目次

  1. 頭皮、髪の毛も日焼けするって知っていますか?
  2. ①髪の毛が日焼けするとどうなる?
  3. ②頭皮が日焼けするとどうなる?
  4. 髪の毛や頭皮が日焼けで傷んでしまったら、どうすればいい?
  5. そもそもの頭皮・髪の毛の日焼けを防止するには?
  6. 【女性は要注意!】生理中、妊娠中は日焼けしやすい
  7. 日々頭皮と髪の毛に紫外線対策を!

夏が近づいてくると、紫外線が強くなってきますよね。

紫外線が肌によくないことは周知の通り。お肌が日焼けしないように、顔や腕に日焼け止めを塗ったり、といったUVケアをしている方も多いはず。

でも、髪の毛が日焼けしないように、髪のUVケアを心がけているという人は少ないのではないでしょうか?

ネットリサーチのDIMSDRIVEが実施した日焼けについてのアンケート(注1)では、回答者に日に「焼く派」か「焼かない派」かの回答を募ったところ、全体の76.8%が「焼かない派」と回答しました。

そして、実はその焼かない派の中でも、頰や鼻など、顔の日焼けを気にしている人は約45%もいるのに対し、頭皮の日焼けを気にしているのは17.7%、髪の毛に至っては13.8%しかいませんでした。

髪の毛が受ける紫外線は、お肌の約3倍とも言われ、とても日に焼けやすいもの。しっかりとケアする必要があるにも関わらず、この数字は驚きですね。

今回はそんな紫外線による頭皮、髪の毛のダメージについて、ヘアラボがその実態とケア方法を解説いたします。


注1:インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチのDIMSDRIVEの「日焼け」についてアンケート


皮膚が日焼けするように、髪の毛や頭皮も日焼けします。

では、日焼けしてしまうとどんなことが起きてしまうのでしょうか?

まずは髪の毛に起こる変化からご紹介します。

退色が起きる

実際に日焼けしたヘアラボスタッフの髪の毛
実際に日焼けしたヘアラボスタッフの髪の毛

髪の毛が日焼けをしてしまうと、キューティクルが損傷します。

髪の毛を守り、ツヤを保っているキューティクルが剥がれることで、髪の毛も傷んでしまうのです。

そうすると、髪の毛を作っているタンパク質である、「ケラチン」にダメージが与えられてしまい、髪の毛の色が退色してしまいます。

地毛はもちろん、染めている髪の毛の色も退色してしまうので、髪の毛を染めていても染めていなくても、いずれにせよ、強い紫外線に当たることで、髪の毛の色の退色は起こってしまうのですね。

