目次

  1. つむじがかゆいとハゲるって本当?
  2. つむじがかゆいこととハゲに直接的な関係はない
  3. つむじの“かゆみ”をもたらす4つの原因
  4. 【対策】これ以上かゆみをひどくしないために
  5. つむじが“かゆい”せいでハゲることはない!

「つむじのあたりが頻繁にかゆい!」とお悩みの方はいませんか?

さらに「つむじがかゆいのはハゲのサイン」という噂を聞いたことがあり、最近つむじ部分の毛が少し薄い気もして「ハゲないか不安だ、どうにかしたい」と思っている方もいることでしょう。

この「つむじがかゆいこと」と「ハゲ」は、本当に何か関係があるのでしょうか?

そこでヘアラボ編集部は、かゆいつむじとハゲとの関連性やかゆみの原因を調べてみました!

もちろん対策法も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

つむじがかゆいこととハゲに関係はあるのか?

この疑問を解明すべく、内閣府認定の「日本毛髪科学協会」の無料電話相談で相談してみました。

結果、2017年7月現在の時点で、
「つむじがかゆいこととハゲに直接的な関係はありません」
という回答をいただけました。

ただし、ハゲの原因となる皮膚炎の一つ「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」の症状としてつむじがかゆい、ということはあるそうです。

つまり、つむじがかゆいこととハゲは直結しませんが、症状によってはかゆいまま放っておくとハゲる可能性はあると考えられるでしょう。

それでは次の段落で、ハゲになる可能性のある「脂漏性皮膚炎」をはじめ、かゆいつむじの原因について紹介していきます。

ムズムズとかゆい、我慢できないつむじのかゆみ。

ここでは、つむじがかゆい原因となる以下の4つについて説明していきます。

  • 脂漏性皮膚炎
  • 頭皮の乾燥
  • 接触性皮膚炎
  • アトピー性皮膚炎

①脂漏性皮膚炎

症状は、かゆみの他にフケや頭皮のにおい、かさぶた、赤みなどがあげられます。

脂漏性皮膚炎が起きる原因は、「マラセチアという皮膚常在菌の増えすぎ」です。

マラセチア菌は、偏った食生活や睡眠不足、乾燥などによる皮脂の増加に伴い、菌も異常増殖することでかゆみなどの症状を引き起こすというわけ。

そして、「脂漏性皮膚炎」は、悪化するとハゲの原因になることも。

そもそも髪の毛は、「ヘアサイクル」と呼ばれる2〜6年をかけて、生えては抜ける周期を繰り返しています。

しかし、脂漏性皮膚炎が悪化した場合、毛孔(もうこう)を通じて毛根に影響を与え、ヘアサイクルの中で髪の毛が成長する期間にあたる「成長期」から、髪の毛が抜けてしまう「休止期」へと変えられてしまい、ハゲてしまうことがあります。(参照1)

つまり、成長できなくなった髪が抜けることで、ハゲに繋がる可能性が出てくるというわけです。

参照1:書籍「髪毛の話」(文春新書)P63より

②頭皮の乾燥

頭皮の乾燥による主な症状は、かゆみ、フケ、湿疹など。

シャンプーの洗浄力が強すぎたり、生活習慣が乱れたりすることで、皮脂の分泌量が減り、頭皮が乾燥してしまうことがあるのです。

本来、適度な量の皮脂は「バリア機能」の一部として、肌の水分を逃がさないようにしたり雑菌の侵入を防いだりして肌を守ってくれています。

しかし、皮脂が減るとバリア機能は弱まり、湿疹やじん麻疹などを発症しやすくなるほか、汗などのちょっとした刺激でもかゆみを生じるようになってしまうのです。

ただし、乾燥による頭皮のかゆみはハゲには直接関係しません

③接触性皮膚炎

接触性皮膚炎、いわゆる「かぶれ」も頭皮の乾燥同様、かゆみはあるもののハゲとは直接的な関係はありません。

症状は、かゆみ、ヒリヒリとした痛み、赤みなど。場合により、かさぶたや出血を伴うこともあります。

カラー剤などの薬剤やワックスなどのヘアケア用品、ヘアアクセサリーに使われている金属などが頭皮に触れ、頭皮がアレルギー反応を起こすことで炎症が起きるのです。

④アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎も、接触皮膚炎同様、かゆみはあるもののハゲには直接影響しません。

症状は、かゆみ、発疹など。

アトピー性皮膚炎の肌は乾燥しがちで、肌を守る「バリア機能」が低下している関係で、雑菌などの刺激を受けやすくなっています。

刺激物質となるアレルゲンや乾燥した空気に触れたり、汗をかいたり、精神的ストレスにさらされることでかゆみが増すのです。

かゆいところを引っ掻くと、それが刺激となってさらにかゆみが生じ、「かくとさらにかゆくなる」という悪循環が起こります。

引っ掻くことで刺激になりさらに肌のバリア機能の低下や傷ができるなど、かゆいところをかき続けてもあまり良いことはありません。

これ以上つむじのかゆみをひどくしないためには、どうすれば良いのでしょうか?

