目次

  1. 頭皮ニキビが治らない…それなら皮膚科での治療がおすすめ!
  2. そもそも頭皮にニキビができる理由って?
  3. 皮膚科で行える<頭皮ニキビの治療法まとめ>
  4. 皮膚科で行える頭皮ニキビの治療法&価格①:内服薬
  5. 皮膚科で行える頭皮ニキビの治療法&価格②:外用薬
  6. 頭皮ニキビを“皮膚科”で治療するメリットとは
  7. 頭皮ニキビは皮膚科に相談!“ストレスのない頭皮”を目指そう
気になる頭皮ニキビ…自分でアレコレやる前に皮膚科に行こう!
気になる頭皮ニキビ…自分でアレコレやる前に皮膚科に行こう!

ちょっとした拍子に触れると痛む“頭皮ニキビ”

自分で出来る限りのケアをしてきたけど、なかなか治らないと困っていませんか?

そんなときは、肌トラブルの専門家である皮膚科の先生へ相談するのが一番!


この記事では、頭皮ニキビに対して皮膚科ではどのような治療ができるのかやそれらのおおよその価格など、詳しく解説していきます。

まずは、今回の悩みのタネであるニキビができる原因から見ていきましょう。

気をつけているつもりでも、ニキビができやすい頭皮環境になってるかも?
気をつけているつもりでも、ニキビができやすい頭皮環境になってるかも?

毛穴に必ずある皮脂腺から分泌される皮脂が肌表面に作る皮脂膜は、肌の潤いを保ち雑菌の侵入を防ぐ役割を持っています。

その皮脂が正常に分泌・排出されている状態であれば、毛穴の常在菌であるニキビ菌が肌に害を与えることはないのです。

しかし、さまざまな要因で肌が<下の2つ>のようなトラブルを起こすと、皮脂が毛穴の中にたまってコメド(※1)ができてしまいます。

  • 古い角質により毛穴が塞がる
  • 皮脂の分泌が過多になる


ニキビ菌は皮脂を好み酸素を嫌うため、コメドの中で増殖。

増殖したニキビ菌が炎症を引き起こす物質を作ることで、ニキビはできてしまうのです。


毛穴の塞がりや皮脂の大量分泌を改善させる、もしくは、毛穴の炎症を抑えるなど…。なかなか治らないニキビを根本治療するためには、さまざまな方向からのアプローチが必要です。

皮膚科なら、そのための治療法が豊富にあるのです!

まずは、皮膚科で処方される一般的な頭皮ニキビの治療薬を見ていきましょう。


“皮膚科で治療するメリット”については、治療法のあとにじっくりとお伝えしていきます。


(※1)コメド:面疱(めんぽう)。皮脂の排泄が上手くいかず、毛穴に溜まってしまった状態のこと。一般的には「白ニキビ」「黒ニキビ」と呼ばれる。

皮膚科で行える頭皮ニキビの治療は大きく分けると、

  • 内服薬
  • 外服薬

この2つに分類されます。

この内服薬や外用薬について、東京都にあるいくつかの美容皮膚科クリニックを参考にして、主にどのような薬が治療に取り入れられているのか期待できる効果価格帯などをまとめてみました。

まずは、頭皮ニキビの炎症そのものや原因となる肌トラブルに体の内側からアプローチしてくれる、皮膚科で処方される内服薬を解説していきます。

皮膚科で頭皮ニキビに用いられる内服薬の種類は、

  • ①ビタミン剤
  • ②抗生物質
  • ③漢方
  • ④ホルモン剤

こちらの4つです。

ひとつずつ、ご紹介していきますね!

①ビタミン剤

ビタミン剤
主に用いられる薬の名前 シナール
ハイチオール
ピドキサール
ハイボン
など
特徴 体にビタミンを与え、肌の再生サイクルを整える
おおよその価格帯/月 1,400~4,000円前後

ターンオーバー(肌が生まれ変わるためのサイクル)を正常に整えるため、ビタミンを投与する内服薬

ビタミンは体内でほぼ生成することができない栄養素であるため、食事からしか摂取できません。

そんなビタミンの補給を手助けするために処方されます。

②抗生物質

抗生物質
主に用いられる薬の名前 ミノマイシン
テラマイシン
エリスロマイシン
バナン
など
特徴 患部にいる菌を殺すなどして、炎症を抑える
おおよその価格帯/月 5,000~6,000円前後

抗生物質は、強い炎症を起こしているニキビの治療に用いられており、「十分に効果がある」と見込まれる容量から治療を開始し、症状の改善に伴って薬を減らしていきます。

本来であれば、なるべく使用は短期間に収めるべきですが、症状の重いニキビに対しては長期間投与が必要な場合もあるようです

③漢方

漢方
主に用いられる薬の名前 桂枝茯苓丸
当帰芍薬散
十味敗毒湯
黄連解毒湯
荊芥連翹湯
など
特徴 ニキビができやすくなっている体調を整える
おおよその価格帯/月 3,000~10,000円前後

