目次

  1. 酸性雨とハゲ、その関係はいかに!?
  2. 酸性雨はハゲるって嘘!?
  3. そもそも酸性雨ってなに?
  4. なぜ酸性雨はハゲると言われるのか
  5. 酸性雨でハゲることはない!その根拠はこちら
  6. 実は、酸性雨以外の雨でハゲにつながることがある…?
  7. 雨でハゲないためにはどうしたらいい?
  8. 酸性雨は心配しすぎる必要は無い

公害の代表格である酸性雨

世間ではまことしやかに「酸性雨にぬれるとハゲてしまう」という噂が ささやかれていますよね。 一見本当のように思えるこの噂、 実は嘘だったなんてにわかには信じられないかもしれません。

今回は酸性雨がどういったものなのか…という点も踏まえ、 その真相に迫ります。

酸性雨が原因じゃない?!
酸性雨が原因じゃない?!

誤った知識や、噂に惑わされると、 対応が遅れてしまい、大変かも…!

結論から申し上げます。 酸性雨ではハゲません!!!

確かに酸性の液体は、タンパク質を溶かす性質があります。 洗濯洗剤などで活用されていますので、 酸性が強めの洗剤を触って、指がぬるっとした…という経験は誰しもあることでしょう。 これは、洗剤などに含まれる酸が指のタンパク質を溶かしている為起こるので、 洗っただけではぬめり感が消えないのです。

ではなぜ、酸性雨ではハゲないのか。 それは濃度の問題です。 酸性雨には確かにタンパク質を溶かしてしまう酸が含まれていますが、 髪を溶かしてハゲさせてしまうほどの濃度はないのです。

しかし、身体によいものではなく、人によってはアレルギーの心配もありますので注意が必要です。

かならず綺麗に流しましょう!
かならず綺麗に流しましょう!

決して頭皮や髪にとってよいものではありません。 もしも雨に濡れてしまったら、できるだけ早く綺麗に流しましょうね。

酸性雨でハゲることはないということは、お分かりいただけたかと思います。 ハゲないからって、浴びても大丈夫!ということはありません。

そもそも酸性雨がどんなものなのか、ご存知でしょうか。 これをきっかけに、酸性雨について正しい知識をつけてみませんか。

重大な環境問題のひとつ

イギリスでは産業革命の時代から、 工業排気によって、雨が酸性化していたといいます。

工場などででた石炭などの燃焼によるガスなどが、 大気中にある紫外線や水、酸素などと化学反応を起こすことで、 強い酸性を帯び、やがて雨になって降ってくるのです。

様々な規制がある現代においても、重大な環境問題の一つとしてとらえられています。

人体への影響

酸性雨が人体に与える影響をあなどることは出来ません。 ハゲるということはありませんが、たくさんの酸性雨を浴びると 髪が変色してしまうことがあります。 また、鼻や目などに刺激を感じることもあります。

酸性雨の酸により金属が溶け出します。 溶け出す金属にはアルミニウムも含まれますので、 それが海や川を経由して、私たちの口に入ることで脳に蓄積され、 アルツハイマー病の一因ともなりうると言われています。

自然環境すべてに影響がある

影響をうけるのは、人だけではありません。

川や湖に住む生き物を殺してしまうこともあります。 土壌や森林への影響があり、砂漠化を招きます。 海では、赤潮と呼ばれる大量の有害プランクトン発生の原因となり、 海の生き物も死滅させる力を持ちます。

長い間戸外で酸性雨にさらされた歴史的建造物も、その餌食になってしまいます。

地球温暖化も酸性雨が一因となっていることがお分かり頂けるかと思います。 人類として責任をもって対応すべき問題なのです。

酸性雨が恐ろしいものであることがお分かりいただけたと思います。 恐ろしいからこそ、「ハゲる」なんていう噂が広がってしまうのでしょう。

また、酸=溶かすというイメージが先行しているのだと思います。

必要以上に怖がったり、やみくもに噂を信じるのではなく、 正しい知識を持って、環境問題改善に取り組みましょう。

酸性雨でハゲるのが、ただの噂にすぎないということは、 ここまででお伝えしている通りです。

もうお分かりとは思いますが、その根拠について詳しくおさらいしておきます。

雨の酸性度は”弱酸性”

過去において日本でもかなり濃度の高い酸性の雨が降っていたことは事実です。 現在は、排気ガスや工場からの排気についての規制が整備され、 日本の雨の酸性度は”弱酸性”となりました。 つまり、 頭皮と同じ酸性度ということです。

しかし、酸性雨が強くなってきていたり、菌が含まれていることもありますので、決して100%問題無いとは言い切れません。

温泉の方が酸性度が高い

日本の雨の酸性度は、 上の図からも分かるようにPH4~5程度です。

ところで、酸性の温泉があるのはご存知でしょうか。 試しに上の図で「胃液」と「レモン」の間になるPH2という 比較的強い酸性を示す強酸性温泉を調べてみると、秋田県・青森県などにあり、 「刺激は強いが、多くの人に好まれる」とあります。

温泉入ったらはげた!なんて、聞いたことないですよね。

ここまでで酸性雨がハゲに影響ないことを知り、 じゃぁ、傘を忘れても大丈夫なんだ!!と安心した方!

それは、だめです!

日本の雨ではハゲないって言ったのに…。 正確には「酸性」だからではなく「濡れる」ことが問題なんです。

詳しく見ていきます。

雑菌が繁殖する

たとえ洗髪後だとしても、濡れたままにすることは好ましくありません。 湿気やあたたかさという、雑菌が好む環境になってしまい、 繁殖しやすくなるのです。 繁殖した雑菌は、嫌な臭い抜け毛の原因になることも。 まして、外の空気に触れている雨には洗髪とは比べ物にならない雑菌がいるわけです。

濡れてすぐに乾かすことが難しい場合も多く、 抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。

髪が傷みやすくなる

髪は濡れている状態だと、 まわりをコーティングしているキューティクルが開いた状態で ダメージを受けやすくなっています。 濡れて無防備な状態になっている髪に、 雨の中に含まれるチリやホコリといった不純物がついてくるわけですから、 大きなダメージを受けることは避けられません。 ダメージを受けてしまった髪は、当然抜けやすくなりますよ。

冷えて血行が悪くなる

あたまが濡れていると、髪から順に冷たく感じた経験、ありませんか。

AGAなど、薄毛の原因の一つに血行不良があげられます。 血液が行き届かないことが原因で、毛根や頭皮に十分な栄養が行きわたらないのです。

あたまを冷やしてしまうことで、この血行不良が起こります。 出来るだけ早く乾かすことが大切です。 また、長時間濡れたままにしておくことで、 髪が絡まるなどの頭皮トラブルも起こりやすくなると言われています。

とにかくできるだけ早く乾燥させる

ズバリこれしかありません。

早めに乾燥させる必要があるのは、雨に濡れた時だけではありません。 海やプールもお風呂やシャワーで濡れるのに比べ、 雨に近い、ないしは、雨より過酷な環境です。

頭皮にとって過酷な環境を理解し、 出来るだけ早く、乾燥させるよう努めましょう。 また、帰宅後はいつもより丁寧に洗髪し、 ホコリや雑菌を綺麗に洗い流すことも大切になります。

酸性雨によるハゲは今のところはそこまでの心配はいらない!と分かって頂けましたよね。 しかし、菌がふくまれていたり、濡れること自体が良くなかったり、酸性のレベルが上る可能性があるので注意は必要です。

雨に濡れたら、しっかり乾かし、 帰ってきてからはいつもよりも丁寧なケアを心がけてくださいね。