目次

  1. 尿素は髪や頭皮にいいって本当?
  2. そもそも尿素って?
  3. 尿素はお肌にいい!
  4. 肝心の髪や頭皮への効果は…?
  5. 尿素は肌には良いが、髪や頭皮への効果はまだ明確ではない!

肌に良いと話題の尿素が入ったボディクリームやハンドクリームは、ドラッグストアなどでもよく見かけますよね。

そんな尿素が、頭皮にも良いのではないかという情報が…。

実際、尿素は髪や頭皮にも良いのでしょうか?

そこで今回は、尿素が肌に良いといわれる理由や、尿素が頭皮や髪に与える効果について調査しました。

尿素って、知ってるようで知らないかも…
尿素って、知ってるようで知らないかも…

尿素といえば、すぐに連想するのは「尿」ですよね。

確かに「尿」には、食事でタンパク質などから取り入れた窒素のうち、余った分が尿素となって日々排出されています。

——と、これだけ聞くと、尿素はなんだか我々には不要なものと思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

たとえば尿素は天然保湿成分の一つであり、肌の角質層で肌の保湿の一端を担う、というとても重要な役割を持っています。

また、尿素は科学合成によって作ることもでき、水やアルコールに溶けやすい性質から広く工業利用され、現在の我々の生活を支えています。

つまり尿素は、我々にとってとてもなじみ深い存在と言えるのです。

尿素のお肌への効果、解説します!
尿素のお肌への効果、解説します!

尿素は我々にとって切っても切れない存在ですが、ここからはそのつお肌に良いと言われる特性を2つに分けて解説します。

①保湿効果に優れている

先ほども述べましたが、尿素は天然保湿成分といわれるほど保湿効果に優れた成分。

尿素には水分を引きよせて蒸発するのを防ぐ性質があり、人の角質層にあって乾燥から肌を守る重要な役割を果たしているのです。

そんな尿素を体の外からも取り入れれば、乾燥を防ぐといった効果が期待できるといえますよね。

そのため、化粧水ハンドクリームUVケア用品や、ファンデーションなど、広く化粧品に利用されているのです。

②角質をとりのぞく

尿素にはさらに、角質を溶かして剥がす性質も。

そのため、尿素が配合されたクリームにはお肌の柔軟効果が期待できます。

また、角質を溶かして剥がす性質から、ひび、あかぎれ、しもやけ、アトピー性皮膚炎などの治療薬としても用いられています。

ただ、この性質には注意点が。

角質除去は嬉しい効果ですが、使いすぎると角質が未熟なまま剥がれてしまい、敏感肌になってしまう危険性があるのです。

必ずお肌の状態を見て、柔らかくなってきたら使用をやめる、使いすぎないなどの配慮をしましょうね。

髪への効果はどうなってるの?
髪への効果はどうなってるの?

ただ、肝心な髪や頭皮に対しては、良いと言い切れる根拠がないのが現状です。

肌への効果や作用についての研究結果はありますが、髪の毛や頭皮に直接関係する研究結果などは見つかりませんでした。

とはいえ、頭皮は顔とひと続きになっている肌の一部。

尿素の保湿効果を考えると、頭皮の乾燥が気になる方にとっては、保湿の面では有効といえるかもしれません。

また、髪は角質の塊。

角質を除去しすぎると良くない点を考慮すると、保湿目的とはいえ、あまりヘアケアには多用できそうにありません。

ただ、資生堂の研究(参考1)により、尿素と主な成分の構造や性質が同じヒドロキシエチル尿素に、髪の毛のダメージを補修する効果があることがわかりました。

その高い保湿性によって、乾燥から毛髪を守り、みずみずしく潤った仕上がりにも効果があるようです。

今後、資生堂ではこの成分がヘアケア用品に応用・開発される可能性も。

ここは、尿素の髪への効果に関する、さらなる研究と製品化に期待したいところですね。

尿素の性質について見てきました。

お肌にも使いすぎることは良くない点を考慮すると、尿素を髪や頭皮のために、自己判断で扱うことはおすすめできません

ただし、保湿や角質除去だけではなく、髪の毛のダメージの補修という嬉しい効果も見出されつつある尿素。

今後髪用に製品化されれば、髪や頭皮の悩みを解決してくれる手段となるかもしれません。