目次

  1. AGAの原因DHT(ジヒドロテストステロン)は抑制できるの…?
  2. DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制には、DHT生成を抑える必要がある!
  3. そもそも、DHT(ジヒドロテストロン)とは?
  4. DHT(ジヒドロテストロン)の生成を抑える方法とは…?
  5. DHT(ジヒドロテストロン)が生成されたあとでも、対処できる!?
  6. 《AGAのメカニズム》DHTとAGAの関係をおさらい
  7. 【要注意】DHT(ジヒドロテストロン)の生成を増やしてしまう行動
  8. 筋トレでハゲる!?DHT(ジヒドロテストロン)と筋トレの関係を動画でチェック
  9. まずはできることでDHT(ジヒドロテストロン)の抑制を!
DHTって抑制できるの?
DHTって抑制できるの?

AGAの原因とされるジヒドロテストロンは、抑制できるのでしょうか?できるとしたら、どのような方法があるのでしょうか?

薄毛の原因である、男性ホルモンの一種DHT(ジヒドロテストロン)
これを抑制できれば、薄毛の進行を止めたり、薄毛の改善ができるといわれています。

でも、実際にDHTの働きやDHTの生成を抑制することはできるのでしょうか?

今回は、そんな疑問を解決すべく、薄毛の原因DHTについて徹底解説。
AGAの対策として、今日から取り組める対策もご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

DHTを抑制するには、生成を抑えることが有効
DHTを抑制するには、生成を抑えることが有効

AGA対策のために、DHTの抑制を抑えましょう。

DHTを抑制するためには、DHTそのものの生成を抑える必要があります。

DHTの生成を抑える方法は大きく分けて、4つ。

では、それぞれの方法は、どのようにDHTの生成を抑制してくれるのでしょうか?

その詳細を知るためにまずは、DHTを生成しているものや、DHTが生成されやすい状況について理解する必要があります。
さっそく次で、DHTについて詳しくご説明していきますね。

DHTとは?
DHTとは?

まずは、DHTがどんなものなのか知りましょう。

ジヒドロテストロンは、強力な男性ホルモンの一つ。

テストステロンⅡ型5α-リダクターゼによって、生成されています。

このテストステロンとⅡ型5α-リダクターゼが一体どのようなものなのか、またDHTが生成されやすい状況はどんなものなのか、詳しくみていきましょう。

「テストステロン」とは?

テストステロンは、DHTの元の姿である、男性ホルモンの一種です。

これは、男性らしい体を作り上げているホルモン。
毛量の増加や、筋肉の増大など、男性の体を支える重要な役割を担っています。

血中のテストステロンの量は、AGAの人とそうでない人でも、さほど差はないとされていますが、加齢によって減少し、喫煙や過度な筋肉の刺激などで増加するといわれています。

「Ⅱ型の5α-リダクターゼ」とは?

Ⅱ型の5α-リダクターゼは、テストステロンをDHTに変換させる酵素
毛の成長を担う、毛乳頭細胞というところに存在します。

このⅡ型の5α-リダクターゼは、血中から毛乳頭細胞へと入り込んだテストステロンと結びつき、テストステロンをDHTへと変換させます。

つまり、DHTを作り出す直接的な原因が、Ⅱ型の5α-リダクターゼといえるのです。

DHTが生成されやすい状況とは?

DHTは、Ⅱ型の5αリダクターゼがテストステロンと結びつくことで作り出されていることがわかりました。

つまり、この結びつきが活発になれば、薄毛の原因とされるDHTの生成も増え、薄毛も進行しやすくなるのです。

では、どのような場合にDHTの生成が活発になるのでしょうか?

DHTが増える場面として考えられているのは、

  • Ⅱ型の5αリダクターゼの活性化
  • テストステロンの減少
  • テストステロンの増加

Ⅱ型の5αリダクターゼが活発だと、テストステロンとの結びつきやすくなり、DHTが増えてしまいます。

また、DHTの元であるテストステロンが減ると、足りなくなった男性ホルモンを補うためにより強いDHTの生成が活発になるのです。
DHTも男性ホルモンの一つなので、体を守るためには当然といえる働きかもしれませんね。

さらに、必要以上にテストステロンが増えることで、血中から毛乳頭に入り込むテストステロンも増えるため、DHTの生成が増加します。


言い換えるなら、これらDHTが生成されやすい状況を作らない、もしくは生成を阻害することで、DHT自体の生成を抑えることができるのです。

次では、DHTの生成を抑える方法を詳しくご紹介していきますね。

DHTは、テストステロンとⅡ型の5α-リダクターゼの結びつきによって生成されるのですから、この結びつきを阻害することができればDHTの生成は抑制できます。

この結びつきを阻害するには、Ⅱ型の5α-リダクターゼの活性の抑制テストステロンを正常値にすることが必要。

これらを行う方法として、最初にご紹介した、

があるのです。

それではさっそく、それぞれの方法について、詳しくみていきましょう。

薬による抑制

薬による抑制
薬による抑制

薬によって、Ⅱ型5α-リダクターゼの活性を抑えることができます。

DHTの生成の抑制として、薬が用いられる場合も少なくありません。

目的は、Ⅱ型の5α-リダクターゼの活性を抑えること。

主にAGA治療を行うクリニックで処方されるのが、

  • フィナステリド(プロペシア)
  • デュタステリド(ザガーロ)

