目次

  1. まだ思春期なのに、抜け毛が増えている…?
  2. 思春期の抜け毛のさまざまな原因
  3. 【対策法】思春期の抜け毛、どうすれば治る?
  4. 原因と対策法がわかれば手を打てる!早めに対処しよう

最近耳にするのが、思春期の男の子や女の子の薄毛の悩み。

まだ成人すらしていない思春期に、本人や家族から見ても明らかに抜け毛が増えていたら…。

「まだ、若いのに!」とショックですし、「10代のうちにもう薄毛なんて…」と心配になってしまいますよね。

とはいえ大人の抜け毛ならともかく、思春期の抜け毛の場合は何が原因で、対策はどうすればいいのか、よくわからないのも事実。

そこで、今回はそんな思春期の抜け毛の原因と対策法について、ヘアラボ編集部が徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

友達や家族に相談するのも気が引ける、思春期の抜け毛。

まだ思春期、中学生や高校生なのに、どうして抜け毛が増えてしまうのでしょうか?

この段落では、思春期の抜け毛の主な原因について解説していきます。

主な原因としてあげられるのは以下の5つ。

  • 円形脱毛症
  • AGA(男性型脱毛症、若年性脱毛症)
  • 脂漏性皮膚炎
  • 牽引性脱毛症
  • 抜毛症(トリコチロマニア)

思春期の抜け毛の各原因の最後に、対策法のご紹介もしているので、 すぐに思春期の抜け毛の対策法を読みたい方はそちらも活用してくださいね!

円形脱毛症

「突然、抜け毛が増える」と言われて、多くの方がまず思い浮かべるのは、やはり「円形脱毛症」ではないでしょうか。

円形脱毛症は、「十円ハゲ」とも呼ばれる通り、丸い形のハゲができる脱毛症のことです。

思春期だけでなく、どの年代の方でも円形脱毛症になる可能性があります。

円形脱毛症の原因は精神的ストレスだと考えられてきましたが、近年では「自己免疫の異常」によって引き起こされているという説が有力です。

本来体を守ってくれるはずの免疫が、遺伝的要素やストレス、疲労、感染症などのきっかけで自分自身を攻撃してしまい、抜け毛が著しく増えてしまう、とされています。

円形脱毛症の対策法は…>>「病院で診てもらう」

AGA(男性型脱毛症、若年性脱毛症)

「AGA」(男性型脱毛症)は、男性の場合、早いと思春期の17歳ごろから発症することがあります。

典型的なAGAの症状としては、髪の毛が細くなったり、M字ハゲやつむじハゲになったり、などがあげられます。

AGAの直接的な原因は、男性ホルモン・遺伝・ストレス・食事・生活習慣などからくるヘアサイクルの乱れ

その中でも特に大きく関わっているとされるのが男性ホルモンです。

その一種であるテストステロンが、2型5α-リダクターゼという酵素と結合すると、ジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンになります。

このDHTが髪の成長期間を短くしてしまい、成長し切る前に髪が抜け落ちてしまうためにAGAの抜け毛が起こるのです。

ちなみに女性の場合でいうFAGA(女性男性型脱毛症)は、女性ホルモンの減少によって起こるため、閉経前後の発症が多くなります。そのため思春期での発症は少ないと考えていいでしょう。

AGAの対策法は…>>「病院で診てもらう」

脂漏性皮膚炎

思春期は皮脂の分泌量が増えるので、もしかしたら「脂漏性皮膚炎」になっているかもしれません。

頭皮に脂漏性皮膚炎が起きた場合、悪化すると抜け毛につながることがあります。

症状は、ペタッとしたフケ、かゆみ、かさぶた、皮膚の赤み、など。

脂漏性皮膚炎の原因は、皮脂の分泌量が多すぎることと、マラセチアという常在菌の増えすぎです。

皮脂が多く分泌されると、皮脂をエサとするマラセチアはどんどん増殖し、脂漏性皮膚炎を引き起こすことがあります。

皮脂が増える原因としては、思春期で成長ホルモンや性ホルモンの分泌が増えるほか、

  • きちんと頭皮が洗えていなくて余分な皮脂が残っている
  • 逆に頭皮が乾燥して皮脂分泌が過剰になる
  • 生活習慣の乱れによって頭皮環境が悪化した

などがあげられます。

「頭皮が乾燥すると、どうして皮脂が増えるの?」と思われるかもしれませんね。

適度な量の皮脂は、皮膚をカバーして皮膚の水分が蒸発しないように守っています。

しかし、シャンプーなどで頭皮を洗いすぎてしまうと、本来必要な分の皮脂まで洗い流してしまうことがあります。

結果、足りない皮脂を補うためにより多くの皮脂が分泌されてしまうのです。

脂漏性皮膚炎の対策法①は…>>「使うシャンプーを変えてみる」 脂漏性皮膚炎の対策法②は…>>「毎日髪を正しい洗い方で洗う」

牽引性脱毛症

女の子で、部活動などの際にいつも髪をまとめている方はいませんか?

