目次

  1. ミノキシジルの正しい使い方が知りたい!
  2. 「塗りミノ」と「ミノタブ」~ミノキシジル製品の分類~
  3. 「塗るミノキシジル」の基本的な使い方
  4. 塗りミノ①リアップの使い方
  5. 塗りミノ②ロゲインの使い方
  6. 塗りミノ③ポラリスの使い方
  7. ミノタブ(ミノキシジル・タブレット)の飲み方
  8. 【注意】薬の個人輸入はお勧めしません!
  9. ミノキシジルの適切な使い方を知り、効果的な薄毛対策を!
ミノキシジルの使い方
ミノキシジルの使い方

これでいいのか?何か間違ってないか?

ミノキシジルを使ってるけど、効果がないよ!
ミノキシジルを使ってるけど、副作用のようなものが出てきたよ!

そんな方々の等しく思い浮かべる疑問がこれ。

「もしかして、ミノキシジルの正しい使い方ができていないんじゃ?」

そこで今回は、今さら聞けない、ミノキシジルの正しい使い方を完全レクチャー。

動画も織り交ぜつつ、メーカー発表の公式情報をまとめてまいりますので、どうぞお役立てください!

ミノキシジルにもいろいろある!
ミノキシジルにもいろいろある!

ざっと分類してみましょう。

まず最初に、前提事項の確認を。

  • ミノキシジルは製品名でなく成分名
  • ミノキシジルは発毛成分の一つ

ミノキシジルは製品名でなく成分名です。

2017年7月現在時点では、厚生労働省が「発毛効果あり」と認可しているものは三つ。
ミノキシジルと、フィナステリド(注1)、それからデュタステリド(注2)。
このうち、血管を拡張させて毛根に栄養がとどくようにし、発毛効果を期待できるのが、ミノキシジル。

そのミノキシジルを主成分とするミノキシジル製剤の正しい使い方を解説するのが、この記事の趣旨です。


さて、ミノキシジル製剤は、大きく二つに類別できます。

  • 塗るタイプ(「塗りミノ」)
  • 飲むタイプ(「ミノタブ」)

①は、頭皮の薄毛が気になる箇所に直接、塗布するもの。髪でなく頭皮に塗るんですよ!
大正製薬のリアップはこちらに含まれます。

②は文字通り、内服するもの。錠剤(タブレット)型ゆえ、「ミノタブ」と呼ばれています。

クリニックで処方されるか、個人輸入するかしかありません。
ヘアラボは個人輸入を推奨しないという立場ですが、この点については後述しましょう。

それではいよいよ、ミノキシジル製剤の使い方にフォーカスを当てていきます!


注1:フィナステリドはミノキシジルとは全く異なるメカニズムで発毛作用を及ぼします。そのため、ミノキシジル製剤とフィナステリド製剤(プロペシアなど)は併用が可能です。
注2:デュタステリドは2015年に認可されたばかりの「新顔」。作用メカニズムはフィナステリドとほぼ同じですので、ミノキシジル製剤とデュタステリド製剤(ザガーロなど)は併用が可能です。

基本的な使い方はいっしょ!
基本的な使い方はいっしょ!

中身が液状か、ムース状か…等で微妙に塗り方は異なりますが。

個別の製品を見ていく前に、まずは基本的な使い方を押さえましょう。
こちらはどの製品にも共通して言えます。


「塗るミノキシジル」の使用の際の、基本的な注意点は三つ。

  • 頭皮に浸透させる
  • 頭皮を清潔に保つ
  • メーカーや医師推奨の使い方を守る

塗ったミノキシジルは、頭皮の下まで浸透させる必要があります。浸透には時間がかかるので、すぐに洗い流してしまうのはNG。

また、浸透させようにも、頭皮が不潔で、毛穴が皮脂詰まりを起こしていては、効果は望めません。

そこで、次の手順を踏むのが理想です。

  • シャワー。頭皮を清潔に
  • ミノキシジル。塗り込む
  • 放置。沁み込ませる

これが「塗るミノキシジル」の基本的な使い方になります。

ただ、②の「塗り込み方」(用量含め)は、製品によって微妙に異なります。
①~③の流れも、製品によっては例外があるかもしれません。販売しているメーカーや処方してくれた医師の説明に従うようにしましょう。

もし既定の用量を守らなかったら?