の2つ。

フィナステリドを含む薬は5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬として販売されており、デュタステリドの場合は5α-還元酵素Ⅰ型Ⅱ型阻害薬となっています。

どちらともⅡ型の5α-リダクターゼを阻害する効果があるので、前頭部から頭頂部の薄毛に悩む方に有効といわれる薬です。

ノコギリヤシによる抑制

ノコギリヤシによる抑制
ノコギリヤシによる抑制

ノコギリヤシもⅡ型5α-リダクターゼの抑制に有効とされています。

薬と異なりますが、ノコギリヤシもⅡ型の5α-リダクターゼの働きを抑えるのに有効なのではといわれています。

現在、まだその効果に科学的な根拠はないとされていますが、ノコギリヤシの果実には脂肪酸が多く含まれているため、5α-リダクターゼの働きを抑えるのではという考えがあるのです。

今はまだ効果が認められているわけではないので、国内で医薬品として扱われてはいませんが、サプリメントなど手軽に入手できますよ。

食事による抑制

食事による抑制
食事による抑制

食べ物でも、Ⅱ型5α-リダクターゼに有効といわれているものがあります。

食事によって、Ⅱ型の5αリダクターゼの活性を抑えることもできるとされています。

特に有効とされているのが

  • イソフラボン
  • 亜鉛

を含む食材。

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする成分。

そのため、Ⅱ型の5αリダクターゼの働きを抑制し、テストステロンがDHTに変換されにくい状況を作ってくれるとされています。

また、以下の研究内容によると亜鉛も5αリダクターゼの働きを抑えるといわれています。

The effects of zinc sulphate and azelaic acid on 5 alpha-reductase activity in human skin were studied using an in vitro assay with 1,2[3H]-testosterone as substrate. When added at concentrations of 3 or 9 mmol/l, zinc was a potent inhibitor of 5 alpha-reductase activity. At high concentrations, zinc could completely inhibit the enzyme activity. Azelaic acid was also a potent inhibitor of 5 alpha-reductase; inhibition was detectable at concentrations as low as 0.2 mmol/l and was complete at 3 mmol/l.

Inhibition of 5 alpha-reductase activity in human skin by zinc and azelaic acid.

「亜鉛とアゼライン酸による、人の皮膚細胞における5αリダクターゼの活性を阻害」

この研究は、人の皮膚細胞に3と9mmol/lの濃度の亜鉛を加えたところ、5αリダクターゼの活性を阻害でき、9mmol/lの濃度では酵素活性(5αリダクターゼの活性)を完全に阻害できたとのものでした。

ちなみにアゼライン酸はニキビ治療薬として使われる成分なのですが、亜鉛と同様に5αリダクターゼの活性阻害を確認できてます。


この実験は人体実験をしているわけではないので、亜鉛が5αリダクターゼを抑制しうる成分という結果にしか至っていません。

実際のところ亜鉛がリダクターゼを抑制する効果があるのかに関してはもう少し研究が進展するのを待つ必要がありそうですね。

(追記)

色々と調べてみたところ、亜鉛の摂取によりテストステロンが増加するとの研究も見受けられました。

5αリダクターゼを阻害できたとしてもテストステロンが増加したらDHTも増えてしまいますね…。

亜鉛の摂取がDHT生成の抑制側で働くのか、それとも促進側で働くのかは、また情報を調べて更新したいと思います。

生活習慣の改善による抑制

生活習慣の改善による抑制
生活習慣の改善による抑制

ホルモンバランスを整えるためには、生活習慣の見直しも大切です。

生活習慣の改善もまた、DHTの生成を減らすために必要です。

テストステロンの増減によって、DHTの生成が進んでいる場合、生活習慣の見直しによってテストステロンを正常値にすることができるのです。

テストステロンは、男性ホルモンの一種なので、正常値にするためにはホルモンバランスを保つことが有効。

ホルモンバランスは、食事や睡眠、運動などの生活習慣や、ストレスなどの精神的な負担によっても左右されます。

そのため、

  • バランスの良い食事をとる
  • 良質な睡眠をとる
  • 適度な運動をする
  • ストレスを解消する

といったことが必要になります。

バランスの悪い食事を取っている場合や、あまり睡眠時間が取れていないという場合は、生活習慣の見直しをしましょうね。

これらは、DHTや薄毛だけでなく、健康管理としても大切なので、無理のない範囲でも改善をしていくことをおすすめしますよ。

DHTが生成されてからでも間に合う!
DHTが生成されてからでも間に合う!

