目次

  1. 「毛包」と「毛嚢」って何のこと?
  2. 毛包と毛嚢の役割と機能
  3. 毛包炎(毛嚢炎)に要注意
  4. 髪の毛の基地となる毛包、炎症が起きたら早めのケアを

髪の毛の器官、「毛包」「毛嚢(もうのう)」

日常生活で聞く言葉ではありませんが、この記事にたどり着いた方はおそらくこの単語をご存知だったのでしょう。

しかし、その役割など詳細をご存知の方は少ないのではないかと思います。

この毛包、髪の毛にとって大切な役割や機能をもっています。

また一方で炎症を起こす場合もあるなど、トラブルの舞台となることも。

今回は、そんな毛包と毛嚢についてご説明していきます。

基本的な機能から炎症時の対策まで、毛包と毛嚢のすべてをお伝えしていきますので、ぜひご覧ください!

髪の毛をさやのように包んでいる「毛包(毛嚢)」
髪の毛をさやのように包んでいる「毛包(毛嚢)」

最初にお断りしておきますと、「毛包」と「毛嚢」は同じ意味です。

ハゲラボ編集部でもこの2つの語について調べてみましたが、まったく同じ意味で使われていました。

ただし、「毛包」の方がより一般的に使われている単語となります。

毛包(毛嚢)は、髪の毛の基地ともいうべき重要な役割を果たしています。

その名前の通り、髪の毛を包み込むように頭皮の内側に存在する器官。

毛包はさやのような形をしていて、その中にはバルジと呼ばれる領域があり、ここは髪の毛のもととなる細胞がいる場所です。

その細胞は毛母と呼ばれる場所で成長し、やがて角化(※)します。

この角化した状態が、私たちがよく知っている髪の毛というわけです。

こうしてみると、髪の毛の素となる細胞がいるのも毛包(毛嚢)、そして育つのも毛包(毛嚢)の中です。

髪の毛にとって、いかに毛包(毛嚢)が大切かがおわかりいただけたのではないでしょうか。

(※)角化:細胞が角質化、分裂(成長)しなくなること

細菌が侵入すると炎症を起こすことも
細菌が侵入すると炎症を起こすことも

この髪の毛にとって大切な毛包(毛嚢)は、冒頭でお伝えしたようにトラブルが起きることがあります。

ここでは、代表的なトラブルである毛包炎(毛嚢炎)の概要と対策についてご説明していきます。

毛包炎の原因と症状

毛包は、ときに炎症を起こすことがあります。

原因はマラセチア菌などの細菌が毛孔(けあな)から毛包(毛嚢)へ侵入することです。

マラセチア菌などの細菌が侵入すると、毛包炎(毛嚢炎)と呼ばれる炎症が起こります。

これは毛孔の部分が赤くなることが特徴で、ケースによっては数日で自然に治ることも。

また、おできのようになることもあります。

お伝えした通り自然に治ることもあるのですが、重症化すると腫瘍となったりするため、「毛包炎(毛嚢炎)は自然に治る」と楽観するのはおすすめできません

加えてもう一点補足しますと、別な炎症などでステロイド薬を使用している場合、細菌などの侵入を招きやすく、毛包炎を発症しやすくなることがあります。

ただしこう聞いたからといってステロイドの使用をやめるのではなく、あくまでも医師に相談、その指示を仰ぐようにしてください。

毛包炎になった際の対策

毛包炎(毛嚢炎)の場合、皮膚科の受診がスタートです。

マラセチア菌などに効果のある抗菌薬は、基本的に医師の指導のもと使われます。

そもそも頭皮に炎症を見つけたとしても、それが毛包炎かどうかは専門家の判断を仰ぐことが不可欠です。

あれ?と思ったら、必ず皮膚科を受診しましょう。

抗菌薬は、内服薬塗り薬どちらも用いられる可能性があります。

当然ではありますが、処方された際に伝えられる用法・用量を守って服用してくださいね。

自己診断は禁物、不安を感じたら皮膚科を受診しましょう
自己診断は禁物、不安を感じたら皮膚科を受診しましょう

ここまで、毛包(毛嚢)についてご説明してきました。

毛包は髪の毛の発達にとって大切な器官。 後半でご説明した炎症が起きた場合には、早めの対処が肝心となります。

先程お伝えした通り毛包炎は自然に治る場合もありますが、だからといって「大丈夫」と自分で判断するのはおすすめできません。

あくまでも、医師に相談した上で適切な治療を行いましょう。

毛包を正しく知り、より健康な髪の毛、頭皮を保ってくださいね!