目次

  1. フランシスコ・ザビエル=ハゲだと思ってませんか?
  2. まず、フランシスコ・ザビエルってどんな人?
  3. ザビエル、実はハゲじゃなくてトンスラだった?
  4. ザビエルの肖像画は嘘?トンスラすらしていなかった可能性も
  5. ザビエルの頭はハゲではありませんでした

ザビエルはハゲだと思っている方、多いのではないでしょうか?

サッカー選手のアルシンドのように、頭頂部がハゲているのかと思いきや、実は本当のザビエルは、ハゲではなかったのです。

本当はトンスラと呼ばれるキリスト教特有の髪型イメージによって、私たち日本人から、ハゲのレッテルを張られてしまっただけでした。

今回はフランシスコ・ザビエルの人生について触れながら、ザビエル=ハゲという疑いの元になってしまったトンスラという髪型、そしてザビエルがハゲであるというイメージがなぜ形成されたのかについご紹介していきます!

フランシスコ・ザビエルは、フランシスコ・デ・ザビエルともいい、今でいうスペイン、ナバラ王国生まれのカトリック教会宣教師です。つまり彼はナバラ人、今ならスペイン人とも言えるかもしれません。 彼は1506年頃4月7日に生まれ、1552年12月3日に没しました。

ちなみに、彼の名前はスペイン語で、 Francisco de Xavier または Francisco de Jasso y Azpilicuetaと綴り、英語でFrancis Xavierと書くんですよ。 意外と、英語の長文問題なんかで彼の英語綴りを見ることもあるかもしれませんね。

元々ザビエルは、ナバラの地方貴族として生を受けました。 しかし、その後19歳でパリ大学に留学して哲学を学び、カトリックのイエズス会の創設メンバーの1人となります。

世界各地でキリスト教の布教を行い、その一環として、1549年(天文18年)鹿児島に上陸し、日本で初めてキリスト教の布教を行なったことで知られています。 このことは、みなさんも歴史の教科書で一度は習ったことがあるかと思います。

現在では、カトリックの総本山であるバチカンから、カトリック教会の聖人としても称えられている位の偉人であり、記念日は12月3日、日本の守護聖人としても指定されています。

さて、ザビエルと言えば、歴史の教科書の肖像画でおなじみ、特徴的な頭頂がハゲている髪型です。

あれはトンスラ(トンスーラとも言います)と言って、カトリックの修道士になる時に、頭の上部を剃る習慣によるものです。

トンスラの髪型にするようになった経緯については諸説あるのですが、磔刑となったキリストの頭に被せられた茨の冠の形を模していると言われています。

つまりザビエルは頭頂部の薄毛でハゲていたわけではなく、宗教的理由からトンスラと呼ばれる髪型にしていたというわけです。

ザビエルはハゲではなく、カトリックの規則により、頭を剃ってトンスラという髪型にしていた、ということはわかりましたね。

教科書で見たザビエルの肖像画のてっぺんハゲの姿は、剃っていただけだったというわけです。

でも、実はザビエルはトンスラもしていなかったという話もあるのです。

よく見かける、ザビエルのトンスラ姿が特徴的に描かれて肖像画は、描いた方の想像であることが判明しています

実は、ザビエルの肖像画、死後80年の後に日本人によって想像で描かれたもので、本人を目の前にして描いていなかったのです。

ザビエルがカトリックの宣教師だったため、「カトリックの宣教師ならトンスラ」ということで、そのように描かれてしまったのだとも言われています。

そもそも、ザビエルの所属するイエズス会は、トンスラの習慣はありませんでした。

海外で描かれたザビエルの絵などは、そのほとんどがふさふさ髪のかっこいいお兄さんです。

また、ザビエルの所属していたイエズス会では、彼の肖像画を有名な画家、ルーベンスに依頼していました。 イエズス会に依頼されて描いたルーベンスの絵でも、ザビエルはハゲではなく、豊かな髪の青年です。

つまり、「そもそもザビエルはふさふさの髪で、トンスラもしていなかった」可能性が高いのです。

今回は、ザビエルの頭とハゲについて解説してきました!

ザビエルと言えばはげ(トンスラ)というイメージを持っていたかと思いますが、この記事で「実はザビエルはハゲではなかった」という知識が一つ増えたのではないかと思います。

新しい知識が増えた!と楽しんでもらえたのなら、ハゲラボとしても嬉しく思います。

歴史のちょっとした豆知識は面白いですよね!