化粧品会社であるデミコスメティクスは、髪の毛の日焼けについて、下記のように述べています。

毛髪は紫外線により乾燥、強度の低下、表面の粗雑化、色素や光沢の消失などの影響を受けます。

【毛髪】デミコスメティクス

染めていない黒髪の場合、

「黒色→赤茶色」

に退色してしまいます。
これは、黒髪に含まれるメラニン色素が分解され、フィオメラニンという赤みの強い色素になってしまうからです。

「髪の毛が日焼けしたんじゃないのかな?」

と思ったら、自分の髪の毛が退色していないか確認して見てください。

黒髪の場合、赤茶色、あるいは茶色っぽい色に変わっていたら、髪の毛には相当のダメージが蓄積しています。

乾燥する

髪の毛が日焼けをすると、キューティクルが損傷することは先に述べました。

キューティクルが損傷すると、水分と栄養分が取りされられてしまい、髪の毛は非常に乾燥してしまいます。

また、髪の主成分は「ケラチン」ですが、それが日光によって変性してしまうことも、乾燥の原因です。

あなたの髪の毛に日焼けダメージがないか確認したい場合、頭頂の髪の毛と、下に隠れている髪の毛の柔軟性を比べてみてください。

頭頂の髪の毛の方が硬く、中の髪の毛が柔らかい、というように、頭頂と下に隠れている髪の毛で柔軟性が違うのなら、髪の毛に日焼けダメージがあるということです。

髪の毛のハリ、コシ、ツヤがなくなる

これもキューティクルの損傷に起因することなのですが、髪の毛が日焼けしてしまうと、髪の毛のハリ・コシがなくなり、ツヤが失われます。

花王のヘアケアサイトでも、このように書かれています。

太陽光を浴びると、紫外線の作用で最表面のMEAが失われ、キューティクル層同士の結びつきが弱くなって、キューティクルが浮き上がりやすくなります。
このため、ガサガサと手触りが悪くなってツヤも低下します。小さな力で擦れ合うだけでキューティクルがはがれやすくなり、損傷が進みます。

花王株式会社

しかも、悪いのはこれだけではありません。

一度キューティクルが傷んでしまった髪の毛は、髪内部の脂質や栄養分が流出しやすくなってしまい、ますます傷みやすくなっています。

一度ツヤを失ってしまった髪の毛を、ツヤ髪に戻すのは難しいことなのです。

切れ毛、枝毛の増加

キューティクルの損傷が進むと、最終的には、切れ毛枝毛につながっていきます。

特に毛先は枝毛や切れ毛が現れやすいです。これは、髪の毛が毛先ほど傷みやすいという特徴によるもの。

そもそも、パサついた髪自体、乾燥し、柔軟性を失って、髪の毛は硬くなっているために、切れ毛、枝毛が現れやすいのです。

髪の毛に守られてはいますが、夏の直射日光など、短時間でも強い紫外線を浴びれば、頭皮も日に焼けてしまいます。

では、具体的にどのような症状が起こるのでしょうか。

頭皮が赤くなる・色素沈着が起きる

実際に日焼けしたヘアラボスタッフの頭皮
実際に日焼けしたヘアラボスタッフの頭皮

頭皮が日焼けしてしまった後、頭皮が茶色っぽい色になり、色素沈着が起きる場合もあります。

普通、頭皮の色は、私たちの通常の肌よりも白く、青白いような色をしています。

もしあなたの頭皮が茶色だったり、腕やあしなどの露出している部分と同じような色をしていた場合、頭皮が日焼けしているということです。つまりは、日焼けのダメージがあると考えて差し支えないでしょう。

皮がむける

頭皮に日焼けをして数日で、日焼けした部分の皮がむける場合があります。
皮がむけるのは、日光のダメージによって、皮膚の細胞が乾いて死んでしまうためです。

日焼けした部分の皮膚の皮がむけた場合、かゆくなることも多いので、皮をはがしたくなるかもしれません。
しかし、日焼けでむけた皮は無理に剥がさないでくださいね。

炎症が強いと、痛みが引いて3、4日で皮がむけ始めますが、無理にむくと生きた細胞まではがれてしまうので、自然に落ちるのを待ちます。
取れかかって気になるときは、はがれて浮いた部分をハサミで切ってください。

美容皮膚外科 用賀ヒルサイドクリニック

日焼けした皮をはがすと、生きている細胞も一緒にはがれてしまい、肌のバリアが弱まるので、しみなどもできやすくなってしまいます。

無理にはがさず、そっとしておきましょう。

トリートメントを行う

髪の毛が日に焼けてしまった場合、キューティクルが傷んでしまっています。

リンスだけでは髪の毛を補修できませんので、キューティクルに優しいトリートメントを使い、髪をいたわってあげることが大切です。

また、頭皮の日焼けや、髪の毛の日焼けが重い場合、当日は髪の毛はお湯だけで流して、シャンプーなどの刺激を与えないようにしても良いと思います。

強くブラッシングしない

日焼けで乾燥した髪には、強いブラッシングは大敵です。

特に濡れた髪はキューティクルが傷みやすく、髪の毛が濡れている状態でブラッシングするのは厳禁です。
また、濡れている状態はもちろん、乾いていても、強くブラッシングで負担をかけるのはNGです。
そもそもブラッシングは髪の毛に摩擦を起こすので、傷んだ髪の毛に、よりダメージを与えてしまう可能性があるのです。