もし既定の用量を超えたら、どうなるのでしょうか。

「塗る回数を増やし、また一度に塗る量を増やせば、それだけ効果が上がるのでは?」と思いますよね。

でも、メーカー推奨の用量を超過しても、いいことはありません。

ミノキシジル製剤は医薬品です。効果が折り紙つきな分、副作用もあります。

メーカー推奨の使い方は、「効果が最も高く、副作用リスクが最も低く」なるよう熟慮されたものであるはず。それを守るべきです。

大正製薬も、決められた量を超えても効果は上がらず、むしろ副作用によるデメリットのほうが大きいとしています。(参照1)


参照1:リアップX5製品情報

「塗るミノキシジル」の副作用

副作用として、頭皮の刺激症状などが報告されています。(参照2)

ただし、一般に、塗るタイプのミノキシジルの副作用は軽微です。

作用を及ぼしたい箇所に直接塗り付けるので、効果も副作用もその箇所周辺に限られる、というわけです。(参照3)

ただし、ミノキシジルには年齢制限があります!
下で紹介するいずれの商品も、使用は成人限定。未成年が使うと、深刻な副作用が出るかもしれませんよ!


参照2:『脱毛症治療の新戦略』中山書店、2011
参照3:新宿西口クリニック

それでは、製品ごとの使い方を見ていきましょう。

まずは大正製薬のリアップ
日本で製造・販売が公認されているミノキシジル製剤のひとつです。

医薬品ではありますが、市販されており、薬局・ドラッグストアで購入できます。

主力製品のリアップx5プラスはミノキシジル5%配合。

メーカーHPによると、用法・用量は次のとおり。

成人男性(20歳以上)が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布してください。

リアップx5プラス製品情報「用法・用量」

「1mLという量を正確に測るにはどうしたら?」
という声が聞こえてきそうですが、さすがに国産品は親切設計。
ノズル部分に計量室が設けられており、一度に1mLちょうど使えるようになっています。

詳しい使い方はこちらの動画にて!

女性用の「リアップリジェンヌ」

大正製薬からは女性向けの製品も出ています。
その名もリアップリジェンヌ

こちらはミノキシジル1%配合。

使い方は基本的に男性用と同じです。

一日二回、各1mLを、薄毛ゾーンに塗布。やはりノズルに計量室がついています。

髪の長い方は髪を押し広げ、なるべく頭皮にのみ塗るように心がけてください。

「メンズロゲイン無臭・泡状」

ミノキシジル製剤の本家本元です。

ロゲインはミノキシジル製剤の「元祖」です。

製造元の米アップジョン社(注3)は、そもそもミノキシジルという成分を開発した会社

大正製薬もこのアップジョン社と製造・販売契約を結んでリアップを発売した、という経緯があります。

「メンズロゲイン無臭・泡状」が主力製品。先ほどのリアップは液状でしたが、こちらは泡状なのですね。ミノキシジルの配合量はやはり5%です。

メーカーHPによると、使い方は3ステップ。

  • 髪をかきわけ、薄毛箇所を露出させる
  • キャップ1/2杯分をてのひらに出す
  • 薄毛箇所に揉みこむ

これを1日2回(朝と晩)行うことが推奨されています。

メーカー作成の動画(↓)をご覧になるとわかりやすいかと思います!

ROGAINE® Foam - How to Apply

こちらは「朝」の使用例。キャップ1/2杯分って、このくらいの量なんですね。


注3:現在の製造元はジョンソン&ジョンソン社

女性版ロゲイン

ロゲインは女性向けのバージョンもあります。ページはこちら

泡状液状の2タイプ展開。

泡状は、男性向けと同じく、ミノキシジル5%配合。使い方は、キャップ1/2杯分を「1日1回」、となっています。

液状は、ミノキシジル2%配合。使い方は、付属のスポイトを使って、1mLを「1日2回」塗布する、とのことです。

泡状ロゲイン女性用の「使い方」動画はこちら!

How to Apply Women’s ROGAINE® Foam

女性用ロゲインの「朝」の使用風景です。

ポラリスNR08

「ロゲイン」のジェネリック。独自の付加価値をもちます。

ポラリスは、先ほどご紹介したロゲインのジェネリック(後発品)です。
製造元は米ポラリス社。

ポラリスの特長は、ミノキシジル配合率5~16%まで取りそろえた、ラインナップの豊富さ。
ミノキシジル以外の配合成分や、ミノキシジル浸透率を高める工夫など、他にはない付加価値も魅力です。

特筆すべきは、リポスフィアという独自技術。
有効成分をカプセル状にとりまとめ、皮膚のより深いところまでミノキシジルを浸透することを目的にしています。

ポラリスの使い方

ポラリス・シリーズは液状またはクリーム状です。

ボトルキャップをポンプ式ノズル(付属品)につけかえ、頭皮の薄毛箇所めがけ噴射しましょう。
メーカーHPによれば、6回の噴射で、およそ既定量の1mLになるようです。これを1日2回。

こちらの動画で、使い方のイメージがよりよくつかめると思います。

ポラリスNR08の動画です

ポラリスNR08はミノキシジル7%配合。液状タイプです。

女性用ポラリスはある?

