目次

  1. セレンは抜け毛を減らす?増やしてハゲる?
  2. そもそも、セレンって何?
  3. セレンの過剰摂取は抜け毛を増やしハゲる原因に…!
  4. セレンの適切な摂取量・摂取方法は?
  5. セレンでハゲる可能性は低い!適量摂取で頭皮や髪を健康に保とう

抜け毛など、髪や頭皮について調べていると、セレンというものを目にするこも多いはず。

ただこのセレン、抜け毛に効果があると言われることもあれば、反対にハゲるという情報も…。

一体、どちらが本当の情報なのでしょうか?

そこで今回ヘアラボでは、セレンと抜け毛やハゲの関係を徹底調査。

セレンを摂取する際の注意点などもお伝えするので、ぜひ最後までお読みくださいね。

セレンは、抗酸化作用に重要な役割を果たすミネラル

私たちが酸素を吸うことで、必ずできてしまう活性酵素。
活性酵素は、身体を守る働きをしていますが、体内で過剰になってしまうと体を酸化させ、抜け毛や老化、シミ、動脈硬化といったさまざまな症状を引き起こします。

そこで、役立つのがセレン。

セレンは亜鉛やビタミンE とともに、この酸化による症状を防いでくれるのです。

つまりセレンは、体の酸化による抜け毛を防ぐ作用がある成分ということができるますよね。

反対にセレンが足りなくなると、先ほどお伝えした活性酸素の働きが防げず、抜け毛の症状が出てしまいます。

ただ、だからといってセレンを多く摂ればいいということではありません。

セレンは確かに、体を若々しく保つために大切な成分。

しかし、過剰摂取は抜け毛の原因になるのです。

アメリカでは、2008年に政府機関が、ある特定のダイエタリーサプリメントにセレンやクロムが高濃度に含まれていて、健康被害が報告されていると注意喚起しました。この製品の利用者に、脱毛、筋肉のけいれん、下痢、関節痛などの症状が出ましたが、検査の結果、最も多いもので1回摂取量中に40,800マイクログラムのセレンが検出され、クロムは3,426マイクログラムが検出されました。

セレンやクロムを含むサプリメントの過剰摂取にご注意 | たべもの安全情報館|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局

こちらは、セレンやクロムが多く含まれたサプリメントの摂取が原因で、脱毛などが起きたというアメリカの報告。

実はセレンには毒性があり、あまりに多い量を摂取していると、中毒になることが。

その中毒の症状の一つに脱毛(抜け毛)があるのです。

毒性発現のメカニズムはまだ解明されていませんが、セレン中毒には抜け毛の他にも下記のような症状が報告されています。

  • 爪の脆弱化・脱落
  • 胃腸障害
  • 皮疹
  • 呼気ニンニク臭
  • 疲労
  • 過敏
  • 神経系の異常

ただ、セレンは通常の食事から取り入れる分には過剰摂取になることは考えにくく、あくまでもセレンを含むサプリメントの使用などが中毒の主な原因のようです。

セレンは体の抗酸化作用に重要な役割を持つことで、抜け毛の予防をしてくれることがわかりました。

しかし、過剰な摂取で中毒症状が出て抜け毛が起こることも。

つまり欠乏も過剰摂取も抜け毛を引き起こすため、適切な量の摂取が抜け毛を防ぐことに繋がるといえます。

では、どれほどの量をどのような方法で摂取するのが適切なのか。

こちらではセレンで抜け毛を防ぐために適切な摂取量や、過剰摂取となる量、さらにセレンの適切な摂取方法について、ご紹介していきます。

セレンの適切な摂取量は?

まずは、セレンの適切な摂取量と、過剰摂取にあたる耐容上限量(注1)からみていきましょう(参考1)。

  • セレンの推奨摂取量(㎍:マイクログラム)
    成人男性…30㎍/1日
    成人女性…25㎍/1日

  • セレンの耐容上限量(㎍:マイクログラム)
    成人男性…400〜460㎍/1日
    成人女性…330〜350㎍/1日(注2)

㎍(マイクログラム)で言われても、ピンとこない方も多いと思うので、食べ物に置き換えてみてみましょう。

こちら、セレンが含まれる食べ物と、セレンの含有量の一例です。

あくまでも目安ですが、推奨摂量や耐容上限量と照らし合わせてイメージしてみてくださいね。

  • 焼きさば1尾(200g):40㎍
  • 生卵(Mサイズ):19㎍〜20㎍
  • 納豆1パック(50g):8㎍

これなら、セレンの推奨摂取量を日々の食事に取り入れることは十分にできそうですし、すぐに耐容上限量を超えてしまうこともなさそうですよね。

ではセレンはどのような食べ物に含まれているのか。

下記でセレンが含まれる主な食べ物をみて見ましょう。


参考1:適切な摂取量としては、厚生労働大臣が定める推奨摂取量。過剰摂取には厚生労働大臣が健康被害のリスクがゼロではなくなる耐容上限量として定めている量を用いています。

注1:成人でも、年齢によって耐容上限量が変わりますので、ご注意ください。
注2:妊婦や授乳中の方の耐容上限量は、一般の成人女性よりも高くなります。

詳しくは日本人の食事摂取基準(2015 年版)をご覧ください。


セレンの適切な摂取方法は?

セレンは、さまざまな食べ物に含まれているため、日本の食生活の中で不足することはないとされています。

つまりセレンは食べ物からの摂取で十分ということ。

こちらでは、セレンが含まれる食べ物をご紹介します。

<セレンを多く含む食品>

  • カツオ節
  • 貝類(生牡蠣など)
  • 魚介類(いわし、くろまぐろ、さんまなど)
  • ネギ
  • タマネギ
  • 卵類
  • 肉類(特に肝臓)
  • 小麦類

毎日、何気なく口にしているものの多くに、セレンが含まれていることがわかりますよね。

ただセレンの摂取方法で気をつけたいのはサプリメントなどの服用による過剰摂取

日本ではセレンの過剰摂取による大きな健康被害は報告されていません。

けれど食事の中で十分に摂取できているのに、さらにサプリメントを飲むと耐容上限量を超え過剰摂取になってしまう可能性が高まります。

そのため、セレンが含まれているサプリメントの使用には、注意が必要といえるのです。

セレンは、適量の摂取によって抜け毛を予防してくれることがわかりました。

ただ、不足や過剰摂取は抜け毛を増やし、ハゲる原因になる可能性が。

普段の食事で十分に摂取できる成分なので、無理にサプリメントなどで補おうとせずバランスの良い食事をとって、セレンの適量摂取を心がけましょう。

そうすることで、体の酸化による抜け毛を防ぐことができますからね。