もしブラッシングするなら、できればヘアトリートメントなどで髪の毛を守ってから、優しく丁寧なブラッシングをしてください。

頭皮を化粧水で保湿

頭皮が日焼けしてしまった場合、皮膚が乾いてしまっているので、低刺激の化粧水などで保湿をしてあげると良いでしょう。

また、保湿する場合、化粧水にアルコールが入っていると、やや刺激が強く、日焼けした頭皮が荒れてしまう可能性もあるので、保湿するならアルコールが入っていないものがおすすめです。

ただし、頭皮の皮がむけてしまっていたり、水ぶくれができてしまっている場合は、化粧水なども刺激になる可能性があるので、保湿はせず、皮膚科へ行きましょう。

患部を冷やす

頭皮に日焼けした場合、単純ですが、冷やすことも紫外線ダメージの軽減に効果があります。

氷嚢をのせたり、冷たいシップをくっつけたりと、日焼けをしたらできるだけ早く冷やしてあげましょうね。

自分でできないときは、家族や友人の協力してもらうのも手。できることから始めていきましょう!

髪の毛や頭皮への紫外線ダメージは、秋の抜け毛や、薄毛にも繋がることが言われています。

髪の毛を思いやるなら、日焼けを防止することを考えた方が良いでしょう。

そもそも、日焼けダメージからの回復よりも、日焼けしない方が簡単なのです。

日経スタイルでも、下記のように述べられています。

紫外線を浴び、一度焼けてしまった肌は、リセットが難しく、コラーゲンやエラスチンなどが傷つくため、シミ、シワ、たるみなど肌老化の原因になります。
ですから本来は、日焼け後のケアよりも、できるだけ日焼けを防ぐことが大切なのです。

NIKKEI STYLE

また、若いうちに重い日焼けをした人は、後に皮膚癌になるリスクが高くなると言われています。

髪の毛が傷むということはもちろんですが、私たちの健康上の問題を減らすためにも、日焼けのリスクは極力 減らした方が良さそうです。

帽子をかぶる・日傘をさす

頭皮、髪の毛を紫外線から守るために帽子や日傘を使うことは、とても有用です。

特に、紫外線を100%カットする完全遮光の帽子や傘は、頭皮や髪の毛をしっかり守ってくれる優れものです。

できれば、完全遮光の帽子や傘を選ぶと良いと思います。

スプレータイプの日焼け止めを使う

コーセー サンカット 日焼け止め 透明スプレー

顔と同様、髪の毛や頭皮にも日焼け止めは有効です。
ただ、普通のリキッドタイプの日焼け止めは頭皮や髪の毛に使いにくいですよね。

ヘアラボとしては、髪の毛、頭皮の日焼け止めには、スプレータイプのものをおすすめします。

スプレーするだけで髪の毛や頭皮をベタつかせず、満遍なくUVケアできるのでとても便利です。

アネッサやコーセーなど、各メーカーからスプレータイプの日焼け止めは出ているので、ぜひ見てみてくださいね。

髪の毛の分け目を変える

分け目は日々変えると良いですよ!
分け目は日々変えると良いですよ!

いつも同じ分け目だと、頭皮の同じ場所に日光が当たるため、日光のダメージが蓄積してしまいます。

日々分け目を変えると、紫外線のダメージを分散させることができるのでおすすめです!

妊娠中、生理中は要注意!
妊娠中、生理中は要注意!

実は、生理中、妊娠中は日焼けしやすく、日焼けによる肌荒れも起こりやすくなっています。

これは、生理中、妊娠中に分泌されている「黄体ホルモン」の働きによるもの。
黄体ホルモンは、メラノサイトを刺激するという特徴があるため、黄体ホルモンが分泌されている時期に紫外線にあたると、体が過剰に反応してしまうのです。

もちろん、頭皮の日焼けもしやすくなっています。
生理中、妊娠中は、特に頭皮のUVケアを念入りにしましょうね。

いかがでしたか?

髪には自己修復機能がないため、一度傷めると、自然には元に戻りません。
日焼けによって傷めないよう事前に日焼け止めなどでケアすることが大切です!