目次

  1. どうしても我慢できない頭皮のかゆみ…
  2. 症状は似ていても、原因はさまざま
  3. 頭皮のかゆみの症状と原因は?
  4. それぞれのかゆみの対策・改善方法は?
  5. 頭皮にかゆみが出たら皮膚科へ!清潔で規則正しい生活も重要な対策
突然頭皮にかゆみが!原因や対策は?
突然頭皮にかゆみが!原因や対策は?

多くの人を悩ませる「かゆみ」。 頭皮においても同様で、厄介な頭皮のかゆみに悩まされている方はすくなくありません。

頭皮のあのかゆみの原因は何なのでしょうか?そして、対策は ...?

今回は、そんな疑問に答えるために、頭皮のかゆみの正体を調べてみました。

ぜひこの記事を参考にして、頭皮のかゆみに対する原因を知り、対策を実行してみてください。

頭皮のかゆみは、症状も原因も人によってさまざま。

たとえばよく言われるストレスは、かゆみの原因…とまではいえないのをご存知でしょうか?

かゆみをもたらすさまざまな疾患とストレスとの間には、まだ因果関係が証明されているものはありません。ストレスは人により感じ方や影響の受け方に差が大きすぎて、どの疾患に関係しているかを証明することが困難です。

ですので、関係あるともないともいえない、というのが今ストレスと頭皮のかゆみについてお伝えできることとなります。

ただ、原因かどうかはっきりしないとはいえ、ストレスは取り除けるのであればそれに越したことはありませんよね。可能であればストレス対策を行うのがいいでしょう。

さて一方で、頭皮のかゆみの原因とその対策について明らかとなっていることもたくさんあります。

原因と対策をひとつひとつご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

なかなか治まらないかゆみ。原因は?
なかなか治まらないかゆみ。原因は?

頭皮にかゆみが出た場合、多くは頭皮の炎症が原因となっています。
ですから、なぜ頭皮に炎症が起きていのか、その原因を突き止め、それに応じた対策を行うことが重要となります。

それでは、それぞれ代表的な6つのかゆみの原因と症状をチェックしていきましょう。

「脂漏性皮膚炎」による頭皮のかゆみ

頭皮のかゆみの原因として多いのがこの脂漏性皮膚炎です。 これによって炎症が起こると、頭皮のかゆみにつながります(脂漏性皮膚炎は頭皮以外にも起こります)。

原因としては、常在菌であるマラセチア菌が繁殖、炎症を引き起こすことと考えられています。

マラセチア菌は皮脂をエサとしますので、頭皮の皮脂が多い場合に起こりやすいのも特徴。

頭皮にかゆみが出た際、もし「最近湿ったフケが多くなったな…」と思ったら、こちらの原因を疑ってみましょう。

また脂漏性皮膚炎が進行すると、それが原因で脱毛が起こる「脂漏性脱毛症」につながる場合があります。
重症化を防ぐためにも、早めの対策が肝心ですね。

「刺激性皮膚炎(かぶれ)」による頭皮のかゆみ

次に紹介する頭皮のかゆみの原因は、いわゆる「かぶれ」です。

何にかぶれるかは人によるため断言できませんが、よくある事例がシャンプーやコンディショナー、カラーやパーマ剤の刺激が原因で炎症が起こる場合です。

頭皮は髪の毛に守られているため、単純に考えると頭皮と何かが接触して皮膚炎に…というのは多くはないはず。
最近シャンプーを変えたり髪染めをしたという方は、この刺激性皮膚炎を疑ってみてましょう。

「アトピー性皮膚炎」による頭皮のかゆみ

よく耳にするアトピー皮膚炎ですが、頭皮にもかゆみや湿疹といった症状が出る場合があります。

アトピー性皮膚炎は、多様な原因が絡み合って起きると考えられていて、特定の原因があるわけではありません。

食べ物やダニ、カビなどがその代表として挙げられていることが多いのですが、人によりさまざまで、ひとつの原因だけではないことがほとんどのようです。

「あせも」による頭皮のかゆみ

白や赤い湿疹ができるあせも
多くの汗をかいた時に、汗が皮膚の中に溜まり、汗ほんらいの通り道である「汗管」から漏れ出し、炎症を起こすことで発症します。

運動後や炎天下での作業など、多くの汗をかいたあとにかゆみや湿疹ができた場合は、あせもの可能性が高いです。

あせもというとなんとなく背中や腕などのイメージがあるかもしれませんが、特に頭皮は汗をかく量も多い部位。
頭皮もあせもができて、かゆみがでても不思議ではありません。

