目次

  1. キューティクルが存在する意味って一体何?枠割や特徴を知りたい!
  2. まずはキューティクルの【構造】を知る
  3. キューティクルが存在する意味とは…【役割や特徴】
  4. 傷つきやすく脆いキューティクルを守る方法はある?
  5. キューティクルの構造や役割を知って、毎日のケアに役立てよう!
髪の毛の美しさを導き出すキューティクル。
髪の毛の美しさを導き出すキューティクル。

「美しい髪を保つためにはキューティクルをケアしたほうがいい」なんて言葉を、よく耳にしませんか?

深く意味を考えずに、シャンプーやヘアトリートメントに気を使っている方は、沢山いらっしゃると思います。

ですが、毎日お手入れをしているはずの髪の毛の一部なのに、キューティクルの構造や役割については「分からない」という方がほとんどではないでしょうか。

キューティクルについての知識を深めていけば、キューティクルが「なぜ必要なのか」「どのようなケアが適切なのか」「どのようなヘアアイテムを選ぶべきなのか」を理解できるようになりますよ。

この記事では、キューティクルの構造や役割、特徴について解説していきますので、ぜひ、最後まで目を通してみてください。

基本の知識<髪の毛の3層構造>

髪の毛の3層構造
髪の毛の3層構造

キューティクルの構造を知る前に、まずは基本である<毛髪の3層構造>について説明していきます。

画像にも記載のある通り、髪の毛は外側から

  • キューティクル

  • コルテックス

  • メデュラ

という、3つの層に分かれており、例えるならば海苔巻きのような構造になっています。

この一番外側にあるのがキューティクル(毛小皮)です。

キューティクルの<構造>

キューティクルの構造
キューティクルの構造

キューティクルは、イオウ含有量の多いケラチン(硬質タンパク質)でできており、色は無色透明

毛先に向かって、特徴的なうろこ状に複数枚重なり合って形成されており、毛髪の内部から外部にかけて5~6枚ほど重なっています。

ちなみに、そのキューティクルは1枚が6~8層の“レイヤー”から成っているのですが、その8層のレイヤーについても、次の段落で詳しくご紹介していきますね。

キューティクルの断面図
キューティクルの断面図

キューティクルの8層になったレイヤーの名称はこちらです。

  • upperーβ層

  • エピキューティクル

  • Aー層

  • エキソキューティクル

  • エンドキューティクル

  • innerー層

  • lowerーβ層

  • δ(デルタ)層

先ほどから「キューティクルは8つの層から成る」と説明していますが、正確にはキューティクルであるのは“②~⑥”まで。

参考画像で、隣り合わせになっている①・⑦・⑧は、そのレイヤーやキューティクル同士を接着してつなげているCMC(注1)という物質から成っている層なのです。

注1:CMC(細胞膜複合体)とは、毛髪の物質同士を接着する役割を担う物質のこと。ヘアカラーやパーマをする時に用いる薬剤に対する抵抗性が非常に高いため、コルテックスを保護するのに役立つ。また、CMC内に含まれる脂質や有機酸、アミノ酸及び多糖類が髪の毛の水分を保ち、栄養分の流出を防いでいる。

構造を見て分かる通り、微細な物質が何層にもなって作られているキューティクル。

この丈夫に作られた物質が、毛髪の中枢を海苔巻きの“海苔”のようにぐるりと覆っており、毛髪内部の水分や栄養を逃がさないように保護したり、外からの刺激をカバーしたりと、髪の毛を健やかに保つための役割を担っているのです。

さらに、キューティクルはその複数重なっている物質が光を反射するためツヤを作り、綺麗に整うことでなめらかな手触りを生み出します。

キューティクルは、髪の毛を守り、美しく見せるために必要不可欠な存在だったのです。

キューティクルは修復できない?!

先ほどもお伝えした通り、髪の毛を刺激から守る役割をもつキューティクルですが、日頃から矢面に立って盾となっている分、相当のダメージが貯蓄されています。

そのため、毛先に向かうに連れて長年のダメージが積み重なったキューティクルは脆くなり、傷ついては剥がれるようになってしまうのです。


キューティクルが剥がれると、内部のタンパク質が流出して切れ毛や枝毛が発生しやすい状態になるので、髪の毛自体の傷みがぐっと加速するようになります。

そうして剥がれてしまったキューティクルは、実は再生することも、修復することもできません…

しかし、そのようにキューティクルが傷みすぎてしまうことを防ぐための<お手入れ方法>があるのです!

美しく健やかな髪を保つためには、キューティクルの健康は不可欠です。

修復できなくなってから後悔しないように、“早いうちに手を打っておく”ことをおすすめします。

元には戻らなくても、予防することはできる!

キューティクルに与えられる刺激を事前に防ぐための予防ケアは、以下の<4つ>です。

  • 低刺激のシャンプーで優しく洗う

  • トリートメントでダメージホールを補修

  • 洗い流さないトリートメントで髪をコーティング

  • ダメージを未然に防ぐ

キューティクルを外的要因によるダメージから守るためには、「これだけ頑張れば良い」という意味ではありませんので、徹底して予防ケアをしたいのならさまざまな角度からお手入れしていくことをおすすめします。

“正しいやり方”や“ケアのためのアイテム選び”について、もっと詳しく知りたいという方はキューティクルの傷みを予防する方法についてまとめた記事をチェックしてみてください。

大切なものだからこそ、きちんと知っておく必要があります。
大切なものだからこそ、きちんと知っておく必要があります。

ここまで、キューティクルの意味やその構造、特徴などについてご説明してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

せっかく毎日ヘアケアを施すなら、自分の髪の毛がどのような状態にあり、どういったケアをするべきなのかをきちんと自分で判断できるようにしておきたいですよね。

そのためには、今回ご紹介した「キューティクルの詳細」やその他の物質について学んでおく必要があります

自分の髪の毛を健やかに保つためにも、「髪の毛について、もっと多くのことを知っておきたい!」と感じている方は、【毛髪・髪の毛の基礎知識】などの記事を参考にすることをおすすめします。

身近な存在である髪の毛についてより知識が深まるのではないでしょうか。