目次

  1. M字ハゲ、なんとかしたい!!
  2. M字ハゲは植毛で治せるの?
  3. 【気になる費用】M字ハゲの植毛っていくらかかるの?
  4. 【注意】M字ハゲの植毛にはこんなリスクも
  5. M字ハゲを植毛で治すために
なんとかしたいM字ハゲ
なんとかしたいM字ハゲ

AGA(男性型脱毛症)の症状の一つである「M字ハゲ」

M字ハゲに悩んでいる方の中には、育毛剤や発毛剤など、すでに色々な方法を試された方もいると思います。

それでも改善されなかった場合、M字ハゲ改善の最後の砦として挙がってくるのが「植毛」です。

けど、どうして植毛がM字ハゲに有効な治療法なのでしょうか?

そこで今回は、M字ハゲに有効とされる「植毛の仕組み」について、詳しく解説します。

M字ハゲにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください!

本当にM字ハゲが植毛で治るのでしょうか? 

それは、「植毛の仕組み」を理解することで、ご納得いただけるはずです。

これから解説していきますね。

そもそも植毛とは?

植毛とは、「薄毛の部分の頭皮に、毛を植え込む外科手術」のこと。

髪の毛を作る組織(毛包)が死んでしまっている部分にも、髪の毛を植えることができます。

田植えをイメージするとわかりやすいのではないでしょうか。

また、植毛には2種類の方法があるんですよ。

  • 自分の毛を使う「自毛植毛」
  • 人工の毛を植える「人工毛植毛」

それぞれの違いについて見ていきましょう。

自毛植毛とは?

後頭部からドナー(毛包)を採取
後頭部からドナー(毛包)を採取

まずは自毛植毛から解説します。

自毛植毛とは「 自分の後頭部などから、髪の毛を作る組織(毛包)を採取し、薄毛の部分に移植する方法」です。

いわば、「髪の毛の引っ越し」と考えてください。

自毛植毛の中でも、施術方法は2種類に分かれるんですよ。

  • FUT法
    メスを使って頭皮を切開する方法

  • FUE法
    メスを使わずパンチと呼ばれる機器で頭皮に穴をあけ移植する方法

どちらも髪の毛1本1本を植えるのは大変ですから、上のイラストのように、複数の髪の毛をまとめて、移植します。 

この一まとめにした毛包の単位を「株(グラフト)」と言い、1グラフトには2~4本の髪の毛が入っているんですね。

続いて、自毛植毛のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

自毛植毛のメリットとデメリット

自毛植毛には、以下のメリットとデメリットがあります。

自毛植毛のメリット

  • 薄毛になりにくい後頭部の毛を移植するので、定着すれば半永久的に薄毛にならない
  • 毛包が死んでいる部分にも髪の毛が生える

自毛植毛のデメリット

  • 外科手術なので、術後、後頭部や移植部分に傷や痛みが残る
  • 術後すぐに効果が表れず、髪が生えてくると実感するまで、半年ほど時間がかかる

メリット・デメリットを踏まえた上で、施術を検討できるといいですね。

続いて、人工毛植毛について見ていきます。

人工毛植毛とは?

人工毛植毛は植毛針を使用

引用:ニドークリニックより

続いては人工毛植毛です。

人工毛植毛は、「ポリエステルやナイロンなど、合成繊維でできた人工毛を植毛針使用して薄毛の部分に植える方法」です。

手術後、すぐに好みの髪型にできる特徴があるんですよ。

では人工毛植毛のメリットとデメリットを見てみましょう。

人工毛植毛のメリットとデメリット

人工毛植毛のメリット・デメリットは以下の通り

人工毛植毛のメリット

  • 生えるのを待つ必要がなく、手術後、すぐに希望のヘアスタイルになる

  • 全体的に脱毛している方でも増やしたいだけ増やせる

人工毛植毛のデメリット

  • 頭皮に異物を埋め込むので、炎症や感染症などの皮膚トラブルが起きる可能性がある。

  • 髪の毛が抜けやすく、人工毛植毛を繰り返す必要がある。

注意していただきたいのは、自毛植毛と異なり、身体へのデメリットが大きい点です。

このことから、日本皮膚学会では「日常診療において使用しないよう勧告する」という最低評価が下されています(注1)。

ヘアラボとしても、身体的リスクを考慮し、人工毛植毛はおすすめしていません。


注1:男性型脱毛症診療ガイドライン(2010 年版)P.9

これまで、植毛の仕組みを見てきました。

植毛は髪の毛を作る組織(毛包)が死んでしまった部分にも、髪の毛を植えられる医療技術。

なので、植毛はM字ハゲに有効な治療方法だと言えるんですね。

M字ハゲの植毛をもっと知りたい…!と思った方もいらっしゃるのでは?

そこで次に、M字ハゲの植毛費用をご紹介します。

M字ハゲの植毛にかかる費用って?
M字ハゲの植毛にかかる費用って?