「乾癬(かんせん)」による頭皮のかゆみ

最近、ある女性のモデルが患っていると公表したことで有名になった疾患が乾癬(かんせん)です。

表皮が過剰に生産されることが原因で引き起こされる慢性の疾患で、皮膚が盛り上がり、その上に白いフケのような物質がつくのが特徴です。

またそのフケのような物質がポロポロとはがれ落ちることもあります。

かゆみについては乾癬を患う方すべてに出るわけではありませんが、半数程度には出ると言われています。

ですから、頭皮に乾癬が発症すれば、それが頭皮のかゆみに結びつく可能性があると言えるでしょう。

「シラミ」による頭皮のかゆみ

シラミが人間の血を吸う際に吐き出す唾液が、アレルギー症状を引き起こして頭皮のかゆみの原因となります。

もし髪の毛の根本の方に白い卵を見つけた、もしくは小さな虫を見つけたという場合はシラミを疑いましょう。

この場合、本人が対策をするだけでなく、ご家族もあわせてシラミかどうかチェックして対策することが大切ですよ。

頭皮のかゆみが出たら、まずは皮膚科に相談がおすすめ
頭皮のかゆみが出たら、まずは皮膚科に相談がおすすめ

脂漏性皮膚炎

皮膚科の受診が対策のスタートです。

脂漏性皮膚炎と診断された場合、炎症を緩和するためのステロイド剤、原因となる真菌に対する薬を処方されますので、それを用法・用量を守って使用しましょう。

また皮脂が多く出ている場合、ついシャンプーをしすぎる方もいらっしゃいますが、脂漏性皮膚炎の場合は逆効果です。

皮膚のバリア機能が低下しているためダメージ(炎症)がひどくなる場合がありますし、さらなる皮脂の分泌(マラセチア菌のエサとなる)を招くこともあります。

1日1回で十分ですので、必要以上に頭皮を洗いすぎないようにしましょう。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の場合もやはり皮膚科の受診が対策のスタートとなります。

炎症をおさえるステロイド系の塗り薬と、かゆみそのものをおさえる飲み薬(ヒスタミン系)を使った治療が基本です。

アトピー性皮膚炎は治療が長期化するイメージがあり、それは事実ですが、一方で快癒することもある疾患です。

根気強く対策をしていきましょう。

あせも

あせもの場合も皮膚科を受診することが対策の第一歩です。

ステロイド系の塗り薬や、保湿のためのローションを使用することが多く、あわせて皮膚を清潔に保つことが重要な対策になります。

原因となる汗をかいたらこまめに拭き取ったり、正しくシャンプーをしたりして、より悪化するのを防ぎましょう。

乾癬(かんせん)

他の皮膚炎などと同じく、皮膚科の受診が対策のスタートとなります。

炎症をおさえるステロイド系の塗り薬に加え、ビタミンD3を配合した塗り薬を処方されることもあります。

乾癬は皮膚の新陳代謝に異常が起きている(サイクルが早すぎる)状態なので、その代謝を緩和するためのものです。 この他、飲み薬を使うこともありますが、塗り薬の使用が基本です。

乾癬は慢性の疾患であり、治療が長期化することもありますが、「絶対治らない病気」ではありません。 ぜひ医師の指示を守って治療を続けてみてください。

シラミ

シラミには、対策用のシャンプーが市販されています。

これはシラミの成虫に効果のある成分が配合された薬(正確にはいわゆるシャンプーとは異なります)で、これを使用することが、シラミによる頭皮のかゆみ対策となります。

ただ卵には効果がないため、シラミ対策用のクシなどを使って卵を物理的に除去しましょう。

またシャンプーや駆除自体は家庭で対策できるものの、シラミかどうか、しっかりと判断するには皮膚科の受診をおすすめします。

皮膚科医であれば顕微鏡等でフケなど他の物質と見分けることができますので、適切な対策を選ぶことができます。

それぞれの症状にあった対策を行いましょう
それぞれの症状にあった対策を行いましょう

頭皮のかゆみの原因や、その対策についてお伝えしてきました。

ストレスが原因といわれることもありますが、お伝えした通り一概には言えず、さまざまな原因があります。

症状によってその対策も異なりますので、それぞれの頭皮の状態を見極めて適切な対策をとりましょう。

見極めるといってもご家庭で判断されるのではなく、皮膚科の医師に相談することが適切な対策の最初の一歩でしたよね。

勝手な判断で対策を誤ると頭皮のかゆみがひどくなったり、炎症が悪化することもあります。
頭皮のかゆみが収まらないな...と感じたら、迷わず皮膚科を受診しましょう!