置の開発を始めたというニュースが流れました。

京セラのプリンターヘッドやセラミックス製品などで培った技術力やノウハウを駆使して、2020年実用化を目指しているようです。

実現すれば、今までの自毛植毛のデメリットが解消され、負担は少なく治療効果は向上するという画期的な方法と言われているのです!

デバイス大量生産技術って何?
デバイス大量生産技術って何?

2020年実用化を目指す移植用組織を量産できる装置!

京セラと理研。 どちらも大きな会社・施設なので、名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。 でも、実際どんなことをしているのか良くわからないという人が多いのではないでしょうか。

まずは、このデバイス大量生産技術を共同開発している京セラと理研について、 どんな会社・施設なのかご説明しますね!

京セラグループとは?

京セラは、1959年に設立された京都に本社をおく国内大手企業です。 創業者は稲森和夫氏で、ファインセラミックス専門の「京都セラミック株式会社」としてスタートさせました。

京セラグループとしての事業内容は、ファインセラミック・半導体部品・情報機器関連事業・通信機器関連事業など、多岐にわたっています。

理化学研究所とは?

理化学研究所(理研)は、1917年に財団法人として設立されました。 戦後、株式会社や特殊法人を経て、2003年10月より、文部科学省所轄の独立行政理化学研究所として再発足。 更に2015年4月より、国立研究開発法人理化学研究所となり、現在に至っています。

日本で唯一の「自然科学の総合研究所」として、物理・工学・化学・生物学・医科学など広い分野で研究がすすめられています。 大学や企業と連携し、共同研究も盛んに実施されています。

一般には、一連のスタップ細胞問題の際に良く知られるようになりましたよね!

理化学研究所ってどんなところ?
理化学研究所ってどんなところ?

日本で唯一の自然科学の総合研究所!

京セラも理研も、国内の企業・施設としてはかなり大きな存在。 この2つが共同開発するとなれば、かなり期待できそうですね!

しかし、理研はともかく、京セラと増毛ってどう結びつくのかピンときませんよね。 どうやら、元々京セラが持っていたデバイス大量生産技術を、脱毛症治療という生体レベルの分野に応用できないか……というのが共同開発の原点のようです。

共同開発されているのは、「毛包原基」という移植すると髪を生やし続ける機能をもつ組織を体外で増産する技術です。 この技術を用いれば、体外で毛包細胞の数を増産できるというのです!

デバイス大量生産技術は、京セラと理研の共同開発!
デバイス大量生産技術は、京セラと理研の共同開発!

京セラの技術力と理研の高レベルな試験研究の合体!

デバイス大量生産技術を用いた増毛の仕組みについて、もう少し詳しく見ていきましょう。 聞き慣れない言葉なので、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、順を追ってご説明していきますね!

毛包を増やすってどういうこと?

デバイス大量生産技術による増毛では、「毛包の数を増やす」というのがポイントとなっています。

毛包とは、毛根を包む上皮組織のことで、毛根を保護して毛が伸びていく通路となるものです。 「毛根から髪の毛を包み込んでいる袋みたいなもの」と考えるとイメージしやすいかもしれません。 一つの毛包からは、大体1~3本の髪の毛が生えています。

一つの毛包から生えてくる髪が減ったり、毛包自体が減ったり弱ったりすることで、薄毛になっていくわけです。 つまり、毛包の数を増やせれば増毛できるということになりますよね。

現在の植毛技術とどう違うの?

通常の植毛では、まだ髪がしっかり生えている部分の頭皮を採取し、毛包単位に分けたものをドナーとして、薄毛部分に移植します。 採取して移植した数の毛包分しか、髪は増えません。

一方のデバイス大量生産技術を用いた増毛法では、体外で増産した毛包原基を移植するため、採取した毛包の何倍もの数が移植できるのです。

この技術が実用化されれば、植毛を受ける患者さんの負担が格段に減るのは間違いありませんね!

デバイス大量生産技術は普通の植毛と何が違う?
デバイス大量生産技術は普通の植毛と何が違う?

毛包を人工的に増やせるか否かが大きな違い!

デバイス大量生産技術は植毛の新技術となる可能性もある?

デバイス大量生産技術を用いた植毛では、極狭い範囲の頭皮の採取で、広い範囲の髪を増やすことが可能になります。

ドナーの採取に関しては、長時間かかったり傷跡を気にしたりしていたのが、僅かな時間と傷ですむようになります。

今までの植毛でネックとなっていた問題が、このデバイス大量生産技術を用いた植毛では、一気に解決してしまう可能性を秘めているのです。

従来の植毛術のネックを解消してくれるデバイス大量生産技術を用いた植毛術。 一刻も早く実用化して欲しいですよね! いつ頃実用化する目途がたっているのでしょうか?

マウスでの発毛は成功している

デバイス大量生産技術を用いた増毛は、理論上では素晴らしい薄毛改善効果が期待できますが、実用化されなければ意味がありませんよね。

まだ開発途中ですので、実際に人での臨床結果は出ていませんが、2012年のマウスでの実験では、発毛に成功しているとか。 安定した結果が出れば、人への応用も近い内に可能となりそうですね!

早ければ2020年にも実用化可能か!?

この毛髪再生技術とも言える増毛法は、2016年7月に京セラと理研、医療ベンチャーのオーガンテクノロジーズから発表されました。 その際に、今後は神戸市を拠点に共同研究を進め、2020年の実用化を目標にしていることも判明しました。

2020年と言えばあと4年!東京オリンピックの年に、植毛にも革命が起きるかもしれませんね!

デバイス大量生産技術での増毛実現はいつ?
デバイス大量生産技術での増毛実現はいつ?

あと数年で実現可能!?

デバイス大量生産技術での増毛が実用化されたとしても、かかる費用によってはとても手が届かない!ということにもなりかねませんよね。

まだ実用化されていないため、実際にどの程度の費用がかかるのかは不明ですが、当初は今までの移植治療と同程度になるのではと言われています。 それまでの技術開発や研究費などを考慮すると、それなりの金額にはなりそうな気がしますが……。

しかし、長い目で見ればまた違ってくるかも。 デバイス大量生産技術により、ドナー部分の採取も狭い範囲ですむわけですから、医師の負担が減るという考え方もできますよね。

ともかく、早く実用化され広く普及すれば、費用も下がることが期待できるでしょう。

デバイス大量生産技術での増毛って高い?
デバイス大量生産技術での増毛って高い?

気になるのはやっぱり費用ですよね……。

薄毛に悩む全ての人が待ち望んでいると言える、デバイス大量生産技術を用いた増毛。 今まで増毛のデメリットを考えると決断できなかったという人にとっては、この新技術は夢のような方法と言えるかもしれません。

数年後の新技術登場が、今から楽しみですね! それまでは、自分でできる範囲の薄毛対策をしっかり行いながら、薄毛の進行を阻止していきましょう!


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