ニキビに「直接的に効果がある」というよりも、ニキビが発生しやすくなってしまっている体調を整える薬です。

その都度、体の様子に合わせてさまざまな漢方薬を用います。

体がデリケートで通常のニキビ内服薬や外用薬が合わない方や、そもそも体質的にニキビができやすい方などは、漢方薬での治療を考えてみるものいいかもしれません。

④ホルモン剤

ホルモン剤
主に用いられる薬の名前 マーベロン28
アルダクトンA
など
特徴 男性ホルモンの過剰分泌を抑え、ホルモンバランスを整える
おおよその価格帯/月 3,000~10,000円前後

ホルモン剤と呼ばれる低容量ピルには、男性ホルモンの過剰分泌を抑え、女性ホルモンのバランスを整える効果があります。

頭皮などのニキビにはもちろん、男性ホルモンの分泌によって起きる“多毛症”などの治療にも用いられるのです。

特に、「吹き出物」と呼ばれるような大人のニキビに効果的と言われています。

美容皮膚科はもちろん、産婦人科でも処方していただけるのですが、処方条件が大変厳しいのでホルモン剤の治療を検討したい方は、あらかじめ通いたい皮膚科やクリニックに問い合わせておくことをおすすめします。


なお、男性はニキビ治療として女性ホルモンを使用することはできません

処方されることはないと思いますが、深刻な副作用につながる可能性がありますので、万が一入手できたとしても使用は控えてください。

次に、体の外側から頭皮ニキビの改善を手助けするために皮膚科で処方される、外用薬について解説していきます。

頭皮ニキビの治療に用いられる主な外用薬の種類は、

  • ①抗生物質
  • ②ピーリング剤

以上の2つです。

どのような効能が期待できる薬なのか、詳しく見ていきましょう。

①抗生物質

抗生物質
主に用いられる薬の名前 ダラシンTゲル
アクアチムクリーム/ローション
ミノマイシン
など
特徴 患部にいる菌を殺すなどして、炎症を抑える
おおよその価格帯/月 2,000円前後

内服薬と同様、炎症を起こしている頭皮ニキビに効果的です

化膿や炎症がひどく、痛みが伴うようなニキビができてしまった場合に、素早い治療効果が期待できます

②ピーリング剤

ピーリング剤
主に用いられる薬の名前 ディフェリンゲル
ベピオゲル
デュアック
など
特徴 毛穴をふさいでいるぶ厚い角質層を薄くしてニキビの元ができないようにする
おおよその価格帯/月 1,500~2,000円前後

ピーリング剤とは、ニキビの原因の一つである、毛穴を塞ぐ角質ができるのを抑え、角質を剥がして毛穴のつまりを改善させる薬のこと。

ターンオーバーのサイクルを外部から手助けして、素早い肌の再生を促します。

ただし、ピーリング剤は本来の用量よりも多く付け過ぎると、皮膚が乾燥しやすくなってしまうので使用の際は気をつけましょう。

皮膚科でしっかりと頭皮ニキビの治療を受けることには、たくさんの“良いこと”があります!

例えば、以下の3点のようなメリット。

  • 自分の現状が正しく把握できる
  • 症状が改善するまでの時間短縮
  • 誤った治療によるリスクの心配が少ない

頭皮に現れた荒れ・湿疹を何の根拠もなく「ニキビだ」と自己判断して皮膚科へ行かずに治療を始めてしまうと、場合によっては症状がひどくなって取り返しの付かないことになる可能性も

特になかなか治らない頭皮ニキビは、脂漏性皮膚炎(※2)というひどい湿疹を伴う病気とも間違われやすいので、安易な選択や対処はしないほうが賢明。

専門知識があり、経験を積んだ信頼のおける皮膚科医に診断や治療をお任せするのが、頭皮ニキビ改善までの一番の近道ですよ!

(※2)脂漏性皮膚炎:皮脂が過剰分泌されることで皮脂を好む真菌『マセラチア菌』が異常繁殖してしまい、頭皮や顔に炎症ができてしまう病気。初期症状はフケの発生で、毛穴につまった皮脂が酸化することにより頭皮が臭うこともある。症状が進むと炎症やかゆみが出始め、悪化すると頭皮の湿疹・かゆみが増々ひどくなり、頭皮にかさぶたのようなものが目立つように。この状態が長く続き治らないことで“抜け毛”につながることもある。

相談してよかった!きっとそう思えるはず。
相談してよかった!きっとそう思えるはず。

ここまで、皮膚科でできる頭皮ニキビの具体的な治療法や、皮膚科で治療を受けることのメリットについて説明してきました。

一口に「内服薬」「外用薬」と言っても、種類ごとにそれぞれの役割を持ってさまざまな方向から頭皮ニキビにアプローチしてくれていることがわかりました。

どうしても治らない頭皮ニキビは、ズルズルと悩み続けていないで、すぐに皮膚科に相談してみてください

きっと早期改善に向け、最善の治療法を提案してくれると思いますよ。