長期にわたって髪が引っ張られ続けることで起きる抜け毛「牽引性脱毛症」です。

髪の毛を引っ張る状態が長く続くと、毛穴の中で毛を育てている「毛包」という場所が萎縮して、髪が抜けやすくなってしまいます。

つまり牽引性脱毛症は、同じ髪型などで特定の場所の毛包に負担がかかってしまうので、抜け毛が増えてしまうのです。

部活などで髪をまとめる必要のある方や、毎日同じ髪型をしている自覚がある方などは特に注意が必要となります。

また、ヘアアイロンや編み込み型のエクステンションも、髪を引っ張るので注意してくださいね。

牽引性脱毛症で髪が抜けても、髪を引っ張る髪型などをやめれば、また髪が生える見込みがあります。

牽引性脱毛症の対策法は…>>「分け目や髪型を変える」

抜毛症(トリコチロマニア)

20代までの若者、特に小学生から高校生の思春期の女の子に多いのがこの「抜毛症」

抜毛症は、髪の毛などの体毛を、自分で引き抜いたりちぎったりしてしまう症状のこと。

髪の毛だけでなく、眉毛やまつげ、ヒゲなどを抜くこともあり、抜いた毛を呑み込んでしまう方もいます。

一説によると発症の原因は、本人の不安やストレスなどの心理的要因です。

周りから見ると、物分りが良い「いい子」であることが多く、本人自身の問題や、家族関係、受験、対人関係などのストレスをきっかけに発症します。

本人は自覚していないパターンが大半で、人前で抜くことはあまりありません。

また、毛を抜く行為をやめるように命令したり叱ったりするのは、逆効果となるので、気をつけてください。

抜毛症の対策法は…>>「病院で診てもらう」

思春期の抜け毛の原因がわかったなら、次はその対策法が知りたいですよね。

先ほど述べた原因を元に、思春期の抜け毛の対策法を紹介します。

使うシャンプーを変えてみる

この方法は、思春期の抜け毛の「脂漏性皮膚炎」対策になります。

前にも述べたように、「脂漏性皮膚炎」の直接の原因は、皮脂が増えてマラセチアが増殖することです。

そして皮脂が増える理由の一つに、洗浄力の強いシャンプーを使ったせいで、必要な皮脂まで洗い流されて頭皮が乾燥してしまったことが挙げられます。

もっと洗浄力の優しいシャンプーを使えば、皮脂の減少を抑えることができるでしょう。

髪が傷んでいたり、肌が弱かったり、髪や肌が乾燥しがちな方は、洗浄力が強すぎないアミノ酸のシャンプーを使うのがおすすめです。

毎日の洗髪方法を見直す

この方法は、主に思春期の抜け毛の「脂漏性皮膚炎」対策になります。

対策の目的は、「皮脂の量を抑える」ことです。

前にも述べたように、思春期は皮脂の分泌量が増え、皮脂を食べる常在菌のマラセチアは皮脂の量が増えると増殖して皮膚炎を起こすことがあります。

ですから、常在菌が増殖する原因の「皮脂の量」を抑え、常在菌が増殖しないようにする対策を行うこと。

髪を洗う回数は、1日1回で十分です。爪を立てず、指の腹で洗いましょう。

そのあとは、頭皮にシャンプーが残らないようによく洗い流してくださいね。

生活習慣を改善する

この方法は、思春期の抜け毛の「脂漏性皮膚炎」「AGA」対策になります。

脂漏性皮膚炎の原因は前にも述べた通り、乾燥や思春期のホルモンの作用などで皮脂が増えてマラセチアという菌が増殖すること。

皮脂は、偏った食生活や睡眠不足などの生活習慣の乱れなどの要因でも分泌量が増えます。

また、AGAの原因の一つに生活習慣があげられるため、バランスの良い食事をして、睡眠をよく取り、運動もすることで、皮脂の抑制ができたり、ヘアサイクルの乱れを改善したりする効果があります。

国の推奨している睡眠時間は10代前半で8時間以上、25歳で約7時間なので、思春期の女の子や男の子なら7〜8時間ほどあると良いでしょう。(注1)

運動は、ストレスを解消するものとして国にも推奨されています。(注2)

注1:厚生労働省 「健康づくりのための睡眠指針 2014

注2:厚生労働省 平成22年9月「こころの健康 気づきのヒント集

分け目や髪型を変える

この方法は思春期の抜け毛の「牽引性脱毛症」対策になります。

牽引性脱毛症の抜け毛の原因は、髪が引っ張られ続けることで、髪を育てている場所に負担がかかってしまうから。

特定の箇所にだけ負荷がかからないように、分け目や髪型を変えることで対策できます。

例えば、部活動などでいつも髪を結ばなければならない方は、いつも1つに結んでいる髪を2つに結んでみたり、いつも高く結んでいるなら流すように低めの位置で結んでみたり、などの工夫をすると良いでしょう。

病院で診てもらう

前に述べた対策を試しても抜け毛が改善されない、一刻も早く抜け毛を治したい、抜け毛の原因が何かわからない、地肌が見えるほど抜け毛がある、などの場合は早めに病院へ行きましょう。

まずは、皮膚科を受診すると良いでしょう。

診断結果によってはAGAクリニックや別の診療科を紹介されることもあります。

また、抜毛症の場合、原因が本人の抱える心理的・精神的なストレスによるものなので、心療内科や精神科のお医者さんの力も必要になってきます。

皮膚科に行くまでもなく抜毛症だとわかっているのなら、初めから心療内科や精神科を受診するのも手ですよ。

思春期の抜け毛の原因と対策法を解説しましたが、いかがでしたか?

思春期の抜け毛がなかなか治らなかったり、どれが思春期の抜け毛の原因かわからなかったり、地肌が見えるほど抜けていたら、 それ以上ひどくなる前になるべく早く病院に行ってくださいね。

よくわからなかった思春期の抜け毛も、原因や対策法がわかれば手が打てますよね。 少しでも安心していただけたなら幸いです。

大丈夫です、きっとよくなりますよ!あなたの不安が早く晴れるように祈っています。