DHTは、体に溜め込まず排出しましょう。

DHTが生成されたあとでも、対策が遅いということはありません。

実は、生成されてしまったDHTを体外に排出する方法もあるのです。

それがこちら。

  • 排尿
  • 発汗

尿には、体に溜まった老廃物や不要なものを排出してくれる働きがあります。
ただ、体内の水分が足りていないと、本来排出されるはずのものも、うまく排出できなくなっしまう可能性がが。

過剰摂取は避けるべきですが、適度に水分をとるようにしましょう。
そうすることで、DHTも体外に排出されやすくなりますからね。


また、発汗によるDHTの排出も有効です。
特にエアロビやウォーキング、スイミングなどの有酸素運動がおすすめ。

筋肉を使いすぎることもないので、不要なテストステロンの増加を防ぎながら、運動することができますよ。

DHTとAGAの関係をおさらいしましょう!
DHTとAGAの関係をおさらいしましょう!

AGAの対策として、DHTの抑制が有効なのは、なぜなのかしっかり理解して対策をしましょうね。

AGAの原因とされるDHT。
実際に、この2つにはどのような関係があるのでしょうか?

今回ご紹介したDHTの抑制方法を正しく活かしていくためにも、AGAのメカニズムとDHTとAGAの関係をおさらいしておきましょう。

DHTが髪の毛の成長を止めることでAGAに…

DHTには、成長阻害因子という物質を誘導する働きがあります。

この成長阻害因子は、髪の毛を作り出している毛母細胞の休止期を早め、髪の毛の成長を止めてしまいます。
たとえ新しい髪の毛が生えてきたとしても、その髪の毛もまた成長できません。

これが繰り返されることで、髪の毛の付け根を覆っている毛包の縮小が進んでいきます。

それに伴って髪の毛もどんどん細くて短い、柔らかい毛となり、早く抜けてしまうのです。

この状態こそ、AGA(男性型脱毛症)

つまり、DHTがAGAの原因になっているといえるのです。

DHTの生成を増やすNG行動もあります。
DHTの生成を増やすNG行動もあります。

DHTの生成を抑えるためにも、これらの行動は控えましょう。

ここまで、DHTを抑制する方法をお伝えしてきましたが、これらの反対になるような行動がDHTの生成を促してしまうのは、容易に想像がつきますよね。
例えば、睡眠を取らなかったり、食事のバランスが取れていなかったり…。

けれど、実はこれ以外にもDHTの生成を促進してしまう行動があるのです。

AGAの進行を早めないためにも、しっかりチェックしておきましょう。

過度の飲酒

アルコールの摂取は、テストステロンを減少させることがわかっています。

適度な飲酒であれば、ストレスの発散にもなるので問題はありませんが、毎日お酒を飲んだり、過剰な量を摂取すると、テストステロンが大幅に減少してしまいます。

テストステロンが足りなくなると、DHTの生成が活発になるとお話しましたね。

DHTの生成を減らすなら、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。

過度の運動

また、筋肉に過度の負担を与える運動もあまりおすすめできません。

発汗によって、DHTを体外に排出できる反面、運動をするとテストステロンが増えるといわれています。
特に、筋肉への負担が大きくなるほど、テストステロンの量は増えていきます

あまりにテストステロンを増やしてしまうと、それもまたDHTの生成を助けることになってしまいますからね。

運動は適度に、筋肉にあまり大きな負担をかけないような、有酸素運動にとどめておきましょう。

喫煙

喫煙は、血流を悪くしたり、肺を汚すだけではありません。

喫煙者の方が、DHTの量が多いという研究結果も出ているのです。

AGA治療を行なっているクリニックでは、治療の際に禁煙をすすめるクリニックもあるほど。

無理に今日から禁煙をするとなると、ストレスになり薄毛の進行に拍車をかけてしまう可能性もあるので、まずは無理のない範囲で本数を減らすところから始めましょう。

筋トレでハゲますか?AGA体質ならハゲます! #AGA #ハゲ

筋力トレーニングと薄毛の関係を解説している動画がありました。

こちらの動画では、筋トレとハゲの関係について、説明されています。

運動といっても、筋肉への負担が大きい筋トレは、男性ホルモンの増加につながり、薄毛が進行する可能性があるようですね。

また、動画の中でお話しされているAGA体質かそうでないかというのは、遺伝子が大きく関わっています。
簡易的に遺伝子の検査をすることもできますが、しっかりと自分の体質を知りたいという方は、AGA治療を行なっているクリニックでの遺伝子検査がおすすめですよ。

早めの対策が大切!
早めの対策が大切!

まずはできることから、AGA対策を始めましょう。

DHT(ジヒドロテストロン)を抑制するためには、DHTの生成を抑えることが有効です。

その方法としては、薬やサプリメント、食事によるⅡ型5αリダクターゼの活性の抑制、生活習慣によってテストステロンを正常値にすることなどがありました。

薬は、クリニックで処方してもらわなければいけないので、すぐに始めるのは難しいですが、ちょっとした食事の改善や運動など、普段からできそうな対策もたくさんあります。

まずはできることから、DHTの抑制やAGA対策を、をはじめて行きましょう。