M字ハゲの植毛を行った場合、いくら費用がかかるのか見てみましょう。

植毛手術の費用は保険適応外の自由診療のため、10割負担となります。

植毛する範囲には個人差ありますが、M字ハゲは目安として1000~1500グラフトほど

最初に紹介したM字ハゲの自毛植毛の症例写真が1000グラフトでした。

1000グラフトの範囲は約60cm²、髪の毛の本数では2500本前後。 今回はこれを基準にみていきます。

M字ハゲの自毛植毛費用

まずは自毛植毛の費用から見ていきましょう。

1つ目はアイランドタワークリニック。

アイランドタワークリニックは、メスを使わない施術法のみになります。

アイランドタワークリニック

メスを使わない自毛植毛

アイランドタワークリニックの「刈らないDirect」

以下はアイランドタワークリニックのM字ハゲの自毛植毛の費用です。

手術方法 M字ハゲの費用 1000グラフトの合計金額
i-Direct法 ・基本治療費216,000円
・1グラフト1,296円
1,512,000円
刈らないDirect法 ・基本治療費216,000円
・1グラフト2,160円
2,376,000円

■ 費用について

値段は税込みです。

■施術法について

「i-Direct(アイダイレクト)法」は毛包の採取や移植の際に、それぞれ直径0.8mmと0.6mmの極細チューブパンチを用いることで、傷跡や痛みを軽減させる施術法です。

対し、「刈らないDirect法」は毛包を採取する際、後頭部の髪を刈り上げず、手術前とヘアスタイルが変わらない特徴の施術法です。

AGAルネッサンスクリニック

続いては「AGAルネッサンスクリニック」です。

手術方法はメスで切開するドナーストリップ法と、メスを使わないARTAS(アルタス)植毛があります。

手術方法 M字ハゲの費用 1000グラフトの合計金額
ドナーストリップ法 ・基本治療費なし
・1グラフト888円
888,000円
ARTAS植毛 ・基本治療費なし
・1グラフト888円
888,000円

■費用について

値段は税込みです。 また、1グラフトの単価は、移植するグラフト数が多くなるごとに下がります。

■施術法について

「ドナーストリップ法」はメスの切開痕の縫合にPDF-2という特殊糸を使い、頭皮にかかる張力を軽減させる施術法。

対し、「ARTAS植毛」は毛包の採取や移植をARTASロボットが行い、手作業による施術時間を軽減させる施術法です。

M字ハゲの人工毛植毛費用

続いては、M字ハゲの人工毛植毛の費用を見ていきましょう。

人工毛植毛では、髪の毛の本数で費用が決まり、2600本前後が1000グラフト(約60㎠)と同範囲です。

人工毛植毛のクリニックは少なく、ヘアラボ調べでは「ニドークリニック」と「UFクリニック」のみでした。

ニドークリニックは札幌~福岡まで全国に7院、UFクリニックは名古屋市のみの1院です。

ニドークリニック/UFクリニック

それではM字ハゲの人工毛植毛の費用を紹介します。

クリニック名 M字ハゲの人工毛植毛の費用 髪の毛2600本の合計金額
ニドークリニック ・基本治療費なし
・髪の毛1本260円が目安(税抜き)
730,080円(税込み)
UFクリニック ・基本治療費なし
・髪の毛1本130円が目安(税抜き)
3,650,400円(税込み)

参考:ニドークリニック/UFクリニック

M字ハゲの植毛にはリスクも…
M字ハゲの植毛にはリスクも…

M字ハゲの治療に魅力的な植毛ですが、実はこんなリスクもありえます。

  • (1)M字部分の髪の毛だけが残り、離れ小島になる

  • (2)手術時の麻酔の影響で1週間前後、額やまぶたが腫れる

それぞれ順に説明しますね。

(1)M字の部分の髪の毛だけが残り、離れ小島になる

植毛したM字部分以外の既存の髪の毛がAGAによって徐々に抜けていくリスクがあります。

その結果、植毛した部分の髪の毛だけが残り、離れ小島のようになることも…。

極端な例ですが、サッカーの元ブラジル代表、ロナウド選手がしていた大五郎カットのようなイメージです(大五郎カットはヘアスタイルの一つ)。

植毛は薄毛の部分に髪を植える施術であり、AGAの進行を止める治療ではありません。

離れ小島になるリスクについて、横浜のヨコ美クリニックは、珍しいケースと述べています。

ただし、リスクの一つとして、知っておくことは大切でしょう。

M型の移植毛だけのこってしまったケースを過去に拝見したことがありますが皆様が考えているような頻度ではありません。極端なケースは20年間の内に数例経験しておりますがそのような方でも植毛を再度行って不自然さを解決できたと思います。

医療法人横美会 ヨコ美クリニック「植毛コラム」

手術時の麻酔の影響で1週間前後、額やまぶたが腫れる

2つ目のM字ハゲの植毛のリスクは、手術時の麻酔によって、1週間前後、額やまぶたが腫れることです。

植毛の手術時には痛覚を鈍くするため、10本から20本前後、頭部に局所麻酔を打ちます。

特に前頭部などに植毛した場合、移植部に打った麻酔が額や目のまわりに下がってきて、少し腫れたり、赤く変色することがあります。

紀尾井町クリニックでは、腫れは4~5日目がピークで、1週間前後で自然に治ると述べています。

腫れや痛みが仕事に影響が出る方もいるかと思いますので、注意が必要でしょう。

植毛中に使用する麻酔薬の影響で、3~4日目頃から額や目のまわりが少し腫れたり、赤く変色することがあります。

紀尾井町クリニック「額やまぶたの腫れ」

M字ハゲの治療として植毛を紹介してきました。

植毛がM字ハゲなどのAGA治療において、最後の砦と言われる理由が理解できたでしょうか?

ただし、最後にお伝えしておかなければいけないのは、植毛はAGAの進行を止めるものではないということ。

M字ハゲの部分を植毛しても、既存の髪の毛が抜け、場合によっては薄毛の根本解決のために、別の対策をする必要もあります。

ですから、今回紹介した植毛の知識を参考に、よく検討した上でご判断ください。

今回、紹介したクリニックでは無料のカウンセリングや、メール相談も行っています。

「植毛をもっと知りたい!」という方は、ぜひ利用してみてくださいね。