ポラリスシリーズに、「女性向け」と銘打った商品はありません。基本的に、男性のみの利用になります。
むしろ、女性厳禁とされている製品があり、注意が必要です。

具体的には、NR02、NR10、NR11。この3製品はフィナステリドという成分を含んでいます。フィナステリドといえば、発毛薬プロペシアで有名な、「三大発毛成分」のひとつですが、フィナステリドは女性の使用を禁止されているんです。

「ミノタブ」
「ミノタブ」

錠剤(タブレット)型のミノキシジルです。

ミノタブこと、「飲むミノキシジル」。

ミノタブも各社からさまざまな製品が出ていますが、「塗りミノ」の場合と違い、主要製品のメーカーHPに沿って使い方を解説する、というわけにはいきません。

タブレット型のミノキシジルは、厳密には「発毛剤」ではなく、発毛という副作用のある「降圧剤」であり、メーカーの推奨する「使い方」や「用法・用量」も、その目的に沿ったものだからです。

そもそも日本ではミノタブは未承認であり、基本的に医師の処方でのみ入手・使用が可能(注3)。処方してくれた医師の「使い方」指南に従うことになります。

たとえば、イースト駅前クリニックは次のようにしています。

一般的には1日1回または2回、1日5mgを服用します。効果が薄い場合には10mgに増やすケースもあります。

イースト駅前クリニック「ミノキシジルについて」

ミノタブを使用する際の最大の注意点は、その副作用

塗るタイプのミノキシジルなら、頭皮から吸収されるため、全身に及ぶような副作用が出ることはまれです。
飲むタイプのミノキシジルは、口から内臓、血液を通しての吸収になりますので、より高い効果が期待できる反面、副作用の発現頻度も高くなります。

以下のような副作用が報告されているのでチェックしてみましょう。

  • ①血圧低下
  • ②体毛増加
  • ③むくみ

①は、いわば理の当然。ミノタブはそもそも血圧降下剤なので、当然に血圧が下がります。

②と③は、美容の面で、特に女性にとっては悩ましい問題でしょう。

やはり医師の勧告・助言に従って、適切な使い方を守りたいところですね。


注3:個人輸入(またはその代行サービス)を通じての入手もあり得ますが、ヘアラボは推奨しません!詳しくは次項にて。

個人輸入はお勧めできない…
個人輸入はお勧めできない…

ヘアラボの思い、聞いてください。

さて、塗るタイプ、飲むタイプと、さまざまなミノキシジル製剤を見てきました。

改めて言いますが、日本で製造・販売が承認されているのは大正製薬の『リアップ』のみであり、他の製品は医師の処方か、個人輸入を通じての入手となります。

ヘアラボは薬の個人輸入を推奨しないという立場です。
(詳しくはヘアラボのポリシーをご覧ください)

個人輸入を推奨しない理由は二つあります。

  • ①販売元が不明確で100%信頼出来ない
  • ②副作用が発症した時にかかるコストが大きい

①メーカー発表の効果・効能をうのみにし、「安い」というだけで見知らぬ薬を買うのは論外。
たとえ製造元や薬自体の信頼性が高くても、流通の過程で精巧な偽造品が混入する可能性があります。
さらに、たとえ純正品だったとしても、外国語の説明書を正しく理解できず、正しい使い方ができない恐れもあります。

②仮に適正な使い方をして重大な副作用が出た場合、日本で正規に流通しているものであれば公的な救済制度に訴えることができますが、未承認の海外製品では、それができません。(参照4)
長期的に見て「高い買い物」になってしまう危険があります。

ミノキシジルを配合しているリアップ以外の製品、プロペシアのようなフィナステリドを含んでいる製品、ザガーロのようなデュタステリドを含んでいる製品は、やはり専門医からの処方を待つのがよいでしょう。


参照4:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」

いかがでしたか。

効果が上がり、副作用が少ない、一番適切な使い方を知るには、やはり製造元の推奨する使い方を外さないのが一番。

塗りミノの使い方に関しては、各社の公式サイトを確認しましょう。

ミノタブの使い方に関しては、医師の助言・勧告に従いましょう。

正しい使い方をマスターし、効果的な薄毛対策ができるといいですね!