ここでは、つむじがかゆい原因で紹介した「脂漏性皮膚炎」「頭皮の乾燥」「接触性皮膚炎」「アトピー性皮膚炎」から起こるかゆみの対策を説明していきます。

シャンプーを変える

この「シャンプーを変える」方法は、つむじがかゆい原因であげたすべてに適用できる対策になります。

原因別に使いたいシャンプーの種類はこの3つ。

  • 脂漏性皮膚炎
    • 高級アルコール系シャンプー
  • 頭皮の乾燥
    • アミノ酸系シャンプー
  • 接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎
    • 石鹸系シャンプー

まず、「脂漏性皮膚炎」は洗浄力の強いシャンプーでしっかり洗い上げ、頭皮の過剰な皮脂を取り除くことが肝心。洗い上がりなどを考えて、洗浄力の高い高級アルコール系シャンプーを選ぶといいでしょう。

そして、「頭皮の乾燥」は、頭皮の水分を逃がさないように洗浄力が強すぎないシャンプーを選ぶのがポイント。おすすめしたいのが、頭皮や髪と同じ弱酸性のアミノ酸系シャンプーです。

また、「接触皮膚炎」「アトピー性皮膚炎」のかゆみは、刺激物質に触れて起こることがあります。その場合は、刺激の少ない石鹸系シャンプーに変えるのがおすすめです。

詳しくシャンプーの種類や選び方などを解説した記事があるのでぜひチェックしてみてくださいね!

毎日髪を正しく洗う

この「毎日髪を正しく洗う」方法は、頭皮にあったシャンプー選びと一緒に行いたい対策。

中でも「脂漏性皮膚炎」は前にも述べたように、皮脂をエサとする皮膚の常在菌であるマラセチア菌が、皮脂の量が増えると増殖して皮膚炎を起こすことがあります。

ですから、正しく洗髪してマラセチア菌が活発になる原因の「皮脂の量」を抑え、菌が増えないようにしましょう。

人にもよりますが、洗う頻度は基本的に1日1回が最適です。

ヘアラボがおすすめする洗い方の手順は以下の通り。

  • 洗髪前のブラッシングを行う
  • ぬるま湯だけで素洗いをする
  • シャンプーを手で泡立てる
  • 泡立てたシャンプーで指を立てて頭皮を優しく洗う
  • よくすすぐ

詳しい洗髪方法については、「シャンプーを活かす洗髪方法〜ヘアラボ編集部が実践!〜」記事をぜひ参考にしてみてくださいね。

病院へ行く

上で紹介した方法を試してもかゆいままだったり、一刻も早く治したかったり、明らかに脱毛が起こっていたり湿疹などの異常が見られたりする場合は、病院へ行きましょう。

診療科は「皮膚科」です。

日本毛髪科学協会でも推奨している「毛髪外来」のある病院で受診するのが一番。

「毛髪外来」が見つからない場合は、ネットで「頭皮 皮膚科」などのキーワードで検索してヒットする皮膚科があればそこに行くのがいいでしょう。

もし、頭皮に詳しそうな皮膚科が近所になければ、まずは普通の皮膚科に相談してみてくださいね。

つむじがかゆいこととハゲることは直接的な関係ないことがわかりました。

そして、かゆいつむじの原因となる症状や対応策についても紹介してきましたが、お役に立てたでしょうか?

つむじがかゆいと感じている方は、まずは紹介した対策を試してみてください。自身に合ったシャンプーを選んで、正しく洗髪を行い頭皮環境を整えることは、薄いかも…と感じる髪の毛にもいい影響を与えてくれますよ。

それでも症状が改善されなかったり、ハゲてきたと感じたり、明らかな異常がみられる場合は、早めにお医者さんに診てもらってくださいね。

あなたのつむじのかゆみが、早く治るように祈っています!